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医学部(修業年限4年)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

 宮崎大学医学部看護学科は昭和49年に設立された宮崎医科大学が前身であり、平成13年に併設されました。平成15年10月年に旧宮崎大学と統合して、宮崎大学医学部看護学科として、現在まで多くの優秀な医療人・医学研究者を世に送り出しています。
 本学部は、地域における医学・医療の中心的な役割を果たすと同時に、進歩した医学・看護学を修得せしめ、人命尊重を第一義とし、医の倫理に徹した人格高潔な医師、医学者、看護職者及び看護学研究者を育成し、国内外の医学及び看護学の水準向上と社会福祉に貢献することを目的としています。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

看護学科では,看護による健康への支援を通して,社会と地域の保健医療に貢献できる人材の育成を目標としています。

1.求める学生像
看護学科では看護職者になろうという目的意識と看護学を学ぶために必要な基礎学力(知識・技能)を有し,生活している人々の身体的・精神的健康への関心(学問への関心),自ら課題を見つけ解決しようとする意欲と行動力(主体性・多様性),他者への共感と円滑なコミュニケーション能力(協調性・思考力・表現力)を持つ人,また,学習を通して獲得した知識・スキル・行動力を社会に還元することのできる学習意欲の高い人材を求めています。

2.入学者選抜の基本方針
1) 一般選抜(前期日程・後期日程)
高等学校までに修得した基礎的な学力と大学の学習で必要となる発展的な学力について,大学入学共通テストと個別学力検査によって,知識・技能,思考力,表現力を総合的に評価します。
面接では主体性,協調性・思考力・表現力,学問への関心について評価します。
後期日程で課す小論文では提示する課題を読解し,自己の見解をまとめ論理的に表現できるかどうかを評価します。それによって,思考力,表現力,主体性・多様性について評価します。
2) 学校推薦型選抜
高等学校での学業成績が優秀な者に対して,大学入学共通テスト、面接及び小論文によって多様な能力を総合的に判断します。
面接では主体性,協調性・思考力・表現力,学問への関心について評価します。
小論文では提示する課題についてまとめ,それを論理的に表現できるかどうかを評価します。それによって,思考力,表現力,主体性・多様性について評価します。

3.入学までに身に付けてほしいこと
入試科目として課しているかどうかにかかわらず国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語など,高校で履修した科目に関する基礎学力を十分に身に付けると同時に,主体性,コミュニケーション能力など,大学での学習の効果を高め,充実した学生生活を送るために必要な対人スキルを身に付けておくことが望ましい。
また,国際化の時代にあって,海外から看護の知識を導入し,わが国の看護の成果を発信していくためにも国際語である英語を学習する必要がある。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

医学部看護学科では、ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に掲げる資質・能力を備えた人材を養成するため、以下の方針に基づいて教育課程を編成・実施します。
【教育課程の編成】
以下のような方針に基づいてカリキュラム(教育課程)を編成しています。
1.本教育課程は、4年間を通して、本学科の目標とする「情操豊かな人間性と生命尊厳への畏敬の心をもった看護専門職」を育成するように体系化しています。基礎から専門へ、経年的に知識・技術が積み重ねられるように基礎教育科目、専門基礎科目、専門科目を設定しています。
2.基礎教育科目は大学人としての教養と専門教育の基礎知識と基本的な学習能力を獲得するために、すべての学生が履修する全学共通カリキュラムとして、導入科目、課題発見科目、学士力発展科目が設定されています。学生の主体性が発揮できるように、また、看護学を学ぶために必要な幅広い知識と教養と、豊かな人間性と情操の育成のために多くの科目を設定しています。
3.専門基礎科目は、人間理解、健康と疾病理解、保健社会の仕組みの理解を主軸に構成しています。そして最新の医療トピックにも関心が持てるよう授業内容を工夫しています。
4.専門科目は、基礎教育科目、専門基礎科目を基盤としたうえで、基礎看護学分野、成人・老年看護学分野、小児・母性看護学分野、地域・精神看護学分野を設定しています。また、実践能力や課題解決能力を高め、国際的視野を育む統合分野を、主体的に専門性を深める発展分野を設定しています。
5.看護学は対象の健康ニーズへの援助を行う実践の科学です。したがって、看護を理解し実践力を培うためには、学内における基礎的な学習を基盤にした段階的実習で、適切な指導のもとで看護を実践し評価していくことが必要です。そのために1、2年次に基礎看護学実習を、3年次に看護専門領域実習を、さらに4年次に既存の学びを統合し、主体的に看護が実践できる総合実習を設定しています。
6.公衆衛生・産業・学校等における看護の学びを深められるよう、公衆衛生看護学分野を選択科目として設定しています。
7.地域を志向した教育・研究・地域貢献を推進するため、地域の理解と課題解決に取り組む科目を設定しています。
8.養護教諭二種免許(保健師免許取得後)を申請できるように、基礎教育科目に教育免許法施行規則に定められた科目を設定しています。
【教育内容・方法】
1.各授業科目について、ディプロマ・ポリシーに従い、到達目標、授業計画、成績評価基準、学習方法を明示し、周知します。
2.基礎教育カリキュラムでの導入科目、課題発見科目において、アクティブ・ラーニングを取り入れた教育方法を実施し、初年次から学生が自ら学修計画を立て主体的な学びを実践できるようにする。
3.専門教育において、知識・技能、理論・実践を融合し、主体的に考える力を養うために講義、演習、実験、実習等の多様な教育方法を取り入れた指導を行います。
4.学内の講義・演習の学びを臨地実習で統合実践し、看護学生として対象者に学び、成長できる支援体制を整備し、教育・指導を行います。
5.学士課程において、地域の理解を深めるため、学外での実習等を取り入れ,地域の課題を理解し、対応できるように教育します。
【学修成果の評価】
1.学修目標の達成水準を明らかにするために、成績評価基準・方法を策定・公表します。
2.個々の授業科目においては、成績評価基準・方法に基づき、定量的又は定性的な根拠により厳格な評価を行います。
3.学修成果を把握するために、教育活動、学修履歴、及び学生の成長実感・満足度に係わる情報を適切に収集・分析します。
4.ディプロマ・ポリシーに基づく学生の学修過程を重視し、在学中の学修成果の全体を評価します。
5.GPA制度を導入し、客観的で透明性の高い成績評価を行います。
6.学生が学修目標の達成状況をエビデンスを持って説明できるよう学修成果の可視化を行います。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

宮崎大学医学部看護学科では、以下の素養を身に付けるとともに、所定の期間在籍し、基準となる単位を修得した学生に、卒業を認定し、学位(学士号)を授与します。
1. 社会に貢献できる医療人として、豊かな人間性を持ち、謙虚な心で、人命尊重、的確な判断力、実行力を備え、義務と権利を適正に行使できる。
2. 自ら学修計画を立て、主体的に学び、自己研鑚し、最新の看護学の知識を生涯にわたって学修することができる。
3. 教育によって身に付けた看護学の知識や新たな知見を複眼的、論理的に分析するとともに、課題を認識し医療の進歩に貢献できる。
4. 相手の伝えたいことを的確に理解し、自己を表現でき、他職種と連携してチーム医療を実践できる。
5. 看護学を学ぶ機会が得られたことへの感謝の心とプロフェッショナルとしての自覚を持ち、教育で得た知識、技能によって地域医療に貢献できるとともに、グローバルにも活躍できる。