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農学部

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

本学部は,農学の分野において,総合的な教育研究を行い,多様化する社会の要請に応えるとともに,幅広い基礎学力と応用展開能力を備えた人材を養成することを目的とする。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

教育内容・特色
 農学部総合農業科学科は,農芸化学コース・応用植物科学コース・応用動物科学コース・環境生態学コースの4コースで組織されています。
 農学部では,学生が幅広い教育科目を通じて適性を判断し,興味を持てる専門のコースや研究ユニットを選択することができます。1年次には一般教養科目の履修と並行して,農業科学の概要を把握するための専門基礎科目を履修します。2年次には各コースに分属して,専門科目を通じて自分自身の適性を見いだし,3年次から順次,研究ユニットに所属します。4年次には卒業論文作成を目的に実践的研究を経験します。
 このカリキュラムは,農学に関する幅広い基礎知識を修得し,その上にそれぞれの専門分野の知識を積み上げていくことができるのが特色です。農学部はこのカリキュラムのメリットを活かして,多様化する社会的要請に対応し,幅広く応用力を発揮できる人材の養成を目指します。

求める人材
1. 高等学校で,教育カリキュラムに興味をもって取り組み,積極的な学習姿勢を確立した人
2. 大学で,広く農学を学んだ上で専門的な学習をしたいという強い意欲をもつ人
3. 将来,実社会で農学はもとより様々な分野で活躍する強い意欲をもつ人,または,技術者や研究者として活躍する強い意欲をもつ人
4. 高等学校卒業レベルの英語を含む幅広い基礎学力と理解力・思考力を有している人
入学後の学修のため,数学は以下の科目の内容を修得していることが望まれます。
数学(数学I,数学II,数学III,数学A,数学B)
また理科は以下の科目のうち複数の科目を履修していることが望まれます。
物理(物理基礎,物理),化学(化学基礎,化学),生物(生物基礎,生物),地学(地学基礎,地学)

入学者選抜の基本方針
・一般選抜(前期日程)
5教科7科目の大学入学共通テストを課し,高等学校卒業レベルの基礎学力を評価します。
3教科4科目の個別学力検査では,数学・理科・外国語(英語)を課し,農学を学ぶ上で基盤となる科目の理解度と応用力を評価します。
・学校推薦型選抜Ⅰ(大学入学共通テストを課さないもの)
書類審査(調査書,推薦書,志望理由書,英語資格・検定試験の成績),小論文と面接(口述試験を含む)の結果を総合して評価します。
小論文では,農学を学ぶ上で重要な読解力,論理的思考力,表現力を評価します。
面接では,意欲,自己表現力と対話力,農学を学ぶ上で基盤となる科目の理解度と応用力を評価します。
・社会人選抜
書類審査(調査書,社会人選抜志望理由書,英語資格・検定試験の成績),小論文と面接(口述試験を含む)の結果を総合して評価します。
小論文では,農学を学ぶ上で重要な読解力,論理的思考力,表現力を評価します。
面接では,社会人としての経験,意欲,自己表現力と対話力,農学を学ぶ上で基盤となる科目の理解度と応用力を評価します。
・私費外国人留学生選抜
書類審査と面接等の結果を総合して選抜します。
書類審査では,日本留学試験と英語資格・検定試験の成績,志望動機,課題作文を課し,基礎的な日本語能力ならびに数学・理科・英語の理解度を評価すると共に,課題解決に意欲と探究心を持つ人材を選抜します。
面接では,意欲,自己表現力と対話力,論理的思考力を評価します。
・国際バカロレア選抜
  書類審査と面接の結果を総合して選抜します。
書類審査では,成績評価証明書,自己推薦書,評価書を通して,基礎学力,自己表現力,意欲を評価します。
面接では,農学部で広く農学を学び,国際的に活躍する人材となる意欲を評価します。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

① 教育課程の編成の方針
 農学部では,総合農業科学科1学科体制の基に,教育コースとして農芸化学,応用植物科学,応用動物科学,環境生態学の4コースを設定しています。授業科目は教養教育科目(31単位必修)と専門教育科目(93単位必修,卒業論文18単位を含む)で構成されています。1年次では,「知的理解」「言語」「実践知・感性」「汎用的技能と健康」などの教養教育科目の履修と並行して「農学概論」や農学の基礎的科目,各コースの概論科目などの専門基礎科目を履修し,農学の幅広い基礎知識を修得します。自らの興味・適性を見極めた上で,2年次から各コースへ分属し,基礎的実験・実習・演習科目および各コースの専門科目を履修します。3年次から順次,研究ユニットに所属し,専門的講義,実験・実習・演習を履修し,専門的スキルを習得します。また,3年次には高年次教養科目「日本農業論」により農学部生として必須の幅広い農業情勢を学びます。4年次では,農学学修の集大成として「卒業論文」により新規実験や調査を含む高度な実践的研究経験を通して,主体的に学び,専門情報を論理的にまとめ表現・行動できる能力を涵養します。
 また,学部の4年間を通じて他大学と連携した各種のフィールド演習,「インターンシップ」,多様な産学官連携実践型特別科目を開講しています。
 このように,幅広い基礎知識の上に,それぞれの専門分野の知識・スキル・経験を積み上げることにより,多様化する社会のニーズに柔軟に対応し,幅広い領域で応用力を発揮し,自己実現できる人材を養成するカリキュラムを編成しています。

② 教育課程における教育・学習方法に関する方針
人間性に富む豊かな教養【教養】
 自然・社会・人間に関わる多様な問題に関心を持ち,主体的な問題解決に向けての論理的思考力・判断力・創造力や行動力を育成し,人間性や倫理観に裏打ちされた豊かな教養を身につけるように,1、2年次主体の教養教育科目では,知的理解,言語,実践知・感性,汎用的技能と健康,導入教育を設定しています。
 持続的な生物生産,環境保全など,人類の生存にかかわる多様な問題に対して関心を持つ農学的姿勢を育成するために,1年次の導入教育として「総合農業科学入門」,3年次の高年次教養科目として「日本農業論」などにより,生命現象・環境・人間生活の幅広い学習・見学・体験を通じて,農学に対する知的好奇心を向上させるとともに,農学の全容を理解します。

目的につながる専門性【専門性】
 農学部は農芸化学コース,応用植物科学コース,応用動物科学コース,環境生態学コースの4つの教育コースから構成され,学生は2年次からいずれかの専門コースに分属し,学修します。全コースの概要を理解し,コース選択に際しての重要な情報を得るため,1年次後半に入門的な講義形式のコース概論(農芸化学コース概論,応用植物科学コース概論,応用動物科学コース概論,環境生態学コース概論)を履修します。農学の専門的な学識と技術を適切に応用する力を身につけるため,体系的に編成されたカリキュラムに基づいて2,3年次では各コースでの専門的講義に加えて,課題の探求と解決,実践する能力修得のため,実験・実習・演習を履修します。最新の食料・農業・農村政策に関する講義を提供し,「食料問題」,「環境問題」といった喫緊の課題に対応するための幅広い知見や実践的知識の修得を目指します。4年次では各教育ユニットにおいて専門的かつ実践的卒業論文研究を行い研究者、高度専門家としても通用する専門力を磨きます。

効果的に活用できる情報力【情報力】
 1年次に教養教育科目にて情報リテラシーの基礎を,2年次に「応用生物データサイエンス」にてデータリテラシーの基礎を学修します。2,3年時の各コース演習には,各種の情報を収集,分析,処理し,まとめるスキル養成を含んでいます。4年時の卒業論文研究では,最新学術情報の収集,分析に加えて自らの実験・調査結果をまとめ,正確・客観的かつ分かりやすく伝えるための論文作成,プレゼンテーション経験を通じて効果的な情報発信能力を習得します。

時代と社会をリードする行動力【行動力】
 1年次の「農家体験実習」2,3年次の各コース実験・実習・演習,4年次の卒業論文研究において,人を含む多様な生物の生存と福祉に向けた行動のために地域社会から国際社会にも通じるコミュニケーション能力と社会実践力を養成します。 4年間を通じて,政府各省庁・自治体・NPO法人などの幅広い分野と連携し,参加者間でディスカッションを重ねながら,コミュニケーション能力の養成およびキャリアアップにつながる各種の産学官連携実践型科目を開設しています。国際社会にも通じるコミュニケーション能力を獲得するため,英語での講義,海外体験機会を提供しています。

生涯に亘る自己実現力【自己実現力】
 1,2年次では,生涯に亘って自己の成長を追求できる幅広い教養に基づいた学士力を育成するため,スポーツや文化活動を含む教養教育科目を提供しています。1年次から3年次までの各種の実践型講義,実験,実習,演習および4年次の卒業論文研究では,農学部で修得した知識と経験をもとに,生涯に亘って学習意欲を持ち続け,実社会で農業の進歩と農学の発展に寄与できるよう専門性を基盤とした自己実現能力を習得します。

その他
 各コースおよび研究ユニットで,学習目標を明示した履修モデルを作成して,コアとなる授業科目を明確にしています。教員の教授能力向上および授業改善を目的として,学生による授業評価アンケートの分析,授業のピアレビュー,各種教員研修を実施しています。

③ 学習成果の評価の方針
 学習成果は,授業の形態(講義,演習,実習,実験等)に応じて,定期試験,レポート,授業中の小テストや発表など各科目のシラバスに明記された評価方法に基づき,到達目標の達成度を厳格に判定します。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

岡山大学農学部は,所定の期間在学し,学部の定める授業科目を履修して,所定の単位を修得した学生に対し,以下の能力を修得したと認定し,学士(農学)の学位を授与する。

人間性に富む豊かな教養【教養】
 持続的な生物生産,環境保全など人類の生存にかかわる多様な問題に対して関心を持ち,主体的な問題解決に向けての論理的思考力・判断力を有し,人間性や倫理観に裏打ちされた豊かな教養を身につけている。

目的につながる専門性【専門性】
 農芸化学,植物科学,動物科学,および環境生態学にかかわる農学の専門的な学識と技術を身につけ,それを適切に応用することができる。

効果的に活用できる情報力【情報力】
 農学的な知識と情報を収集・分析し,人を含む多様な生物の生存と福祉に有益な活動のために正しく活用すると共に,効果的に情報発信できる。

時代と社会をリードする行動力【行動力】
 地域社会から国際社会にも通じるコミュニケーション能力と社会実践力を有し,地域,社会,民族,人種,国籍等のあらゆる境界を越えた全人類の生存と福祉に向けて行動できる。

生涯に亘る自己実現力【自己実現力】
 自立した個人として日々を享受する姿勢を一層高め,自己の成長を追求するとともに,生涯に亘って学習意欲を持ち続け,農業の進歩と農学の発展に寄与できる。

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