ここから検索条件フォームです
検索フォームを表示する

法文学部

 
ここから学部・研究科等のメニューです ここから大学のメニューです
お気に入りリスト一覧へ
ここから学部・研究科等の情報です

教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

 学校教育法、愛媛大学学則及び愛媛大学憲章を踏まえ、幅広い教養と人文・社会科学の専門的知識に立脚しつつ、より高度で創造的な問題発見・解決能力と総合的な判断力とを備え、社会的役割を自覚し主体的に行動できる人材を育成するとともに、深く人文・社会科学分野の学芸を教授研究することにより、地域に根ざした学部として社会と文化の発展に貢献することを目的としています。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

 法文学部では、人文・社会科学の知識を基盤とした幅広い教養と実践力を身につけた、汎用的能力の高いグローバル人材を育成することを目的とします。そのため、法文学部は次のような資質を有する学生を求めます。
(知識・理解)
1.高等学校で学習する国語、外国語、地理歴史、公民、数学、理科などについて、高等学校卒業相当の知識と技能を有している。
(思考・判断)
2.物事を多面的に考察し、自分の考えをまとめることができる。
(興味・関心・意欲、態度)
3.人間及び人間の創り出した文化や現実の社会から提起される諸問題に興味関心を持ち、それを大学における勉学を通じて追求し、勉学の成果をグローバル化した現代社会に活かしたいと考えている。
(技能・表現)
4.所与の問題について、自分の考えを日本語でわかりやすく表現できる。

<選考方法の趣旨>
【一般選抜 前期日程】
 大学入学共通テストでは、高等学校で履修する主要教科・科目について教科書レベルの基礎的な知識を幅広く身につけているかをみるために、従来通り5又は6教科7科目を課しています。また、個別学力検査等では、入学後の修学に必要な思考力、判断力、表現力等を身につけているかをみるために、昼間主コースでは国語と英語を、夜間主コースでは国語を課しています。さらに、勉学への意欲や関心、実践的活動などをみるために、調査書の提出を求めています。

【一般選抜 後期日程】
 大学入学共通テストでは、入学後の修学に必要な高等学校レベルでの基礎的な知識、思考力、判断力を身につけているかをみるために、従来通り3教科3科目を課しています。また、個別学力検査等では、物事を多様な側面から考察し、主体的に自らの考えを確立して、それをわかりやすく表現できるかをみるために、小論文を課しています。さらに、勉学への意欲や関心、実践的活動などをみるために、調査書の提出を求めています。

【総合型選抜】
 大学入学共通テストでは、入学後の修学に必要な高等学校レベルでの基礎的な知識、思考力、判断力を身につけているかをみるために、従来通り3教科3科目を課しています。また、人間や文化、社会の諸問題について主体的な関心を持ち、多様な人々と協働しながら勉学の成果をグローバル化した現代社会に活かしたいという強い意欲を有しているかをみるために、面接(口頭試問を含む。)を課しています。さらに、勉学への意欲や関心、実践的活動などをみるために、志望理由書・調査書・活動報告書の提出を求めています。

【学校推薦型選抜】
 物事を多様な側面から考察し、主体的に自らの考えを確立して、それをわかりやすく表現できるかをみるために、小論文を課しています。また、人間や文化、社会の諸問題について積極的な関心を持ち、多様な人々と協働しながら勉学の成果をグローバル化した現代社会に活かしたいという強い意欲を有しているかをみるために、面接(口頭試問を含む。)を課しています。さらに、高等学校レベルの基礎知識や学力、勉学への意欲や関心、実践的活動などをみるために、推薦書・調査書・活動報告書の提出を求めています。

続きを読む… 折り畳む

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

<教育課程の編成と教育内容>
 法文学部人文社会学科では、昼間主には法学・政策学履修コース、グローバル・スタディーズ履修コース、人文学履修コースの3つ、夜間主には法学・政策学履修コース、人文学履修コースの2つの履修コースが設定されています。各履修コースにおいては、それぞれに学位授与方針を実現するためのカリキュラムが組まれています。人文社会学科全体のカリキュラムの構成としては、共通教育科目と専門教育科目と自由選択からなります。

・共通教育科目においては、全学の教育方針に従って、汎用的能力と語学力の基礎及びスタディスキルとソーシャルスキルの基礎を身につける科目を履修させるとともに、文理の枠組みを超えた科目を履修させることによって、大学における学びの基礎と幅広い教養を身につけさせます。
・専門教育科目は学科共通科目とコース指定科目からなります。学科共通科目の【専門入門科目目群】には、人文・社会科学に関する基礎知識を修得させる「人文社会科学入門」と「基礎外国語」(昼間主のみ)を配置します。また、海外を含む様々な現場に出て実践的なトレーニングを積み重ねたり、知識やスキルを一層高めたりすることを目的とする【実践科目群】には「専門共通英語」「フィールド実践」「実践論」「外国語コミュニケーション」を配置します。
 コース指定科目には、専門的な知識や研究手法を身につけることを目的とした【専門科目群】【専門基盤科目群】【専門展開科目群】と、特定の専門領域における高度な知識や研究方法を身につけ、課題発見・問題解決能力の高度化を目的とする【演習科目群】をそれぞれの履修コースの特性に応じて配置します。
・自由選択においては、学生個々の興味関心にしたがって学びを広げたり深めたりすることができます

《法学・政策学履修コース》
 法学・政策学履修コースには、コース指定科目として【専門科目群】【演習科目群】を配置します。
・専門科目群には、法律学・政治学・経済学等の専門的知識や方法論を身につけることを目的とする講義系の科目を置きます。
・演習科目群では、特定の専門領域における高度な知識や研究方法を身につけ、課題発見・問題解決能力の高度化を目的とした少人数教育を行います。昼間主では主指導教員が開講する「法政専門演習」(ゼミ)を履修するとともに、4年次後学期には同一教員の開講する「論文指導」を履修し、演習成果の論文(ゼミ論文)をまとめます。夜間主では主指導教員が開講する「公共政策専門演習」(ゼミ)を履修するとともに、演習成果の論文(ゼミ論文)をまとめます。

《グローバル・スタディーズ履修コース》
 グローバル・スタディーズ履修コースには、コース指定科目として【専門基盤科目群】【専門展開科目群】【演習科目群】及び【卒業論文】を配置します。
・【実践科目群】にはグローバル・コア領域科目を配置し、学生が自分の進路を構想しつつ、交渉力・協働力などの汎用的能力や外国語運用能力を強化します。
・専門基盤科目群では、学生が人文・社会科学の諸分野を学ぶうえで基盤となる知識とスキルを身につけるため、基幹的な諸科目を置きます。
・専門展開科目群では、学生が人文・社会科学の各分野での学びをさらに進めるために必要な知識とスキルを身につけるため、応用的な諸科目を置きます。
・演習科目では、学生がこれまでに身につけた知識やスキルを深め統合し、新たな問題を発見しその解決に貢献する能力を身につけるため、少人数教育を徹底します。
・卒業論文は、大学における学修の総仕上げの科目であり、主指導教員による指導をうけて作成されます。
・卒業までに原則としてすべての学生が海外体験できるカリキュラムを設定します。

《人文学履修コース》
 人文学履修コースには、コース指定科目として【専門基盤科目群】【専門展開科目群】【演習科目群】及び【卒業論文】を配置します。
・専門基盤科目群には、基礎的知識と方法の基本を学ぶ各分野の概論科目を置きます。
・専門展開科目群には、専門基盤科目で修得した知識や基本的な方法に基づいて、より専門的な知識や方法を身につけるために特講を設けます。
・演習科目群には、少人数指導によって専門教育を充実するために、基礎演習と専門演習を置きます。
・卒業論文は、大学における学修の総仕上げの科目であり、主指導教員による指導をうけて作成されます。

<教育方法と成績評価>
・幅広い教養と人文・社会科学の専門的知識に立脚したより高度で創造的な問題発見・解決能力と総合的な判断力を涵養するために講義、演習、実験、フィールドワーク、e-ラーニングなど、科目の教育目標に応じて最適な形式の授業を実施します。
・ディプロマ・ポリシーの技能・表現を達成するために、一部の科目で、反転授業、プレゼンテーション、グループワーク、ディスカッション形式のアクティブ・ラーニングを取り入れ、主体的な学びを促進し、表現力・コミュニケーション能力を涵養します。
・授業時間外学習に充てる時間を十分に確保できるように履修登録制限(CAP制)を設けるとともに、e-ラーニングなど時間外学習を支援するツールを用意します。
・カリキュラムマップで科目の関連性を示すとともに、専門志向・キャリアパスに応じた履修モデルを提示するほか、学年ごとのガイダンスを実施し、学生個々の履修計画をサポートします。
・成績優秀者については3年以上の在学期間をもって卒業させることができる早期卒業制度を設けています。
・提携大学との単位互換、他学部・他大学・海外の大学の科目の単位認定などについても柔軟な対応をします。
・すべての授業科目において、客観的な評価基準に基づいて、筆記試験・口頭試問・レポートなどにより厳格な成績判定を実施します。

<カリキュラムの評価>
 授業アンケート、入学者アンケート、卒業者アンケートなどの学生調査と各種統計データの分析を実施し、個々の授業科目の教育効果や、法文学部の学修到達目標の達成状況について検証します。

続きを読む… 折り畳む

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

<教育理念と教育目的>
 愛媛大学学則及び愛媛大学憲章の趣旨を踏まえ、法文学部では幅広い教養及び人文・社会科学に関連する基本的な知識に基づいた学問を修めさせることにより、豊かな人間性と創造力に富む自立した人材を養成することを目的としています。また、人文・社会科学分野の学芸を深く教授研究することにより、地域に根ざした学部として社会と文化の発展に貢献することを目的としています。

<育成する人材像>
 人間・文化・社会の在り方について、グローカル・マインドに立脚した多角的な視点から、論理的かつ客観的に分析し考察することができる人材を育成します。また、幅広い教養と人文・社会科学の専門的知識に立脚しつつ、より高度で創造的な問題発見・解決能力と総合的な判断力とを備え、社会的役割を自覚し主体的に行動できる人材を育成します。

《法学・政策学履修コース》
 グローバル化した現代社会の様々な問題は相互に密接な関係にあることから、これらの諸問題の本質を見極め、原因を究明するとともに、その解決策を提言するには、法律学・政治学・経済学などの社会科学に関する総合的、体系的な知識が不可欠です。本コースは、これらの社会科学の知識と分析手法とを根底に置きつつ、現代社会における公共性を捉え直し、法制度の下での政策を再構築する能力を有する人材の育成を目指します。

《グローバル・スタディーズ履修コース》
 本コースにおいては、多文化社会の一員として進んで協働的な人間関係を築き、地域に根ざしたグローバルな視点から、地域と世界の接点となる仕事に進んで従事しうる、グローバルな実践知を有する人材の育成を目指します。そのために、以下の3点を教育の基本方針とします。
1.グローバルな諸課題と地域の諸課題を、相互の関連性を踏まえたうえで、多角的視点から総合的に検討するため、人文科学と社会科学両分野の学際的教育に力点を置きます。
2.大学での学びを、グローバル化した現代社会で応用できるようにするため、原則としてすべての学生が、海外で自らを「外国人」の立場に置き、そのなかで言語や文化の相違を理解したうえで、協働的人間関係をつくる体験をさせます。
3.人文学と社会科学を融合させた幅広い学びを基盤としつつ、専門とする学問分野及び国や地域を選択させ、学士レベルにふさわしい専門的かつ複合的知識を身につけさせます。

《人文学履修コース》
 人文学は、思想・歴史・文学・芸術・人間・言語等に関する多様な学問知に立脚しながら、人間によって形成された文化と社会の価値を、グローバルな視点から根源的にかつ多元的に問い直し、社会や共同体の多様な側面を現実に即して多角的に探究するものです。本コースでは、人文学の深い教養と知性、論理的思考力を身につけることによって、生涯学び続けることができる知的能力(コンピテンシー)と、グローバル化した現代社会で要求される知識・技能、及びそれを活用する実践力を涵養します。それにより、どのような環境においても、人間の文化と社会の本質に即して主体的に考え行動し、新たな文化・社会の実現に寄与できる人材の育成を目指します。

<学習の到達目標>
(知識・理解)
1.幅広い教養と人文社会諸科学の基本的な知識を身につけている。
2.人文社会諸科学のいずれかの分野の専門的知識と技能を身につけている。
(思考・判断)
3.人間・文化・社会の在り方について、グローカル・マインドに立脚した多角的な視点から、論理的にかつ客観的に分析し考察することができる。
4.課題を自ら設定し、それぞれの学問領域の研究手法に即してその解決策を考えることができる。
(興味・関心・意欲、態度)
5.つねに学び続け、身につけた知識・技能を活かしてグローバル化した現代社会に貢献しようとする意欲をもっている。
6.グローバル化した現代社会において、様々な人と協働することができる。
(技能・表現)
7.必要な情報を幅広く収集し、的確に整理・分析することができる。
8.グローバル化した現代社会において活躍できる、的確なコミュニケーション能力をもっている。

《法学・政策学履修コース》
(知識・理解)
1.人文社会科学を基礎とした幅広い教養を身につけている。
2.法律学・政治学・経済学といった社会科学の専門的知識及びその活用方法を身につけている。
(思考・判断)
3.グローバル化した現代社会や組織の諸課題を自ら発見し、グローカル・マインドをもって多角的視点から論理的に考察し、総合的に判断することができる。
(興味・関心・意欲、態度)
4.主体的学びの中で、諸課題に対する関心を積極的に持ちつづけることができる 。
5.社会貢献を念頭に置き、社会や組織の一員として自覚と責任を持ちながら他者と協働することができる。
(技能・表現)
6.諸課題の解決に必要な情報を収集・整理・分析することができる。
7.様々な言語やツールを活用することで、自らの思考・判断のプロセス及び結果をわかりやすく説明することができる。

《グローバル・スタディーズ履修コース》
(知識・理解)
1.人文科学と社会科学両分野の基礎的知識を身につけている。
2.人文科学・社会科学のある特定の専攻分野における専門知識及び活用技法を身につけている。
(思考・判断)
3.グローバリゼーションに伴う諸問題にグローカル・マインドをもって多元的・多面的に取り組むため、実体験に支えられた教養と知識(グローバルな実践知)に基づいて、自ら課題を設定し論理的に考察することができる。
(興味・関心・意欲、態度)
4.国際社会・多文化社会の一員としての自覚を持ち、文化の違いや国境を越えて、協働的な人間関係を形成することができる。
5.課題の設定や達成に必要な知識と実体験を、自ら積み重ねることができる。
(技能・表現)
6.国際的・多文化的な活動に必要な語学力を有している。
7.必要な情報を幅広く収集し、整理・分析することができる。
8.自らの思考の過程と結果を、明確に説明することができる。

《人文学履修コース》
(知識・理解)
1.人文社会科学の基本的な知識を身につけている。
2.思想・歴史・文学・芸術・人間・言語等を対象とした人文学の専門知を身につけている。
(思考・判断)
3.自ら設定した課題について、それぞれの学問領域の研究方法に即して、考察することができる。
4.グローカル・マインドに立脚した多角的な視点から物事を根源的に問い直すことができる。
(興味・関心・意欲、態度)
5.人文学の知に基づいて、実践の場において主体的に考え、行動できる能力を身につけている。
6.人文学の知をもって地域社会やグローバル社会に寄与する意欲を持っている。
(技能・表現)
7.情報を収集・整理し、批判的に分析することができる。
8.他者の声に耳を傾け、自分の考えを口頭表現や文章表現によって的確に伝えることができる。

<卒業認定・学位授与>
 法文学部の定める教育課程を修め、厳格な成績評価に基づき所定の単位を修得し、卒業要件を満たした学生に対して卒業を認定し学位(学士)を授与します。

続きを読む… 折り畳む