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医学部(医学科)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

佐賀大学医学部規則 第1条の2 (医学部の基本理念)

医学部に課せられた教育・研究・診療の三つの使命を一体として推進することによって,社会の要請に応えうる良き医療人を育成し,もって医学・看護学の発展及び地域包括医療の向上に寄与する。

詳細URL https://kiteikanri2011.admin.saga-u.ac.jp/browse.php?action_treeList&rule=43
上記URLにて,学科の目的についてもご覧いただけます。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

医学部は,教育・研究・診療の三つの使命を一体として推進することによって,社会の要請に応えうる良き医療人を育成し,もって医学・看護学の発展並びに地域包括医療の向上に寄与することを基本理念とします。

【教育目的と入学後の学習に必要な能力や適性等】
■医学科
医の実践において,強い生命倫理観に基づくとともに広い社会的視野の下に包括的に問題をとらえ,その解決を科学的・創造的に行うような医師を育成します。そのためのカリキュラム編成と本カリキュラムに適応するために必要な入学時の能力や適性等および入学志願者に求める高等学校等での学習の取り組みは以下の通りです。

カリキュラム編成・カリキュラムに適応するために必要な入学時の能力や適性等
・教養教育科目
自然科学と技術の分野,文化の分野及び現代社会の分野に関する基礎的な知識を修得するために,専門に関する特定の教科や科目に留まらない幅広い知識や考え方を身につけておくとともに,外国語科目(英語)を履修するための基本的な英語の学習力が必要です。
・インターフェース科目
現代社会の諸問題との接続を意識した問題発見能力や解決能力を修得するために,現代的な課題や事象に対する興味・関心だけでなく,学生同士のグループ学習やプレゼンテーションなどを含むアクティブ・ラーニングを積極的に行っていくための主体的な行動力や学習態度が必要です。
・専門基礎科目
高い倫理観と豊かな人間性を育むことを目標とした総合人間学(倫理,心理,法制,福祉,生活支援など)の授業科目で構成されるため,高等学校までに修得すべき幅広い教科・科目の知識と技能が不可欠です。
・基礎医学科目
医学に必要な基礎的知識と技能を学ぶ授業科目(分子細胞生物学,発生学,解剖学,生理学,生化学,微生物学,免疫学,病理学,薬理学,遺伝医学)で構成されるため,高等学校で履修する数学,理科,英語に関する基礎的理解と応用力が不可欠です。
・機能・系統別PBL科目
疾病とそのメカニズムに関する総合的な内容を人体の機能・系統別に学習する授業科目で構成され,知識の修得とともに,自己学習の習慣を身につけ,科学的論理的思考に基づいた問題解決に努めることを目標として少人数グループの問題解決型学習方式で実施するため,積極的に議論へ参加する態度や,周囲とのコミュニケーションを通じて,学習活動を活性化できるような能力や姿勢を持っていることが必要です。
・臨床実習
医学部附属病院と地域の医療機関との連携の下,医学の知識・技術ならびに医師としての実践能力を修得するとともに,地域社会における医療の意義を理解し,医師の責務への自覚を培うキャリア教育の場として,またチーム医療の一員として他者と共感して良い人間関係を作る実践の場として実施する実習科目であるため,学んだことを実践に生かす能力や姿勢とともに,協調性やコミュニケーションを通じてチーム医療の一員として学習できる態度,姿勢および行動力を持っていることが必要です。

〈入学志願者に求める高等学校等での学習の取り組み〉
医学は,生命科学を中心に自然科学のあらゆる分野が密接に関連しているとともに,人間を対象とする人文・社会科学的要素が深く関わっています。そのため,高等学校で履修すべき科目を偏ることなく,幅広く習得しておくことが必要です。特に,生物・化学・物理・数学の基本的事項を充分理解し,それに基づく論理的な思考ができるようにしておく必要があります。さらに,大学の学習で用いる参考書等の理解,レポートの作成,グループ討論や発表に必要な国語力,英語力およびコミュニケーション能力を獲得していることも重要です。また,医学への志を確かなものにするために,医学・医療をとりまく社会に目を向け,読書やボランティア活動,医療関連に携わる先輩との交流などの取組みを通じて,自身の将来像を自ら考える積極的な姿勢が望まれます。
上記のことに加え,自らの学習活動や取り組みなどを通して,周囲の学生にも良い刺激をもたらすことで,本学科の教育・研究活動を活性化できる「主体的に学ぶ態度」を持った学生を歓迎します。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

【教育課程編成・実施の方針】
教育方針を具現化するために,以下の方針の下に教育課程を編成し,教育を実施する。
1.教育課程の編成
(1) 効果的な学習成果を上げるために,教養教育科目と専門教育科目を順次的・体系的に配置した6年一貫の教育課程を編成する。
(2) 教養教育において,市民社会の一員として共通に求められる基礎的な知識と技能に関する授業科目(基本教養科目),市民社会の一員として思考し活動するための技能に関する授業科目(外国語科目,情報リテラシー科目),現代的な課題を発見・探求し,問題解決につながる協調性と指導力を身につけさせるための授業科目(大学入門科目,インターフェース科目)を,幅広く履修できるように配置する。
(3) 教養教育における市民社会の一員として思考し活動するための技能に関する教育は,初年次から開講し,基礎的な汎用技能を修得した上で,専門課程における応用へと発展的な学習に繋げる。
(4) 医師として必要な素養,知識,技術を身に付けるための基本的事項を学習する専門教育科目(コア・カリキュラム)を,以下の「専門基礎科目」,「基礎医学科目」,「臨床・社会医学科目」,「臨床実習」に大別し,Phase I ~ Vの区分により1~6年次まで段階的に配置する。
・「専門基礎科目」:高い倫理観と豊かな人間性を育むことを目標とした総合人間学(倫理,心理,法制,福祉,生活支援など)の授業科目で構成する。
・「基礎医学科目」:医学に必要な基礎的知識と技能を学ぶ授業科目(分子生物学Ⅰ・Ⅱ,人体発生学,組織学,神経解剖学,肉眼解剖概説,肉眼解剖学,動物性機能生理学,植物性機能生理学,生化学,微生物学,免疫学,病理学,薬理学)で構成する。
・「臨床・社会医学科目」:疾病とそのメカニズムに関する総合的な内容を人体の機能・系統別に学習する授業科目で構成し,知識の習得とともに,自己学習の習慣を身につけ,科学的論理的思考に基づいた問題解決に努めることを目標として少人数グループの問題解決型学習方式で実施する。
・「臨床実習」:医学の知識・技術ならびに医師としての実践能力を習得するとともに,地域社会における医療の意義を理解し,医師の責務への自覚を培うキャリア教育の場として,またチーム医療の一員として他者と共感して良い人間関係を作る実践の場として,医学部附属病院と地域の医療機関との連携の下に実施する。
(5) 学生の目的に応じた分野を自主的に発展させていくアドバンスド・コース科目(研究室等に配属する基礎系・臨床系選択コース,海外研修コースなど)をPhase Vとして開設する。
2.教育の実施体制
(1) 授業科目の教育内容ごとに,その分野の授業を行うのに適した専門性を有する教員が講義・実習等を担当するよう担当教員を配置する。
(2) 各授業科目に教科主任を置き,複数の担当教員により実施する授業の一貫性を担保するなど,授業科目を統括する。
(3) 各Phase にチェアパーソンを置き,Phase 内およびPhase 間の教育内容および実施の整合性・統合性を図る。
3.教育・指導の方法
(1) 講義による知識の学習と実験・実習による実証的学習や体験学習とをバランスよく組み合わせて学習成果を高める。
(2) グループダイナミクスによる自己学習と問題解決法の獲得などの効果を狙った問題解決型学習(PBL)や演習を積極的に取り入れる。
(3) 少人数の学生グループごとに指導教員(チューター)を配置し,きめ細かな履修指導や学習支援を行う。
4.成績の評価
(1) 各授業科目の学修内容,到達目標,成績評価の方法・基準を学習要項(シラバス)等により学生に周知し,それに則した厳格な成績評価を行う。
(2) 各Phase の終了時に,各学生の学修到達度を評価し,進級判定を行う。
(3) 全国共通の共用試験による臨床実習適格認定審査ならびに卒業認定試験を実施し,医師として必要な実践能力(統合された知識,技能,態度・行動に基づく総合的診断能力)の修得状況を判定する。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

【学位授与の方針】
教育目的・教育目標を実現するために,佐賀大学学士力を踏まえ,学生が身に付けるべき以下の具体的学習成果の達成を学位授与の方針とする。また,学則に定める卒業の認定の要件を満たした者には,教授会の議を経て,学長が卒業を認定し,学位記を授与する。
1.知識と技能
(1) 文化・自然・現代社会と生活に関する授業科目を履修・修得し,基礎的な知識と技能ならびに多様な文化と価値観を理解するとともに,それらの知識を基に,医療職者としての自己の存在を歴史・社会・自然・人間生活と関連付けて理解できる。
(2) 言語・情報・科学リテラシーに関する授業科目を履修・修得し,日本語と英語を用いたコミュニケーション・スキルを身に付け,情報通信技術(ICT)などを用いて,多様な情報を収集・分析して適正に判断し,モラルに則って効果的に活用することができる。
(3) 医学・医療分野の基礎的な知識・技術を体系的に修得し,医師としての業務を遂行する職業人として必要な実践能力を有する。
2.課題発見・解決能力
(1) 実践演習型学習や問題解決型学習を通して地域における医療・保健・福祉・医療経済など包括医療を巡る動向等を含む現代的な課題に関心・理解を持ち,解決に必要な情報を収集・分析・整理し,科学的・論理的な思考に基づいて,その問題の解決に取り組むことができる。
(2) 研究室選択コース等の学習により医学・医療の進歩における生命科学・臨床医学研究の必要性を理解し,課題解決に向けての基本的研究技能と研究マインドを身に付けている。
(3) グループ学習や臨床実習を通して人間理解に立った良い人間関係の形成,医療チームの一員としての協調・協働した行動,リーダーシップを発揮する率先した行動,後輩等に対する指導力などを身に付け,実践できる。
3.医療を担う社会人としての資質
(1) 問題解決型学習などを通して自己学習の習慣を身に付け,絶えず医療の質の向上に向けて生涯学習を行う意欲と態度を有する。
(2) 6年間の教養教育及び専門教育課程を通して高い倫理観と多様な文化や価値観を理解しうる豊かな人間性を育み,医師の責務を自覚して継続的に社会に還元する強い志を有し,自らを律して社会および医師の規範に従って行動できる。

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■卒業時学修成果
1.プロフェッショナリズム
2.医学的知識
3.安全で最適な医療の実践
4.コミュニケーションと協働
5.国際的な視野に基づく地域医療への貢献
6.科学的な探究心