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自然科学研究科(博士課程(前期))

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

博士前期課程においては,理学及び工学の基礎及び応用に係る自然科学系分野において,学類での基礎教育を発展させ,「総合性」及び「学際性」に富んだ職業人と研究者を養成すること並びに博士後期課程への基礎課程としての教育研究を行うことを目的とする。

専攻,コース及び人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的(博士前期課程)
【数物科学専攻】 数学,物理学および計算科学の3つのコースを設け,それぞれの分野の高度な教育研究を行うだけでなく,これらの分野を有機的に統合した教育研究も行う。数学,物理学,計算科学の高度な専門知識と研究手法を修得し,自然科学の諸問題を本質的なレベルで理論的または実験的に解明することができる人材を養成する。修得した専門知識と研究手法を,社会や自然界の多様な問題の解決に応用できる能力を備えた高度職業人,専門的研究者,教育界で活躍出来る幅広い人材を組織的に養成することを目的とする。
【物質化学専攻】 物質化学専攻では,物質をキーワードとし,以下のような能力を兼ね備えた人材を養成する。 (1) 自然界で起こる様々な現象を,原子核レベルから分子集合系レベルまでの広い範囲にわたって化学的に理解する。(2) 21世紀に必要とされる環境に適合した新しい機能性物質の創成と応用に邁進し,それらの実用化に至るまでの自然界と調和した社会の確立と産業の持続的発展・構築を目指す。(3) 「基礎化学及び応用化学」を通じて積極的にチャレンジする情熱と意欲を持ち,実社会で幅広く活躍できる自己表現力やコミュニケーション能力,問題解決力を有する。 また,化学コースと応用化学コースを設け,それぞれの分野の基礎から応用までを網羅し,さらに高度な専門性までの教授により高度専門職業人や研究者を養成することを目的とする。
【機械科学専攻】 機械科学専攻では,機械工学分野とその学際領域における基盤及び先端技術の教育研究を通して,優れた専門知識と深い探求心を持ち,高い倫理観と自己の考え・価値観を的確に世界へ発することができる国際性を備えた高度専門技術者を養成する。
【フロンティア工学専攻】 「開拓」した工学の先端・境界領域における異分野融合の素養や,電子機械,機械工学,化学工学,電子情報等の多様な専門知識を,近未来社会が求める「技術革新」につなげるための高度専門・実践教育により,先端テクノロジーの社会実装を実現し,未来社会を創造・牽引する人材を養成する。
【電子情報通信専攻】 電気電子工学,情報通信工学の高い専門的能力を有し,創造力豊かで,新分野開拓にも意欲を持ち,自立心と創造力,そして国際性を備えた研究者や高度な専門技術者を養成するとともに,企業等における技術開発をリードできる能力,社会や自然環境に応用できる能力を有する者を養成する。
【地球社会基盤学専攻】 環境の世紀ともいわれる21世紀に,地域・地球規模の環境を包括的に捉え,地球と社会が安心して共創できる地球・社会基盤整備に係る研究に必要な専門知識と実践的スキルを修得させるとともに,それらを総合的に応用する能力の育成を図り,国際社会で活躍できるプレゼンテーション・コミュニケーション能力,柔軟な課題設定・解決能力と実践能力を身につけた独創性豊かな研究者・技術者・教育者を養成する。
【生命理工学専攻】 生物科学とバイオ工学の各分野で,研究に必要な専門知識と実践的スキル,国際社会で活躍できるプレゼンテーション・コミュニケーション能力,柔軟な課題設定・解決能力とプラン実践能力を身つけ,豊かな人間性と独創性を備えた人材を育成する。
<金沢大学大学院自然科学研究科規程より>

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入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

【数物科学専攻】:自然科学の基礎分野に興味を持ち,数学や物理学又は計算科学に関する基礎知識を備えており,自らの専門分野に強い探究心があるとともに,一般企業や研究機関の研究者や教育機関の教員として,将来活躍することを目指す,意欲ある学生を求めます。
入学者選抜の基本方針
「数学コース」数学の専門的基礎科目(微分積分,線形代数,集合と位相,複素関数論)の学力と英語の読解力・運用力を重視します。また,数学を学ぼうとする意欲と総合的能力を口述試験を通じて評価します。
「物理学コース」物理学の専門的基礎科目(力学(解析力学を含む),電磁気学,熱統計力学,量子力学等)の学力と,科学分野の国際的な公用語である英語の学力を重視します。また,物理学を学び,それにより社会の発展に貢献する意欲を口述試験を通じて評価します。
「計算科学コース」計算科学の専門的基礎科目としての数学(微分積分,線形代数),基礎物理(力学,電磁気学,量子力学,熱統計力学),計算機(プログラミング,数値計算)の学力,及びコミュニケーションの手段としての英語の学力を重視します。また,数理現象,自然現象に対する関心の高さ,興味の深さを動機付けとして口述試験を通じて評価します。
入学前に必要な基礎学力
「数学コース」英語及び数学の専門的基礎科目(微分積分,線形代数,集合と位相,複素関数論)についての基礎学力を身につけておくことが必要です。
「物理学コース」英語及び物理学の専門的基礎科目(力学(解析力学を含む),電磁気学,熱統計力学,量子力学等)についての基礎学力を身につけておくことが必要です。
「計算科学コース」英語及び計算科学の専門的基礎科目としての数学(微分積分,線形代数),基礎物理(力学,電磁気学,量子力学,熱統計力学),計算機(プログラミング,数値計算)についての基
礎学力を身につけておくことが必要です。
【物質化学専攻】:物質化学専攻では,物質をキーワードとし,自然界で起こる様々な現象を原子核レベルから分子集合系レベルまでの広い範囲にわたって化学的に理解すると同時に,21世紀に必要とされる環境に適合した新しい機能性物質の創成と応用,さらにそれらの実用化に至るまでの自然界と調和した社会の確立と産業の持続的発展と構築を目指し「基礎化学及び応用化学」を通じてグローバル社会に積極的にチャレンジする情熱と意欲をもつ学生を求めています。加えて,研究を通して得た成果を広く世界に向けて発信し,さらに高度な学問を学ぼうとする意欲的な学生を求めています。
入学者選抜の基本方針
基礎から専門にわたる化学の知識と理解度,及び英語の学力を重視します。また,口述試験(成績証明書を含む)により,専門基礎学力,勉学意欲等を評価します。
入学前に必要な基礎学力
物理化学,無機化学,有機化学,分析化学などの化学系基礎科目及び実験技術について充分に理解・修得できていることが必要です。また,教養・基礎科目(言語,社会系,自然科学系科目)も自分の知見を広げると共に,意見をまとめコミュニケーションを行うために必要です。さらに,化学の専門知識・技術とともに幅広い教養と豊かな人間性を身につけ,科学・科学技術・文化の発展と充実に貢献し,グローバル社会および地域社会に積極的に貢献できる理学及び工学的素養を身につけてください。
【機械科学専攻】:機械工学分野における専門性を深化させるとともに,学際的な課題や技術革新に対応できる専門知識と俯瞰力・総合化力を醸成し,高い倫理観と国際性のもと,未来を見据えた機械科学の探求によって人類社会の持続的発展に貢献できる専門性の高い技術者を育成します。このような観点から,本専攻では,次のような能力・資質を備えた入学者を求めます。
1. 数学・物理学の基礎学力及び機械工学全般にわたる基本的な知識を備える人
2. 講義や教科書の理解及び国際コミュニケーションに必要な英語力を有している人
3. 志望するプログラムに関心を持ち,創造的・独創的に思考しながら,主体的に研究課題に取り組む意欲を持つ人
4. 新しい機械科学を開拓し,人類社会の持続的発展と国際社会に貢献しようとする意欲に満ちた人
入学者選抜の基本方針
機械工学分野における基礎的素養と学習意欲を問うための学力検査と口述試験を行います。さらに,英語外部試験スコアを利用して,英語能力の審査を行います。これらの結果に基づいて,志願者の能力や資質を総合的に評価します。
入学前に必要な基礎学力
数学,物理学,機械系基礎科目(材料力学,振動工学,流れ学,熱力学等)の学力,文献の読解や国際コミュニケーションのための英語力が求められます。
【フロンティア工学専攻】:工学の各分野における専門性を深化させるとともに,これらを融合して未来社会で必要とされる課題やイノベーションに対応できる専門知識と俯瞰力・総合化力を醸成し,高い倫理観と国際性のもと,人類社会の持続的発展に貢献できる技術者・研究者を育成します。このような観点から,本専攻では,次のような能力・資質を備えた入学者を求めます。
1. 数学・物理学の基礎学力及び電子機械,機械工学,化学工学,電子情報工学の各分野における基本的な知識を備える人
2. 講義や専門書,学術論文や特許の理解及び国際コミュニケーションに必要な英語力を有している人
3. 志望するプログラムに関心を持ち,創造的・独創的に思考しながら,主体的に研究課題に取り組む意欲を持つ人
4. 先端技術により未来社会を開拓し,人類社会の持続的発展と国際社会に貢献しようとする意欲に満ちた人
入学者選抜の基本方針
フロンティア工学専攻では,機械工学系,化学工学系あるいは電子情報工学系における基礎的素養と学習意欲を問うための学力検査(筆記試験,口述試験),英語外部試験スコア,学業成績証明書を総合的に評価します。
入学前に必要な基礎学力
機械工学系:数学,専門科目(材料力学,振動工学,流れ学,熱力学),英語
化学工学系:数学,専門科目(プロセス工学量論,移動現象論(流体工学・伝熱工学),化学反応
速度論・反応工学,化学工学熱力学・物理化学),英語
電子情報工学系:数学,専門科目(電気回路,電子回路,論理回路),英語
【電子情報通信学専攻】:創造力豊かで,新分野開拓にも意欲を持ち,自立心と統率力,国際性を備えた,電気電子工学,情報通信工学分野の研究者や技術者の育成を目指します。また,最新の情報技術からグローバルなエネルギー対策や環境問題まで,専門性に加えて総合的・学際的な課題に取り組むことができる人材を育成します。さらに,世界に情報を発信できる専門家として,研究成果に関する的確なプレゼンテーション力とディスカッション力,英語でのコミュニケーション力を有する国際人の育成を行います。このため,本専攻では,電気電子工学,情報通信工学の専門知識を有し,自らの専門分野に強い探究心を持ち,さらに高度な学問を学ぼうとする意欲的な学生を受け入れます。
入学者選抜の基本方針
学力検査(数学および専門科目の筆記試験,口述試験),英語外部試験スコア,学業成績証明書等を総合して評価します。
入学前に必要な基礎学力
英語,数学,専門科目(電気回路,電子回路,電気磁気学,情報理論,アルゴリズムとデータ構造,論理回路等)
【地球社会基盤学専攻】: 21世紀における地球生命圏の保全,地域環境の形成及び社会基盤整備においては,われわれ人類の生存基盤となる地球,日常の生活基盤となる社会及びそれらを取り巻く環境を対象に,理学と工学の両面から柔軟に思考できる能力が求められます。本専攻では明確な倫理観と論理的思考のもと,地球惑星科学・環境科学や環境工学,土木工学,防災工学,都市工学に関わる俯瞰的で幅広い基礎知識と特化した専門知識を有し,地域からグローバルまでさまざまな局面において,社会をリードする研究者・技術者・教育者を養成します。科学的探究心に富み,これらの分野の専門知識を深めて活躍したいと考えている学修意欲のある人の入学を期待します。
入学者選抜の基本方針
地球社会基盤学専攻は,学力検査(英語外部試験,筆記試験及び口述試験)及び学業成績証明書により,英語と数学,地球惑星科学の探求,地域環境の形成及び社会基盤整備の幅広い局面で必要となる知識に関する志願者の能力や資質を総合的に評価します。
入学前に必要な基礎学力
英語及び課程教育の基礎となる数学,並びに地質学,古生物学,岩石学,鉱物学,結晶学,地球環境学,地球年代学及び地球物理学,又は構造力学,水理学,土質力学,計画数理学及び環境工学等の習得が必要です。
【生命理工学専攻】:本専攻では,豊かで持続可能な自然環境ならびに自然と調和のとれた人間社会を実現するため,生命と生命現象の謎に挑戦する生命科学,海洋及び陸水圏の様々な生物種を対象として生理・生態を学び食料生産へと繋げる海洋生物資源科学と,生物学を工学的発想で人間社会に適用するバイオ工学の各分野で,研究に必要な専門知識と実践的スキル, 国際社会で活躍できるプレゼンテーション・コミュニケーション能力,柔軟な課題設定・解決能力とプラン実践能力を身につけ,豊かな人間性と独創性を備えた人材を育成します。新分野を切り開く学術的探究心に富み,理学と工学の専門知識を活かして活躍したいと考えている学修意欲のある人の入学を期待します。
入学者選抜の基本方針
生命理工学専攻では,生物学,海洋生物資源学,バイオ工学のいずれかの分野に関する基礎知識を十分備えているとともに,他分野と連携し,科学の総合的な発展と人類の豊かな生活の実現に貢献する意欲ある学生を評価します。具体的には,学力検査(口述試験),英語外部試験スコアおよび学業成績証明書により,志願者の基礎的能力や資質ならびに学修意欲を総合的に判断します。
入学前に必要な基礎学力
自然科学全般に関する理解が必要ですが,特に生物学や海洋生物資源学(生物科学コース),化学や生物学(バイオ工学コース)に関する基礎学力は重要となります。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

自然科学研究科では,各専攻ごとに教育課程編成方針を定めています。
各専攻ごとの教育課程編成方針については,本学自然科学研究科Webサイトで確認してください。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

自然科学研究科では,各専攻ごとに学位授与方針を定めています。
各専攻ごとの学位授与方針については,本学自然科学研究科Webサイトで確認してください。