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医学部(医学科)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

本学部は,医の倫理に徹し,科学的思考法と高度の医学的知識を体得し,生涯学習を通して社会的信頼を得るに足る臨床医及び医学研究者を養成し,もって人類の健康と福祉に貢献することを使命とする。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

●教育内容・特色
医師・医学研究者の育成には,科学知識と技術の修得とともに豊かな人間性の教育が強く求められます。医学科の使命は,「医の倫理に徹し,科学的思考法と高度の医学的知識を体得し,社会的信頼を得るに足る臨床医並びに医学研究者を養成し,もって人類の健康と福祉に貢献する」ことです。特色ある6年間の医学教育を経て,医学・医療の進歩,社会のニーズに対応して絶えず医療の質の向上に努め,生涯にわたり社会へ貢献できる,世界に通用する医療人を育成します。

●求める人材
医学科では,将来の医学・医療の担い手として次のような人材を求めています。
1.医師に必要な使命感,豊かな人間性,高い倫理観,コミュニケーション能力を持っている人
2.医学・医療の進歩に対応するために必要な,幅広い基礎的学力と語学力,問題解決能力を持っている人
3.知的探究心が強く,とくに生命科学に対して深い関心を持っている人
高等学校において,論理的思考力を身につけ,筋道の立った文章を書き,自然科学の基礎知識と思考方法を習得しておくことが必要です。入学後の学修のため,高等学校において修得していることが望まれる教科は,国語,外国語,地理歴史,公民,数学,理科です。

●入学者選抜の基本方針
・一般選抜(前期日程)
5教科7科目の大学入学共通テストを課し,高等学校卒業レベルの基礎学力を評価します。個別学力検査等では数学・理科2科目・外国語(英語)を課し,医学を学ぶ上で基盤となる科目への理解度を評価します。また面接により,将来の医学・医療の担い手としての適性を総合的に判断します。

・学校推薦型選抜Ⅱ(大学入学共通テストを課すもの)
地域枠コースとして募集,選抜を行います。調査書・志願所信書等の書類審査と面接試験で,志望する各県の出願要件をみたし,各県が貸与する奨学金を受給していること。かつ当該県内での医療に従事する強い意思を確認し,将来の医学・医療の担い手としての適性を総合的に判断します。入学後の学修のため,5教科7科目の大学入学共通テストを課し,基準点(概ね780点)以上の者から選抜します。・私費外国人留学生選抜
本学の定めた出願資格を満たしている者に対して,書類審査,日本留学試験(日本語,数学コース2,生物および他1科目理科)を課し,日本の高等学校卒業レベルの基礎学力を評価します。個別学力試験では数学・理科2科目・外国語(英語)を課し,医学を学ぶ上で基盤となる科目への理解度を評価します。さらに面接を課し,将来の医学・医療の担い手としての適性を総合的に評価します。

・国際バカロレア選抜
国際バカロレア資格(IB最終成績評価39/45点以上)を有し,日本語(言語Aで成績評価4以上)又は,言語Bで成績評価HL(HIGHERLEVEL)6以上,理科2科目および数学(所定の成績評価以上)を修得した者に対して,書類審査を行い,日本の高等学校卒業レベルの基礎学力および医学を学ぶ上で基盤となる科目への理解度を評価します。さらに面接を課し,将来の医学・医療の担い手としての適性を総合的に評価します。

・第2年次編入学(学士入学)
本学の定めた出願資格を満たしている学士に対して,書類(TOEFL-iBT成績証明含む)審査を行い,課題作文で論理的思考能力と生命科学に対する理解度を評価します。学力試験では生物学,科学英語を課し,医学を学ぶ上で基盤となる科目への理解度を評価します。さらに面接を課し,将来の医学・医療の担い手としての適性を総合的に評価します。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

(1)教育課程の編成
医学科ディプロマ・ポリシーに掲げる学士力(人間性に富む豊かな教養,目的につながる専門性,効果的に活用できる情報力,時代と社会をリードする行動力,生涯にわたる自己実現力)を備え,世界の多様な課題に取り組むことのできる医療人,医学研究者を育成するため,医学教育モデル・コア・カリキュラムに提示されている教育内容を包含した6年一貫教育カリキュラムを構築しています。

(2)教育・学修方法
専門分野の教育では,講義に加え,演習・実習などの少人数教育の利点を生かした実践的な授業を多数設定しています。3年次の「医学研究インターンシップ」では, 配属先の研究室(海外含)で最先端の研究に取り組み,課題発見・問題解決能力を獲得します。全国共用試験(CBT・OSCE)を経て、スチューデントドクター認定後に実施する5・6年次の臨床実習では,診療チームの一員として積極的に医療に参加する診療参加型臨床実習を行い,医療人としての実践能力を身につけます。

(3)学習成果の評価の方針
講義の学習成果は,授業の特性に合わせ,試験・レポート・授業での課題等により,演習や実習では,課題の実施状況やレポート,ポートフォリオ等で総合的に評価します。医学研究インターンシップは,日々の取り組み状況(ルーブリック評価)と,研究成果の発表により評価します。臨床実習は,各診療科の定める達成度評価(ルーブリック評価,mini CEXなど)に従って評価します。

人間性に富む豊かな教養【教養】
高い倫理観と幅広い国際的な教養,豊かな人間性を身につけるため,1~2年次の教養教育に加え, 専門教育では,1年次の「医学概論」,「臨床医学入門」で医学の概観と根本を学び,「プロフェッショナリズム・行動科学」で,医療人・医学研究者としての職業観を養います。2年次の「医学史」では医学を築いてきた先人に学び,さらに,3年次での「レギュラトリーサイエンス」,4年次での「生命倫理学」,「医事法」では,倫理的・法的観点から医療人・医学研究者に求められる素養を獲得します。さらに,4年次後半からの診療参加型臨床実習では,相手を理解する傾聴力と相手に寄り添う共感力を身につけます。

目的につながる専門性【専門性】
専門基礎科目と専門科目の螺旋型カリキュラムにより,1年次に生命科学の基礎を修得し,1年次後半~3年次に正常な人体の構造と機能,様々な病因によって引き起こされる病態,薬物反応等,医療人・医学研究者に必要な専門的知識を段階的に学びます。3年次には,海外を含む学内外の研究室で研究を実体験する「医学研究インターンシップ」で,グローバルな科学的思考力と対応力を育てます。4年次では,臨床医学と社会医学を学修し,4年次後半~6年次では,多職種医療チームの一員として海外臨床機関を含む臨床現場で診療参加型臨床実習を行い,世界に通用する職業的な知識・思考法・技能・態度の基本を実践的に身につけます。

効果的に活用できる情報力【情報力】
1年次に教養教育科目にて情報リテラシーの基礎を,2年次に「データサイエンス」にてデータリテラシーの基礎を学修し,3年次では「バイオメディカルデータサイエンス」にて医学に特化した情報の数理解析方法を学びます。また,効果的にグローバルな情報発信ができる能力を身につけるため,3年次初期に「基礎病態演習」を,4年次後半に「臨床病態演習」を履修し,情報活用能力を養います。4年次後半~6年次の参加型臨床実習では,疾患を判断・治療するための情報収集・分析を行い,社会的・心理的な背景を考慮した全人的教育により,情報を正しく活用できる力を養います。

時代と社会をリードする行動力【行動力】
1年次の「医学セミナー」では,自ら情報を収集し,主体的に課題解決に取り組みます。1~3年次に行う,「プロフェッショ ナリズム・行動科学」と「地域医療体験実習」では,社会の現状と問題点を理解し,地域住民や多職種の医療従事者とのコミュニケーションを通して,医療人・医学研究者として高い協調性と社会性を育てます。さらに,4年次後半~6年次の参加型臨床実習では,スチューデントドクターとして多職種医療チームの一員となり,専門職業人としての知識・技術の獲得と,状況に応じた柔軟な対応力を養います。

生涯にわたる自己実現力【自己実現力】
1年次早期に医療・福祉の現場を自ら体験し,患者の傍らにいること,共感的態度を学びます。1年次の「医学セミナー」,3年次の「基礎病態演習」,「医学研究インターンシップ」では,グローバルな社会の課題や問題点,ニーズに対する解決策を自ら考え,実行する力を養います。6年次では,選択制臨床実習による総合的な自己研鑽を通して,生涯にわたり自己の成長を追求できる医療人を育成します。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

所定の期間在学し,学科の定める授業科目を履修して所定の単位を取得し,全国共用試験および卒業試験の基準点を満たし,以下の学士力を基本的に修得した学生に学位を授与する。

人間性に富む豊かな教養【教養】
医療人・医学研究者としての高い倫理観と幅広い国際的な教養,豊かな人間性を身につけ,病める人や立場・職種の異なった人の話を傾聴し共感できる。

目的につながる専門性【専門性】
医療人・医学研究者として必要な専門的知識と実践的能力を身につけ,獲得した知識と能力を活かしてグローバルに活躍できる。

効果的に活用できる情報力【情報力】
医学的情報を収集・分析し,的確な判断のもと課題解決にむけて正しく活用できるとともに,グローバル社会に向けて適正かつ効果的に情報発信できる。

時代と社会をリードする行動力【行動力】
高い協調性のもとに世界に通用する専門職業人としての指導力を発揮し,多職種医療チームの一員として責任をもった行動と状況に応じた柔軟な対応ができる。

生涯に亘る自己実現力【自己実現力】
絶えず医療の質の向上に努め,生涯にわたり自己の成長を追求できるとともに、グローバルな社会のニーズに対応した持続可能な医療を実現できる。

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