学部・研究科等ごとの目的
<基本理念>
1 世界に通ずる医学、看護学及び臨床心理学の教育研究を⽬指す。
2 人間性の豊かな医療人及び心理援助者、並びに医学、看護学及び臨床心理学の研究者を養成する。
3 医学、看護学及び臨床心理学の進歩並びに人類の福祉に貢献すると共に地域の医療及び心理援助の充実発展に寄与する。
※医学系研究科(博士課程)は、医学の領域において、国際的な広い視野を持った研究者として自立し、独創的な研究活動を行うに必要な高度な研究能力とその基礎となる豊かな学識を備えるとともに、研究・生命倫理に関し高い見識を有する研究者を育成し、もって医学の進歩と社会福祉の向上に寄与することを目指します。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
◇求める学生像(入学者に求める学力・能力・資質等)
大学院入学までに以下のような学力・能力・資質等を備えている学生を求めています。
①知識・技能・理解力
*医学・生命科学に関する大学卒業程度の基礎知識・技能・理解力
②思考力・判断力・表現力
*自らの論理的思考・判断に基づき医学・生命科学に関する諸事象を思考し、判断する能力、説明し、討論できる表現力
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
医学系研究科(博士課程)は、修了の認定に関する方針(ディプロマ•ポリシ一)に示した人材を育成するために、1専攻(医学)2コース(基礎臨床研究医・生命科学研究者育成コース、高度医療人育成コース)において、共通科目(6単位)、専門科目(16単位以上)、課題研究(8単位以上)から構成される教育課程が設定されています。修了要件は、上記30単位以上を修得し、必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び最終試験に合格することです。開設授業科目(共通科目+専門科目)はシラバスに明示された多様な授業形態により、課題研究は主及び副指導教員による日常的指導により行われます。
ディプロマ・ポリシーの各項目の達成は、以下に示す体系的教育をもって実現します。
①専門知識・理解
1年次に配置された共通科目により、医学・生命科学に関する専門知識を理解•修得します。さらに専門科目として1年次から3年次にかけて開講されるライフサイエンス科目群、臨床医・メディカルスタッフ養成科目群、がんフロフェッショナル養成科目群により、高度職業人として活躍するために必要な幅広い専門の知識を修得します。
基礎臨床研究医・生命科学研究者育成コースでは、自立して独創的な医学研究を行うのに必要な高度な研究能力と学識を基に、基礎的研究が行える人材を育成します。一方、高度医療人育成コースでは、地域特有の疾患や最新の医学知識を基に、研究志向の医療人や専門医やがん専門職医療人を育成します。
②研究能力・応用力
3年次から4年次には、課題研究が設けられています。課題研究では、課題の設定とその解決のための作業仮説の設定の過程で、絶え間ない探求心と深い思考力や判断力が培われ、更にその検証、分析結果の解析と考察を経て一定の結論を導き、これから博士論文を英文で作成することを通じて研究能力•専門応用能力・表現力を培います。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
医学系研究科(博士課程)では、その教育理念に基づき、高度で幅広い医学・生命科学の専門知識と技能、学術研究領域の情報を適切に分析・活用できる能力、豊かな人間性に基づく高い研究・生命倫理観を備え、医学の発展に寄与出来る高度専門職業人を育成します。
本研究科を修了し、本学が送り出す博士(医学)の身につけるべき能力・態度の到達基準は、次のとおりです。
①専門知識・理解
*医学や生命科学に関する高度で幅広い専門知識と技能を備えていると共に、その専門性に基づいた見識と深い理解力を有している。
②研究能力・応用力
*専門分野の情報を収集し、研究の計画及び遂行が出来る能力と、その成果を知識や経験に立脚して論理的に判断、分析して発信できる能力を備えている。
*自らの専門知識と科学的思考力を応用して、医学や生命科学の発展のために尽くすことができる。