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言語社会研究科(修士課程)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

修士課程第1部門は、言語と社会の間の相互関係に焦点をあて、言語及びその関連領域にある諸文化の研究を行い、深い人文的教養を持った高度専門職業人を養成することを目的としています。第2部門は、言語・社会・文化をめぐる現代的な諸問題の解明を目指すとともに、専門性と実践力を兼ね備えた、日本語研究・教育者を養成することを目的としています。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

修士課程第1部門
言語社会研究科第1部門「人文総合」は、言語、文学、思想、芸術、さらに種々のメディア形態に対して、生き生きとした関心をもつ学生を求めています。既成の枠組みにとらわれることなく、自由な発想で新たなチャレンジを行う姿勢こそ、言語社会研究科の研究と教育が目指す方向です。
第1部門では、
 •修士課程修了後、高度な外国語能力や国際的な知識を生かし、社会で活躍する
 •博士課程に進学し、研究対象への考察を深め、博士号の取得を目指す
 •人文的教養に基づいた独創的な表現活動を行う
 •本研究科に留学して、人文学諸分野における先進的な知識・方法を学び、研究を進める
 •社会人の経験を踏まえて、現代社会の諸問題を解決する実践的能力を養う
などの目標をもった方々を歓迎します。

修士課程第2部門「日本語教育学位取得プログラム」(一橋大学・人間文化研究機構国立国語研究所連携講座)
言語社会研究科第2部門では、日本語教育を中心に、言語、社会、文化に対して高い関心と問題意識をもった学生を求めています。国立国語研究所の協力による最先端の日本語研究、国際教育交流センターの支援による実践的な日本語教育をベースにした、専門性・学際性を重視する姿勢こそ、第2部門の研究と教育が目指す方向です。
第2部門では、
 •修士課程を修了し、国内外の第一線の現場で日本語教師として活躍する
 •博士課程に進学し、研究対象への考察を深め、博士号の取得を目指す
 •日本語教育の経験を生かし、教育現場の抱える問題を解決する研究を志す
 •日本語を対象化して分析する力を養い、高度の専門性を身につける
 •海外から留学して日本語力にみがきをかけ、将来海外と日本の架け橋となる
などの目標をもった方々を歓迎します。

修士課程の入試について
本研究科修士課程に入学し教育を受けるには、研究を遂行するために十分な言語能力を持ち、自らが関心を持つ研究領域について、あらかじめ十分な基礎知識を修得していることが望まれます。また、ディプロマ・ポリシーで求めている能力を身につける前提として、論理的で柔軟な思考力とさまざまな形のコミュニケーションにおける表現力を備えていることが期待されます。
・秋季入試(第1・第2部門):第1次試験(筆記)においては、言語能力、論理的思考力、文章表現力、専門的知識及び文献読解力などの基礎学力を、外国語(留学生は日本語)及び論文試験によって審査します。第2次試験(口述)では、出願書類に記された研究テーマに添った質疑応答を行い、口頭表現力、学術的コミュニケーション能力、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度 、当該研究領域に関する知見を審査します。
・春季入試(第1部門のみ):第1次試験(書類審査)は、論理的思考力、文章表現力、専門的知識及び文献読解力などの基礎学力を、提出された書類に基づいて審査します。第2次試験(口述)では、出願書類に記された研究テーマに添った質疑応答を行い、口頭表現力、学術的コミュニケーション能力、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度 、当該研究領域に関する知見を審査するとともに、受験者がその研究の上で主として使用する外国語(留学生は日本語)について試験を行い、言語能力を審査します。
・以上の試験のすべては、留学生及び社会人も対象に含めて実施します。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

言語社会研究科は、ディプロマ・ポリシーにおいて、言語・社会・文化等の研究・教育を通した、人文学諸分野の発展に寄与する専門的かつ独創的な知見を有する研究・教育者の輩出、深い人文的教養をもって現代 社会の諸問題を解決する能力を有する高度専門職業人の養成を目標に掲げています。この目標を実現するために、本研究科は「人文総合(第1部門)」と「日本語教育学位取得プログラム(第2部門)」の二部門に分けた上で、それぞれに適したカリキュラムと指導の体制を構築しています。修士課程では部門ごとに入学試験を行い、その後の教育も部門の枠組みに沿って行なわれますが、両部門とも同一の「言語社会専攻」に属します。

【教育課程編成の考え方】
 第1部門と第2部門に共通するのは、両者ともゼミナール(演習)を中心としてカリキュラムを編成していることです。学生のみなさんは、指導教員が開講するゼミナールに所属し、それを土台に据えます。その上で自分の研究テーマに即した授業科目を選択し、受講することになります。ゼミナールは、少人数教育のもとでの教員と学生との双方向的な研究・教育の場であり、そこで人文的教養を深めるとともに、実践的能力を磨き、学位論文執筆に至るまでの研究能力の育成を図ることができます。
 その上で、第1部門「人文総合」では、幅広い分野において上記のような研究・教育者や高度専門職業人として活躍できることを目標として、「基礎講義」、「文献演習」、「専門講義」、「学芸員科目」などに区分して、授業を編成しています。
 第2部門「日本語教育学位取得プログラム」では、社会科学の総合大学としての一橋大学という環境を背景として、先進的な視点から日本語教育学、日本語学、日本文化学の専門家を養成することを目標として授業を編成しています。
 また本研究科は、ディプロマ・ポリシーで示した目標を達成するために、厳格な学位論文審査や成績評価等の結果に基づき、ファカルティ・ディベロップメント等によりカリキュラムの成果を検証し、必要に応じてカリキュラムの改善を行っています。
なお、研究活動上の不正行為を防止するため、全学生を対象として、研究倫理教育を実施します。

【学修内容及び学修方法】
 第1部門「人文総合」では、「専門講義」において、言語・思想・文学・芸術など人文学全般に関する先進的な知識・方法を深く、かつ幅広く学ぶことができます。また、「基礎講義」において、各学問分野の基礎的な考え方や方法論を学ぶことができます。「専門講義」と「基礎講義」を自分の研究目的に応じて履修することで、人文学諸分野に関する教養と先進的な知見を得ることが可能になります。さらに、高度な語学力育成を目指した「文献演習」を設置しており、「基礎講義」とともに研究を進める上での基礎力を養成できるようにしています。そのほかに、学芸員資格取得を目的とした「学芸員科目」があり、例年多数の学芸員資格を取得する学生が出ています。さらに、各種企業などでインターンシップを行う「就業体験実習」が用意されています。また東京学芸大学との連携講座を設置しており、講座を担当する東京学芸大学教員の指導を仰ぐこともできます。

 第2部門の大きな特色は、一橋大学大学院言語社会研究科、一橋大学国際教育交流センター、人間文化研究機構国立国語研究所が協力連携して運営に当たる「連携講座」であるということです。第2部門の授業科目は、この三つの機関の特色、ならびに教員の専門領域により、「日本語教育学科目」、「日本語学科目」、「比較文化学科目」に分かれており、それぞれのテーマに即した研究を進めることができます。なお、第2部門修士課程修了者に対しては、修士学位に加え、履修上の一定の条件を満たせば、高度の専門性を修得した証として、「日本語教育学位取得プログラム修了証」が授与されます。

【学修成果の到達目標】
 それぞれの授業科目における目標はシラバスに明示されています。

【学修成果の評価方法】
 学修成果の評価は、講義科目においては筆記試験、レポート、授業への関与の度合いと質などの観点から、シラバスで学生に示した達成目標への到達度を評価します。ゼミナールにおいては、レポート、発表内容、演習への関与の度合いと質などに基づいて評価します。また課程修了には、履修上の要件を満たすほか、研究指導を受けて作成された学位論文を提出し合格することが必要ですが、その評価についても、別に定める審査基準や審査体制に基づいて、公正かつ厳格に実施します。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

言語社会研究科は、言語・社会・文化等の研究・教育を通した、人文学諸分野の発展に寄与する専門的かつ独創的な知見を有する研究・教育者の輩出、深い人文的教養をもって現代社会の諸問題を解決する能力を有する高度専門職業人の養成を目標に掲げています。この目標を実現するために、本研究科は「人文総合(第1部門)」と「日本語教育学位取得プログラム(第2部門)」の二部門体制をとり、そのためのカリキュラムを編成しています。

修士課程

修士課程では、所定の年限在学し、所定の単位を修得し、必要な研究指導を受け、以下に掲げる知識と能力を身につけた上で、本研究科が行う学位論文の審査及び最終試験に合格した者に、修士(学術)の学位を授与します。

【修得する能力・資質等】
(1) 自身の専門分野において、研究や高度専門職業人としての業務を遂行する前提となる専門的知見・知識。
(2) 研究対象に関する先行研究や資料を適切に収集し、評価する能力。
(3) 専門家としての倫理性をもって研究を遂行する能力。
(4) 明確な文章で、自身の見解を表現し発信する能力。
(5) 部門ごとに、下記に掲げる知識と能力。
(第1部門・人文総合)
・言語、思想、文学、芸術など人文学全般に関する幅広い教養。
・明確な問題意識と妥当な方法論に基づき、研究対象を独創的な観点から分析する能力。
(第2部門・日本語教育学位取得プログラム)
・日本語教育、日本語及び日本文化に関する専門的な知識と教育・研究能力。
・異なる文化や価値観を尊重しつつ、自ら課題を見出し、深く考察し、他者と協働して課題解決を図る能力。

【修得した能力・資質等の判定方法】
修得した知識・能力等については、カリキュラム・ポリシーに従って設定された各科目における試験、レポート、授業への関与の度合や質など、また学位論文における調査、研究の質と、議論の内容および表現等に基づいて判定します。

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