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教育学部

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

教育学部には、小学校、特別支援学校、幼稚園などの教員を養成する「初等教育コース」と、中学校、高等学校などの教員を養成する「中等教育コース」の2つのコースがあります。
校種を横断した一貫教育や児童生徒の多様性を考慮した学級経営、ICT教育など、社会の変化に対応した新しい学校教育を担う教員を養成します。
【初等教育コース】初等教育コースでは、小中一貫教育や幼小連携教育、地域と連携した教育、特別支援教育など現代の学校教育の課題を解決していく能力を備えた小学校教員、特別支援学校教員を養成します。
 実践的で協働的な課題探究型の授業を中心に、小学校英語やICT教育、インクルーシブ教育など新しい教育内容に対応したカリキュラムを充実させています。
【中等教育コース】中等教育コースでは、中高一貫教育などを見据え、高度で体系的な専門知識を持って、主体的で協働的な学習を構想し実践することのできる中学校、高等学校教員を養成します。
 課題探究型学習やアクティブ・ラーニングに関する指導方法を学ぶとともに、各教科の教育内容に関する専門性を高めるカリキュラムを充実させています。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

■教育学部で養成する人物像
公教育の担い手として多様な人々と協働できる人
教科・領域の専門性を横断的,系統的に身につけている人
学識に支えられた指導力により子どもたちの学習・発達を支援できる人
生涯にわたって学び続けることができる人

■求める学生像
◇求める学生像
高等学校などで身につけた基礎学力の上に立って,主体的・協働的に学ぶことができる人
人間の教育や心理に興味を持ち,初等・中等教育における各教科の教育に強い関心を抱いている人
子どもの成長を支えられる豊かな人間性と優れたコミュニケーション能力を有している人
教育への情熱や探究心を持ち,学校を中心とする地域・社会の諸課題に積極的に取り組んでいこうとする人

◇入学前に学習しておくことが期待される内容
教育学部では,各自が専攻する教科・領域のみならず,高等学校段階までに学習する基礎的な知識・技能が十分身に付いていることを前提に専門教育を行います。また,学修の過程では,ものごとを多面的にとらえ,地域や学校における実践コミュニティの一員として,地域に参画し,他者と協働し,生涯にわたって学び続ける主体性も求められます。これらのことから,高等学校段階では,各教科内容はもとより,他者との協働的な活動などそれ以外についても幅広く学習し,視野を広げておくことを期待します。

■入学者選抜の基本方針
【一般選抜(前期日程)】
基礎学力を総合的に評価するために,大学入学共通テストを課します。さらに,文系型・理系型の選抜では,選抜区分に応じた教科・科目の学力を重視した学力検査を実施し,専門分野の学習に必要な知識・能力を評価します。実技型(音楽)の選抜では,実技検査,実技型小論文及び個人面接(口述試験を含む。)を実施し,専門分野の学習に必要な知識・技能及び意欲を評価します。実技型(体育)の選抜では,実技検査,実技型小論文を実施し,専門分野の学習に必要な知識・技能及び意欲を評価します。

【一般選抜(後期日程)】
基礎学力を総合的に評価するために,大学入学共通テストを課します。さらに,教育,文化,科学・技術,人間の発達に関わる課題を扱った小論文を課し,専門分野の学習に必要な論理的思考力や表現力を評価します。

【学校推薦型選抜Ⅰ】(大学入学共通テストを課さない)
○高大接続型(嶺南地域枠)
調査書,推薦書,志願理由書等により初等及び中等教育を学ぶための資質,適性を評価します。また,個人面接(プレゼンテーションを含む。)と集団討論により,目的意識や意欲,論理的思考力を評価します。

○実技型(技術)
調査書,推薦書,志願理由書等により技術科で学ぶ者に求められる資質・能力,適性を評価します。また,実技検査,実技型小論文及び個人面接(口述試験を含む。)により,基礎的技能の程度と技術教育への興味・関心,目的意識や意欲,論理的思考力を評価します。

【学校推薦型選抜Ⅱ】(大学入学共通テストを課す)
○面接型(総合)
基礎学力を総合的に評価するために,大学入学共通テストを課します。調査書,推薦書,志願理由書等により,初等及び中等教育を学ぶための資質,適性を評価します。また,個人面接(プレゼンテーション及び口述試験を含む。)により,目的意識や意欲,論理的思考力を評価します。

○面接型(特別支援)
基礎学力を総合的に評価するために,大学入学共通テストを課します。調査書,推薦書,志願理由書等により,特別支援教育を学ぶための資質,適性を評価します。また,個人面接(プレゼンテーション及び口述試験を含む。)により,目的意識や意欲,論理的思考力を評価します。

○面接型(家庭)
基礎学力を総合的に評価するために,大学入学共通テストを課します。調査書,推薦書,志願理由書等により,初等及び中等教育を学ぶための資質,適性を評価します。また,個人面接(プレゼンテーション及び口述試験を含む。)により,家庭科教育に対する目的意識や意欲,論理的思考力を評価します。

○実技型(音楽)
基礎学力を総合的に評価するために,大学入学共通テストを課します。調査書,推薦書,志願理由書等及び個人面接(口述試験を含む。)により,音楽及び音楽教育に対する理解や意欲について評価します。また,実技検査では,ピアノ,声楽,管弦打楽器の選択課題により,表現の技能及び音楽性を評価します。

【総合型選抜Ⅰ(高大接続型入試)】(大学入学共通テストを課さない)
○実技型(美術)
第1次選考では,プレゼンテーション(プレゼンテーションの資料作成・口頭発表)と提出書類(調査書,志願理由書,自己推薦書等)により,初等及び中等教育を学ぶための資質,適性,および基礎学力を総合的に評価します。
最終選考では,実技検査(基礎的な造形力を素描にて考査)と個人面接(口述試験を含む。)により,教育の諸課題に主体的に取り組む意欲・資質・適性等を評価します。


入学者選抜方針に基づき,以下の入試区分ごとに示す方法で,学力の3要素等を多面的・総合的に評価し,入学者を選抜します。(略)

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

 学校教育課程では,公教育の担い手として多様な人々と協働しながら,学識に支えられた指導力により子ども
たちの学習・発達を支援し,生涯にわたって学び続ける教師を育てるために,以下のような特徴を有する教育課
程を編成し,実施する。
【教育課程における教育・学習方法に関する方針】
1.幅広い専門領域を担う教員組織と新しいカリキュラム開発
多様な教科や領域の教員が協働し,地域・社会の諸課題を視野に入れた授業やカリキュラムを開発する。また,
地域との連携やグローバル社会を視野に入れた学校教育の重要性を考えることのできる人材を育成する。
[DP 1, 2, 3, 4, 5]
2.実践と省察を繰り返す協働的な学習
子どもたちの成長と発達を促す実践への参加と省察を繰り返す学習経験を積ませる。全学年の学生が協働して
探究することにより,専門職としての教師に求められる学習を積み重ねる。
[DP 1, 2, 3, 4, 5]
3.教科・領域の専門性を高めるための科目配置
教科・領域が成立する根拠や意義,歴史的背景への理解をベースに,教科・領域の目的・目標・内容・方法に
関する専門性を培う。さらに各教科・領域のカリキュラム・単元・授業・教材・活動内容の提案,事例研究を行い
ながら,教科横断的,系統的な視野に基づいた学習を組織することができる実践的力量を形成する。
[DP 2, 3, 5]
4.深い人間理解を促すための科目配置
人間の教育・心理に対する専門的理解を深めながら,就学前段階にある幼児や特別な教育的ニーズをもった
児童・生徒の成長も視野に入れ,多様な視点から子どもの成長や発達を支援することができる力量を形成する。
[DP 2, 3, 4, 5]
5.学び続けることのできる教師の育成
学識形成の足跡を示す学びの履歴・成果をまとめることにより,世代継承サイクルを組み込んだ学習コミュニティ
を形成する。専門職としての総合的な能力を評価するために,協働探究のプロセスやそこで育まれた能力を把
握し,学習個人誌を作成・公開する。
[DP 6]
※ 特に関係が深いディプロマ・ポリシーの項目を[DP1,2]のように表記した。
【学習成果の評価の方針】
1.授業科目の成績評価は「福井大学における多面的かつ厳格な成績評価のガイドライン」に沿って行います。
科目ごとの詳細はシラバスに記載します。
2.卒業研究及び教職実践に関する科目については,ディプロマ・ポリシー等の観点から,複数の教員により多
面的かつ厳格な評価を行います。
3.ディプロマ・ポリシーに掲げた能力等の評価は,授業科目の成績評価を総合化して行います。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

 教育学部では,大学及び教育学部の教育目的等を踏まえ,教育課程編成の方針に基づいて編成された科目
を履修し,共通教育履修規程および教育学部規程において定められた単位の取得を通じて,教科や教職の専
門的・実践的力量ならびに地域・社会の求める公教育の担い手としての自覚と責任感を備え,以下のような能
力を身につけたと認められる者に対して学位を授与する。
1.生涯にわたって学び続ける基盤
地域や学校における実践コミュニティの一員として,また学びの専門職として,地域に参画し,他者と協働し,生
涯にわたって学び続ける基盤を有する。
2.協働的な学習や探究的な学習の指導と評価
子どもたちが主体的・協働的に学習できるように,また教科・領域の特性に応じた探究的な学習を行うことができ
るように,教育の目的・目標・内容,および子どもの発達や地域・グローバル社会に関する知識に基づいて指導
と評価の計画を立てることができる。
3.教科・領域における重要な概念と探究の方法に関する理解
子どもたちの知的・社会的・個性的な発達を支援するために,各教科・領域における重要な概念と固有の探究
方法,およびそれらを子どもたちが学習していくプロセスに関して深い理解を有する。
4.民主的な集団活動の指導
学校や教室の社会的・文化的文脈を認識したうえで,子どもたちが平和で民主的な社会のあり方と人間らしい
生き方について理解を深められるように,集団活動の運営方法を指導することができる。
5.子どもたちの個性に応じた成長と発達の支援
人間の成長・発達について深い理解を形成し,子どもたち一人ひとりの個性に応じた成長と発達を支援すること
ができる。
6.学識形成の足跡を示す学習成果の公開
上記1から5の能力を裏付けるために,学識が形成された足跡を示す学習成果をまとめて,公開することができ
る。

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