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歯学部(口腔生命福祉学科)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

変化の激しい現代社会のなかで、国民の多様な価値観を受け入れ、質の高い保健医療福祉サービスを提供するために、新たな諸課題に関係者と適切に連携しながら問題解決を図っていく能力を備え、口腔保健・歯科医療・福祉を総合的に思考・展開できる能力を有する人材を育成します。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

入学者に求める学力と入学者選抜方法
(1)入学者に求める学力
・高等学校卒業レベルの幅広い基礎学力
・論理的な思考力
・自分の考えを適切に他者に伝える表現力
・自ら新しい課題に意欲的に取り組もうとする態度
・相手の気持ちを親身になって理解しようとする姿勢
・口腔の健康増進を基盤とした保健・医療・福祉に対する高い目的意識と学習意欲
(2)入学者選抜方法
 一般選抜(前期日程)
 学科における学習に必要な高等学校卒業レベルの基礎学力をもつとともに、専門分野に関連する科目に対する学習意欲と適性をもつ人を選抜する。
 大学入学共通テストでは、5教科6もしくは7科目または6教科6もしくは7科目の試験を課し、学科における学習に必要な高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。個別学力検査では、英語および面接を課し、英語では基礎的な学力を評価し、面接では論理的思考力および表現力、態度・姿勢、学習への意欲を総合的に評価する。
 学校推薦型選抜
 学科における学習に必要な高等学校卒業レベルの基礎学力をもつとともに、人物・学業ともに優れ、口腔保健学および福祉学分野に対し強い関心をもち、目的意識が明確で学習意欲旺盛な人を選抜する。
 大学入学共通テストでは、5教科6もしくは7科目または6教科6もしくは7科目の試験を課し、学科における学習に必要な高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。さらに、小論文および面接を課し、論理的思考力および表現力、態度・姿勢、学習への意欲を総合的に評価する。特に、小論文では論理的思考力や表現力を、面接ではそれらに加えて学習の意欲を重視する。
※上記以外に歯科衛生士学校養成所卒業者を対象とした3年次編入学試験を実施している。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

口腔保健福祉学教育プログラムは4年制で、学期を学習の大きな基本単位としてとらえ、それぞれの学期で中心となる学習内容を設定しています。それぞれの学期における学習内容は、現代の社会状況を背景として選択され、単純なものから複雑なもの、あるいは口腔から個人、個人をとりまく社会に関するものと配置されています。授業科目は基本的にすべて必修で、「教養」「語学」「学習法・研究法」「口腔保健学」「福祉学」「問題解決」「保健福祉医療人」「統合的学習」「国際人」の9つの科目群から構成されます。なお、学生の興味・関心にあわせ、「国際人」には短期海外派遣科目が選択科目として設定されています。
第1学年は「大学学習法と人としての成長」、第2学年前期は「口腔の重要性理解と歯科医療従事者としての自覚」、同後期は「軽度な歯科疾患の診査・処置・予防」、第3学年前期は「進行した歯科疾患の診査・処置・予防ならびに社会福祉と社会保障の理解」、同後期は「高齢者・障害者の理解と対応」、第4学年は「個人および社会の視点からみたオーラルヘルスプロモーションの実践」となっています。初年次には、大学学習法により学習態度の転換を図り、本プログラムを履修していくうえで必須な問題解決能力、論理的思考力、表現力を育成し、パフォーマンス評価により学習成果を評価します。また、一般教育科目を通じて、多様なものの見方にふれさせ、さまざまな文化や価値を受容し、個性を尊重する態度を涵養します。第2学年からはPBLを全面的に導入し、統合された知識を習得させるとともに、問題解決能力、対人関係能力を向上させます。また、早期から継続して実際の患者に接する機会を設け、歯科医療従事者としての自覚と態度を涵養します。第3学年から福祉に関する学習が本格的に開始され、第2学年に引き続きPBLにより、口腔保健学にとどまらず、口腔保健学と福祉学の知識を統合させます。また、歯科医療に関する実習を通して、歯科医療従事者としての基本的な技能を身につけさせます。第4学年の臨床実習ならびに社会福祉現場実習に臨むにあたり、口腔保健学と福祉学の知識の統合ならびに問題解決能力を評価するために、口腔保健・歯科医療・福祉総合課題によるパフォーマンス評価を実施します。第4学年には、臨床実習ならびに社会福祉現場実習を実施し、ポートフォリオならびにパフォーマンス評価により評価します。また、両実習を通じて自ら見いだした課題に対する研究レポートを作成させ評価します。

本プログラムでもっとも重視する学習成果である口腔保健・歯科医療・福祉を総合的に思考・展開できる能力とは、歯科と福祉それぞれの領域における知識・スキルを有し、それらを統合して「食べる」ことに関する問題を解決に導く力といえます。低学年から高学年に向けて、問題解決能力を専門性・総合性・真正性を高めて育成し、その学習成果をプログラムの教育目標に直結する重要科目で直接評価して卒業生の質を担保します。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

変化の激しい現代社会のなかで、国民の多様な価値観を受け入れ、質の高い保健医療福祉サービスを提供するために、新たな諸課題に関係者と適切に連携しながら問題解決を図っていく能力を備え、口腔保健・歯科医療・福祉を総合的に思考・展開できる能力を有する人材を育成する。
口腔生命福祉学科に修業年限以上在学し、本人材育成目標にそって設定した授業科目を履修して、基準となる単位数を修得し、学習成果を有する者に、学士(口腔保健福祉学)の学位を授与する。