大学の基本情報
- 大学名
- 小樽商科大学
- 本部所在地
- 北海道小樽市緑3丁目5番21号
- 設立年(設置認可年)
- 1949
- 大学の連絡先(代表番号、メールアドレスなど)
- 0134-27-5206
平日:8:30-12:00,13:00-17:15
shomu@office.otaru-uc.ac.jp
連絡先ページへ - 大学の種類
- 国立・大学(大学院大学を含む)
- 総学生数(学部)
- 2,262人
- 総学生数(大学院)
- 101人
- 総教員数(本務者)
- 115人
(2024年5月1日現在)
大学の教育研究上の目的や建学の精神
【大学(学部)の目的】
1.小樽商科大学は,現代社会の複合的,国際的な問題の解決に貢献しうる広い視野と深い専門的知識及び豊かな教養と倫理観に基づく識見と行動力により,社会の指導的役割を果たす品格ある人材の育成を目的とします。
2.小樽商科大学は,前項の目的を達成するために,多様な学問分野の修得と課題を発見し考察する力の涵養をめざす実学教育を実践するとともに,それを支える高い水準の研究を推進し,国際交流の促進,学習環境の改善,課外活動の支援及び教職員と学生の交流等に努めます。
【大学院の目的】
小樽商科大学大学院は,学術の理論及び応用を教授研究し,その深奥をきわめ,又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い,文化の進展に寄与する人材の育成を目的とします。
【建学の精神】
小樽商科大学は,建学以来築いてきた自由な学風と実学重視の精神を継承し,さらにこれを発展させて,複雑高度化した現代社会の多元的な問題解決への貢献と人類普遍の真理探求を使命とする教育研究機関として,一層の充実を目指す。
大学の特色等
小樽商科大学は,1911年に開学した小樽高等商業学校(1944年に小樽経済専門学校と改称)を前身とし,1949年に小樽商科大学,2004年に国立大学法人小樽商科大学となりました。2022年4月には帯広畜産大学及び北見工業大学と経営統合し,国立大学法人北海道国立大学機構小樽商科大学として新たな一歩を踏み出しました。
本学では,「商学」を伝統的にイメージされている特定の分野に限定することなく,実践的・応用的総合社会科学として広義に捉え,開学以来,実学と語学を重視する教育方法を実践してきました。近年では,グローバル時代の地域マネジメント拠点として北海道経済の発展に貢献することをミッションに掲げ,北海道経済が求める「グローバルな視野で地域の問題を解決できるグローカル人材」の育成や,産学官連携事業,地域課題研究に力を入れてきました。
1.学部教育
学部教育においては,「経済学科」「商学科」「企業法学科」「社会情報学科」の専門4学科による専門教育を展開するとともに,実学の伝統に基づいて,現実社会との関わりや実践を重視した教育方法を推進しています。ゼミナール教育を重視し,専用のゼミ室を配置して,教員・学生の交流,学修の拠点としています。また,教養教育こそがこうした実学の前提であり基礎であるとの認識から,カリキュラム上,伝統的に教養教育を重視しています。語学教育では,「ビジネスに国境なし」との考え方から,創立以来「北の外国語学校」と称せられるほど力を注ぐとともに,留学環境を整備し,積極的な国際交流を進めています。
2021年度に開設した新たな教育課程「グローカルコース」は,独自の入試制度「グローカル総合入試」によって入学者を選抜し,一部は入学前の海外留学制度「ギャップイヤープログラム」に参加します。入学後も,英語によるビジネス・経済の科目の履修や短期・長期の留学・学外学修により,4年間を通じて徹底したグローカル教育を行う一学年20名までの特別なコースです。
2.大学院教育
大学院は,商学研究科に,現代商学専攻博士(前期・後期)課程及びアントレプレナーシップ専攻(専門職学位)課程の2専攻を設置しています。
現代商学専攻は,学部組織を基礎とする伝統型の大学院(テーマ研究型大学院)で,研究者として自立して研究活動を行うために,または専門的な業務に従事するために必要な高度の研究能力を育成することを目的としています。
アントレプレナーシップ専攻は,北海道で唯一MBA(Master of Business Administration:経営管理修士)「経営管理修士(専門職)」を授与する経営系専門職大学院であり,2004年に設置しました。経済活性化を最優先課題とする北海道において,ビジネス・リーダー及びビジネス・イノベーターの育成を目的としています。
3.研究
本学は,学術・研究において,学部に広範な専門分野を包摂する単科大学としての特性を活かし,「商学」を実践的・応用的総合社会科学として認識して総合的・学際的研究を推進しています。社会科学分野における研究実績,産学官連携による地域課題研究やビジネス研究により,北海道の地域再生・活性化に寄与することを目指しています。
4.社会連携・社会貢献
地域社会の課題解決及び活性化に貢献するため,北海道をはじめとした地方公共団体や民間企業との多様な連携事業を推進しています。
グローカル戦略推進センター産学官連携推進部門では,企業や起業志望者向けのプロフェッショナル相談サービス「ビジネスサポート」や「学術コンサルティング」ほか様々な制度を設け,企業等の活動,問題解決を支援してきました。また,本学では,昨今注目されているリカレント教育にも以前から積極的に取り組んできました。観光や医療といった分野における経営人材育成や,企業や自治体等の要望を受け人材育成講座や経営セミナーを提供し,地域の課題解決を担う人材育成を行っており,近年ではビジネススクールのノウハウを活かした履修証明プログラムの開発・提供も行っています。
教育・学部・大学院:https://www.otaru-uc.ac.jp/education/
教育研究上の基本組織
学部(短期大学の場合は学科) |
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商学部(昼間コース) |
商学部(夜間主コース) |
研究科 |
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商学研究科(博士前期課程) |
商学研究科(博士後期課程) |
商学研究科(専門職学位課程) |
その他の学内組織 |
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附属図書館 |
言語センター |
保健管理センター |
情報総合センター |
アドミッションセンター |
グローカル戦略推進センター |
国際連携本部 |
DX推進室 |
教育研究上の基本組織に関する説明
キャンパス情報
メインキャンパス
所在地
北海道小樽市緑3-5-21 GoogleMapで参照
アクセス
JR新千歳空港駅からJR札幌駅まで快速列車で約40分。
JR札幌駅からJR小樽駅まで快速列車で約30分。(普通列車の場合、約50分)
「小樽駅前」ジェイアールバス②乗り場より中央バス小樽商大線に乗車、終点の「小樽商大前」下車(乗車時間約10分)
外観
校地・校舎等の施設及び設備その他の学生の教育環境(バリアフリー等の対応状況含む)
・バリアフリー対応としては、構内の専用駐車場、主要各棟に設置されているスライド式扉、車椅子用スロープ、エレベーター、多目的トイレ、階段昇降機などキャンパスを安心して利用できる設備を充実させている。
高等教育の修学支援新制度
高等教育の修学支援新制度の対象校か | 確認年月 |
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○ | 2019年9月 |
※対象校とは、大学等における修学の支援に関する法律に定める授業料等減免実施のための要件を満たしていることについて確認を受けた機関を指す。
要件を満たさない機関及び対象校となるための申請をしていない機関は空欄で表示される。
※対象校であっても要件に合う学生のみが支援の対象になる。
評価結果(認証評価及びその他の評価の結果)
評価機関 | 評価年月 | 評価結果 | |
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分野別認証評価 | 大学基準協会 | 2024年3月 | 適合している |
評価機関 | 評価年月 | 評価結果 | |
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機関別認証評価 | 大学改革支援・学位授与機構 | 2022年3月 | 適合している |
評価機関 | 評価年月 | 評価結果 | |
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分野別認証評価(経営系専門職大学院認証評価) | 公益財団法人大学基準協会 | 2019年3月 | 適合している |
学生支援
修学支援
【履修指導教員制度】
1年次及び2年次の学生に対し,修学及び履修登録に関する事項について指導及び助言等を行うために,履修指導教員制度を設けています。履修指導教員は,各々オフィスアワーを設定し,研究室等において学生からの相談を受け付けています。
【クラスライブラリアン制度】
図書館員が個別に各学年の学生案内担当として,学生からの質問,相談に応じる制度です。 図書館利用に関して分からないことなどを気軽に相談することができます。
【学生何でも相談室】
キャンパスライフのあらゆる問題・悩み事について気軽にカウンセラーに相談できる窓口として開設しています。悩みをどこに相談にすべきか分からない時などにも,相談することができます。
https://www.otaru-uc.ac.jp/student/counselling/
【障がい学生支援】
平成28年度から障がい学生支援のための「特別修学支援室」を開設し,障がいのある学生(受験生含む)や保護者からの相談に応じて,教員や学内外の各部署と連携し、各側面から大学生活をサポートしています。
【経済的支援】
経済的な理由により就学が困難な学生のために,各種の奨学金や授業料減免の制度を用意しています。詳細は,「費用及び経済的支援」ページの「奨学金」欄及び「授業料減免」欄を参照願います。
https://www.otaru-uc.ac.jp/student/exemption/
https://www.otaru-uc.ac.jp/international/
【派遣留学及び留学生に対する支援】
海外へ留学する学生及び本学に在学する私費外国人留学生のために,各種の奨学金制度を用意しています。詳細は,「費用及び経済的支援」ページの「奨学金」欄を参照願います。
https://www.otaru-uc.ac.jp/international/
心身の健康に係る支援
【学生何でも相談室】
キャンパスライフのあらゆる問題・悩み事について気軽にカウンセラーに相談できる窓口として開設しています。悩みをどこに相談すべきか分からない時などにも,相談することができます。
https://www.otaru-uc.ac.jp/student/counselling/
【ハラスメント相談室】
全ての学生が対等の人格として尊重され,勉学に専念できる環境を確保するためにハラスメント相談室を設置しています。相談員にはどんなことでも安心して相談でき,また,匿名での相談も可能です。
https://www.otaru-uc.ac.jp/summary/harassment/
【保健管理センター】
健康に不安があるとき,身体の不調を感じるとき等に限らず,様々な健康上の問題について相談に随時応じています。また,心の健康相談にも応じています。学生生活を送る上での悩みなど,様々な不安,心配事について「学生何でも相談室」と連携して対応しています。
https://www.otaru-uc.ac.jp/hsc/
【ピアサポートルーム】
教職員への相談が難しい時には,学生への相談ができるピアサポートルーム(ピアラウンジ)があります。履修に関する相談や学生生活に関する悩みなどに関して,専門教員による指導を受けた学生が相談に応じています。
留学生支援
留学生は,言葉の問題はいうまでもなく,新しい環境や文化に直面して,それに適応していく過程を経験しなくてはなりません。本学は,留学生が新しい環境に早くスムーズに適応することができるよう,さまざまな仕組みを用意しています。グローカル戦略推進センターグローカル教育部門では,母国から遠く隔たった留学生のよりどころとなるべく学術面での援助だけでなく,小樽での生活全般にわたって必要な情報と援助を提供します。
小樽商科大学は,日本の大学の中でも,国際交流への取り組みにおいて高い評価を受けています。留学生へのさまざまな形の奨学金,快適で安全な留学生寮,チューター制度,学外の現地組織による各種援助などが提供されています。本学の場合は,国によって提供される奨学金のみならず,独自の奨学金も留学生に支給しています。チューター制度では,各留学生に学生チューターを割り当て,学生チューターが小樽での留学生生活の個人的案内役となります。
また,他の留学生や日本人学生と交流するための場所として,グローカルラウンジを設けています。
留学生支援(日本人学生への支援)
本学には,「交換留学(1年以内)制度」,「語学研修制度(春季・夏季派遣)」,そして「ギャップイヤープログラム」の3つの留学制度があります。
【交換留学(1年以内)制度】
本学と外国の大学が学生交換協定を締結して,相互に学生を交換する制度です。この制度では,留学中,授業料を本学に支払えば,派遣先大学の検定料,入学料及び授業料は支払う必要はありません。本学からの派遣学生は,小樽商科大学学則等の規定により留学期間は卒業に必要な年数(在学期間)に算入され,留学中に外国の大学において修得した単位は60単位を上限(他大学との単位互換の修得単位及び大学以外の教育施設等における学修の修得単位,入学前の既修得単位を含む)として認定されます。
この制度では,年次や所属学科に関係なく誰でも応募できますが,学内での選考があります。選考は本学での学業成績,面接試験により総合的に判断して決定されます。特に英語圏への留学では,派遣先大学によってTOEFL iBT79~80点以上のスコアが要求されることがありますので,留学前の定められた時期までに取得しておく必要があります。
選考の結果,優秀な学生には,奨学金が支給されることがあります。
【語学研修制度】
夏季休業期間及び春季休業期間を利用し,主に語学能力の向上を目的として,本学が選定した海外の大学や語学研修機関等が実施する語学研修プログラムに参加する制度で,本学で科目として提供している7外国語のすべてについて,参加が認められています。
この制度では,年次や所属学科等に関係なく誰でも応募・参加でき,参加プログラム修了後の語学検定の結果に基づき,本学の単位として認定することができます。
【ギャップイヤープログラム】
グローカルコース総合入学試験合格者のうち特に意欲と英語力がある学生に対して,本学への入学を1年間猶予し,入学前の海外留学を可能にするものです。社会のグローバル化が進む中,異文化理解や語学能力を高め,国際感覚を養う上で,貴重な経験ができます。
参加者には,小樽商科大学へ寄せられている寄附金より授業料・滞在費等を補助する目的で奨学金を支給します(返還不要,ただし本学に入学しない場合は全額返還)。
障害者支援
障がいのある学生(受験生)と保護者からの相談に応じて,よりよい支援を共に考え,学内の各セクションが連携してサポートします。なお,平成28年度から障がい学生支援のための「特別修学支援室」を設置しています。
就職・進路選択支援
【全国有数の就職力】
本学は,1911年の開学時から一貫して実学重視の理念を掲げています。「就職に強い大学」と言われるのは,この理念のもと,社会に通用する力を備えた学生の育成と充実した就職支援に取り組むことにより,各方面で活躍する卒業生を輩出してきているからに他なりません。低学年次から多様なキャリア教育を行い,学生が希望するキャリアプランを実現できるよう,キャリア支援センターを中心に、就職支援・キャリア教育を推進しています。
【同窓会の支援】
同窓会「公益社団法人緑丘会」と連携して,就職支援・キャリア教育を行っていることも,本学の就職・進路選択支援の特徴の一つです。合同企業説明会(緑丘企業等セミナー)といった就職支援イベントや,エバーグリーン講座(実社会で活躍する卒業生を講師とする連続講義)の企画・運営支援,就職活動支援融資,東京での就職活動の拠点等,同窓会の強力な支援体制があります。
【就職活動支援イベント】
学生生活の4年間を通じて,様々な進路に対応した実践的なガイダンスや講座を開催しています。
就職活動スタートに必須の内容をまとめたガイダンス,インターンシップに関する入門・実践的な講座,エントリーシート・面接など各種対策講座,同窓会と連携した合同企業説明会等,多種多様な講座を用意しています。
【公務員対策】
本学学生のための公務員受験対策講座を開講するとともに,公務員ガイダンスや座談会を開催しています。
【就職相談】
企業人事経験者やキャリアカウンセリング有資格者など,就職指導経験豊富なキャリアカウンセラーが,就職相談を行っています。Zoomを利用した遠隔相談も可能です。
【インターンシップ】
民間企業等でインターンシップを行い,所定の条件を満たした場合,正規授業科目として単位が認定されます。
課外活動
クラブ活動の状況
課外活動が非常に活発で,7割近くの学生が部・サークルに加入しています。
現時点の部・サークル団体数は,体育系33,文化系27です。
ボランティア活動の状況
ボランティア活動を行っている団体が複数あります。
学生寮一覧
学生寮の有無 |
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有 |
所在地 | 北海道小樽市緑4丁目4番14号 GoogleMapで参照 |
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学生寮からキャンパスへのアクセス |
学生寮はキャンパス内にあります。学生寮から校舎までは徒歩5分です。 学生寮はキャンパス内にあります。学生寮から校舎までは徒歩5分です。 |
定員 | 93人 |
寮費(食費込) | |
寮費(食費無) | 20,500円 |
入寮条件 |
入寮希望者の入学前居住地と家庭の経済状況等を考慮して選考します。 入寮希望者の入学前居住地と家庭の経済状況等を考慮して選考します。 |
特色 |
定員は93名です。(男子1人部屋45名,男子4人部屋12名,女子1人部屋36名) 定員は93名です。(男子1人部屋45名,男子4人部屋12名,女子1人部屋36名) |
(2024年9月1日現在) | |
所在地 | 北海道小樽市緑4丁目4番15号 GoogleMapで参照 |
学生寮からキャンパスへのアクセス |
国際交流会館はキャンパス内にあります。国際交流会館から校舎までは徒歩5分です。 国際交流会館はキャンパス内にあります。国際交流会館から校舎までは徒歩5分です。 |
定員 | 44人 |
寮費(食費込) | |
寮費(食費無) | 12,800円 |
入寮条件 |
本学に在学する留学生及びその家族を対象としています。交換留学生を優先し,余剰について本学正規課程に在籍する外国人留学生のうちから,経済状況や国際交流への積極性を考慮し,入居者を決めます。 本学に在学する留学生及びその家族を対象としています。交換留学生を優先し,余剰について本学正規課程に在籍する外国人留学生のうちから,経済状況や国際交流への積極性を考慮し,入居者を決めます。 |
特色 |
定員は44名です。(単身室38室,夫婦室3室) 定員は44名です。(単身室38室,夫婦室3室) |
(2024年9月1日現在) |
財務諸表等
財務諸表