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文化科学研究科(博士課程(後期))日本歴史研究専攻

 
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教育研究上の目的と3つの方針

日本歴史研究専攻では、文献史学・考古学・民俗学・分析科学などの各専門家の指導と、基盤機関である国立歴史民俗博物館が保有する膨大な実物資料と多様な情報資料の活用によって、高度な総合的能力を持つ研究者を育成することを目的とします。

学部・研究科等ごとの目的

広義の日本歴史の分野に関して、広い視野及び国際的な通用性を兼ね備え、特定の専門分野について資料に基づいた高度な研究を行える研究者及び高い研究能力をもって社会に貢献できる人材の育成を目的とします。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

【求める学生像】
 広義の日本歴史およびその隣接分野の研究主題について強い関心をもち、自主的で持続的な研究活動を通して、自立的な研究者として成長する意欲をもつ学生。またその研究成果が社会の具体的な場に生かされるという意味で、社会人学生の入学を歓迎します。

【入学者選抜の基本的な考え方】
1) 第一次審査では、専門の異なる複数教員によって、主に修士論文などについて、その論文形式・独自性・発展性・論理性・実証性の各項目について評価を行います。また、志望研究内容については、独自性・計画性の各項目について評価を行います。
2) 第二次審査では、口頭試問を通し、論文内容・専門知識の確認に始まり、研究意欲や研究計画、さらに研究者としての資質や将来性について評価します。またこの過程を通して、コミュニケーション能力の有無も重視します。

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

日本歴史研究専攻では、研究者としての知識の修得と学際的かつ総合的な能力の育成、および博士論文の作成のために個別授業・基礎演習・論文指導という三つの形態の授業を行います。
個別授業は、具体的な資料の分析・研究に重点をおいた資料研究系と、社会・地域文化・技術史・環境史などの研究に重点をおいた社会史研究系に大別され、専門性の深化と関連分野の学際的知識の修得を目的とし、本専攻の教員の専門性に基づいて行われる授業です。実物資料を利用できるという博物館としての特性を活かし、歴史研究の基礎である各種資料の分析方法を学際的に学びつつ、各分野・時代の歴史像・文化像の構築を行います。
基礎演習は、本専攻の教員全員の参加・指導のもとに行われる、発表と討議による演習形式の授業です。各教員との直接的なディスカッションによって学際的な見地からの知識を得るとともに、自身の研究状況および研究成果を、他者に効果的に伝える能力を養うことを目的としています。
論文指導は、博士論文の作成に向けて、指導教員を中心に講義・演習・実習を複合的に行うものです。専門的・学際的知識の修得、および研究者としての自立的・総合的能力を涵養するだけではなく、論文作成上の様々な技術・方法の修得を目的としています。
これら三つの授業形態以外にも、実地での訓練と学際性を養うために各種の集中講義を行います。
さらに上記の授業以外にも、年次ごとに研究計画書と研究報告書を作成し、研究を主体的に構想・実行する能力と研究デザイン力を高めます。
学習成果についての評価は、各授業への参加の積極性、レポート、演習等におけるプレゼンテーションの結果などを基に総合的に判断します。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

日本歴史研究専攻では、次に掲げる目標を達成した学生に博士の学位を授与します。
1.広義の日本歴史の分野に関して、資料に基づいた高度な研究を行う能力を身につけ、学問的な発展に貢献できること。
2.学際的な見地と論理的な判断能力に基づき、ニーズを踏まえつつ、高い倫理観と責任をもって社会に貢献できること。
3.獲得した知見に基づき、高い水準の研究成果を国内外に向けて発信するとともに、独創的な研究を主導できること。