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共生システム理工学研究科(博士課程(前期))

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

 共生システム理工学研究科は,広範囲な産業と社会活動分野において,実践的に貢献できる高度専門職業人・研究者の養成が急務であるという要請のもと,2008年4月に設置された。さらに,環境放射能研究所(IER)が本学附属研究所として新設されたことに伴い,2019年4月に環境放射能学専攻が増設され,共生システム理工学専攻との2専攻体制となった。本研究科は,自己の専門性を多面的な分野からアプローチすることによって高度化し,「共生」の視点から深化させることによって,新しいシステム科学を構築・発展・継承し,21世紀的諸課題の解決に実践的に貢献できる高度専門職業人・研究者を養成することを目的としている。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

1-1.共生システム理工学専攻(博士前期課程)アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)

○ 教育目標と求める学生像
温室効果ガスによる地球温暖化,化石資源・化石エネルギー資源の枯渇,経済発展に伴う環境負荷は,地球規模の課題となっています。自然との共生を図りながら経済発展を可能とする,新たな省エネルギー・省資源の技術開発が不可欠な状況になっています。また,我が国では高齢化社会が到来し,介護・医療分野においては高度な支援が求められ,働く世代の減少に伴う産業構造の変革も求められています。
こうした課題の解決のためには,従来の科学技術の枠組みにとらわれず,地球規模の視野と多元的な視点を持ち,「共生のシステム科学」という新たな枠組みの中で物事を考え,対応できる力を有する人材が必要です。
共生システム理工学専攻では,人-産業-環境における共生のための新たなシステム科学の構築を志し,課題解決に向けて積極的に挑戦しようとする強い意欲を持つ人を対象として,本専攻に相応しい人材を選抜します。
本専攻には4つのコースがあり,それぞれ以下のような研究を通して,専門的な知識・技術・技能,実践的な知識運用・課題解決能力,および多元的な視点から事象をとらえようとする人材を育成しています。いずれかのコースに興味があり,自分に適合していると考える学生を求めています。
[数理・情報システムコース]
数学,情報科学,経営システム工学,およびそれらを基礎とする数理・情報システム分野の研究
[物理・メカトロニクスコース]
物理学,機械工学,電気電子工学,制御工学,およびそれらを基礎とする物理・メカトロニクス分野の研究
[物質・エネルギー科学コース]
化学,材料工学,化学工学,エネルギー工学,およびそれらを基礎とする物質・エネルギー科学分野の研究
[生命・環境コース]
生物学,心理学,地学,気象学,水文学,およびそれらを基礎とする生命・環境分野の研究
○ 入試の際に求める知識・技能・意欲
共生のシステム科学という新たな学問体系の枠組みの中で,地域に貢献できる実践的な力を有する高度専門職業人・研究者となるため,カリキュラム・ポリシーに示した科目群の履修と修士論文研究の遂行ができるための要件として,以下に掲げる知識,技能,意欲を有している学生あるいは社会人を求めます。
・理工系大学の学士課程までに学ぶ基礎的な知識
・柔軟な思考力,理解力,応用力,および表現力
・現代社会の課題解決に多様な人々と協働して取り組む意欲と,学修・研究に対する主体性
○ 入学者選抜の基本方針
一般入試,社会人特別入試,外国人留学生特別入試,推薦入試(高等専門学校専攻科生対象)の枠を設け,口頭発表・口頭試問および出願書類を総合的に判断して選抜を行います。
口頭発表では,受験者に学類・学部在学中の卒業研究および入学後の研究内容について説明を求め,口頭試問では,口頭発表やその内容に関連する基礎的・専門的事項について重点的に試問を行います。口頭発表・口頭試問を通じ,上記に示す学生像および求める知識・技能・意欲を備えているか総合的に評価を行います。

1-2.環境放射能学専攻(博士前期課程)アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)

○ 教育目標と求める学生像
環境中にある放射性核種は,大気や水の循環,生物の活動などにより,その形態を変えつつ環境中をダイナミックに移動し,それを支配する因子は,放射性核種自身の物理的・化学的性質に加え,気象条件や土壌の性質,動植物の生理生態学的な特性など多岐にわたります。
したがってその解明には,生態学,生物学,地球科学,現象数理学,化学,物理学,機械工学,電気工学などのさまざまな学問分野の知識を横断的に理解するとともに,俯瞰的に考察することが必要です。
これまで人類は,大気圏核実験や事故等によって人工放射性核種の環境放出を経験していますが,その影響については未解明な部分が多くあります。また,近年の高度な工業製品の開発に不可欠であるレアメタル等の天然資源の開発などに係る天然放射性核種の管理も,重要な課題となってきています。
環境放射能学専攻では,こうした課題に対応するため,人工および天然放射性核種の環境中の動態を解明し,計測,モニタリング計画,制御,予測,評価などに中長期的視点で総合的に取り組むとともに,それを環境防護,予測評価,環境修復,廃炉,中間貯蔵,浄化などの課題解決ならびに学術の発展に積極的に挑戦しようとする強い意欲を持つ人を対象として,柔軟な思考力,分析・観察力などを総合的に評価し,本専攻に相応しい人材を選抜します。
本専攻には環境放射能学コースがあり,それぞれ以下のような研究を通して,専門的な知識・技術・技能,実践的な知識運用・課題解決能力,および多元的な視点から事象をとらえようとする人材を育成しています。いずれかに興味があり,自分に適合していると考える学生を求めています。
[環境放射能学コース]
・生態学分野
生態学,生物学,およびそれらを基礎とする放射生態学分野の研究
・モデリング分野
地球科学,現象数理学,およびそれらを基礎とする放射能モデリング分野の研究
・計測分野
化学,物理学,機械工学,電気工学,およびそれらを基礎とする放射能計測分野の研究
○ 入試の際に求める知識・技能・意欲
環境放射能学という学際的な学問体系の枠組みの中で,新たなる未知の課題に対応できる実践的な力を有する高度専門職業人・研究者となるため,カリキュラム・ポリシーに示した科目群の履修と修士論文研究の遂行ができるための要件として,以下に掲げる知識,技能,意欲を有している学生あるいは社会人を求めます。
・理工系大学の学士課程までに学ぶ基礎的な知識
・柔軟な思考力,理解力,応用力,および表現力
・現代社会の課題解決に多様な人々と協働して取り組む意欲と,学修・研究に対する主体性
○ 入学者選抜の基本方針
一般入試,社会人特別入試,外国人留学生特別入試,推薦入試(高等専門学校専攻科生対象)の枠を設け,口頭発表・口頭試問および出願書類を総合的に判断して選抜を行います。
口頭発表では,受験者に学類・学部在学中の卒業研究および入学後の研究内容について説明を求め,口頭試問では,口頭発表やその内容に関連する基礎的・専門的事項について重点的に試問を行います。口頭発表・口頭試問を通じ,上記に示す学生像および求める知識・技能・意欲を備えているか総合的に評価を行います。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

■共生システム理工学専攻
(教育課程の編成)
共生システム理工学専攻では,従来の科学技術の枠組みにとらわれず,地球規模の視野と多元的な視点を持ち,共生のシステム科学という新たな枠組みの中で物事を考え,対応できる力を有する人材を養成することを目的としている。そのため,広範で多様な専門教育を提供できるよう多様な研究分野を包含するとともに,個々の専門的学修目標を明確化するため,大学院基盤科目,専攻基盤科目,専門科目,自由選択科目を設定している。また,専門科目の自専攻科目を「基礎領域」と「発展領域」の2段階に区分し教育課程を明確化した上で,高度専門職業人育成の核となる多様な科目群を用意している。また,自専攻科目の中に4コースに共通する共通科目として「地域実践研究Ⅰ・Ⅱ」を置く。「地域実践研究Ⅰ・Ⅱ」は,地域社会のニーズと大学院教育のマッチングを促進する一環として,地域に貢献できる実践的な力を有する高度専門職業人を養成するために,地域の課題と積極的にかかわることを目的として,福島県の研究機関の協力を得て実施している。
共生システム理工学専攻では,本専攻に2年以上在学し,所定の単位を修得した上で,研究科が行う修士論文の審査に合格したものに,修士(理工学)の学位を授与する。また本専攻のカリキュラムは,ディプロマ・ポリシーに掲げた姿勢・知識・技能・能力を育むために以下のように構成されている。

【大学院基盤科目】科目名:イノベーション・リテラシー
福島における震災復興プロセス・結果を多様な視点から振り返り,現状を総合的に理解するとともに,今日的な課題の抽出を目指す。その上で,代表的なイノベーション理論・手法の概要を理解し,先進的なイノベーションの取り組み事例を概観するとともに,自らの専門的な視点から理解を深め応用展開を考究する。
(専門性重視型「必修・2単位」/学際性重視型「必修・2単位」)

【専攻基盤科目】科目名:共生システム特論
人-産業-環境の共生を目指すシステム科学の観点から,共生システムの意義や必要性について総合的に講述する。特に,システム論的な考え方がどのように導入され,その結果,どのような成果と課題が生じているかを具体的な事例を通して紹介し,システム科学の意義と必要性について講述する。
(専門性重視型「履修しない」/学際性重視型「必修・2単位」)

【専門科目】
[イノベーション・コア]科目名:イノベーション・コア
変革を主導するリーダー層を養成するために,多様なステークホルダーと協働して新たな価値創造を牽引していくために必要となる「対話」やファシリテーションの基礎的な知識やスキルを修得する。
(専門性重視型「履修しない」/学際性重視型「必修・2単位」)

[プロジェクト研究]
「プロジェクト研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」は,学生と教員(1名または複数)が特定の課題の研究プロジェクトに取り組み,計画の立案,調査の実施,結果の分析,報告書の作成・成果発表などをとおして調査・研究力を養成する教育プロジェクトであり,学生組織型と教員組織型を設定する。
(専門性重視型「履修しない」/学際性重視型「必修・6単位」)

[自専攻科目]
専門分野における基礎的な領域に関する「基礎領域」と発展的な領域に関する「発展領域」の2段階に区分し,教育課程を明確化した上で,高度専門職業人育成の核となる多様な科目群を用意している。自専攻科目に4コースの共通科目として「地域実践研究Ⅰ・Ⅱ(選択・4単位)」を置く。
(専門性重視型「必修・4単位,選択10単位」/学際性重視型「必修・4単位」)

[他専攻科目]
自らの専門分野に関連する他専攻の専門科目を履修することで,様々な課題に取り組む際の学際性・俯瞰性を身につける。
(専門性重視型「履修しない」/学際性重視型「選択・4単位」)

[特別演習]
「理工学セミナーⅠ・Ⅱ・Ⅲ」は,学生が主体的に研究を進めていく上で必要な知識やスキルを身につけるために,指導教員の指導・助言を受けながら学生一人ひとりがそれぞれ計画を立てて学修をおこなう。
(専門性重視型「必修・6単位」/学際性重視型「必修・4単位」)

[特別研究]
「理工学特別研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」は,専門分野において主体的に研究を行い,その成果を修士論文として取りまとめるのに必要な研究遂行能力を醸成する演習科目である。研究テーマ設定の意義を理解し,関連研究の調査を踏まえて研究方法を適切に選択でき,結果の解釈の妥当性について自ら考え,それに基づいて論理的な考察を展開する力を養う。
(専門性重視型「必修・8単位」/学際性重視型「必修・4単位」)

【自由選択科目】
専門科目の選択科目から,学生が自らの学修に必要な科目を選択して履修する。
(専門性重視型「履修しない」/学際性重視型「選択・2単位」)

(教育・学習方法)
学生が,ディプロマ・ポリシーに掲げた諸能力を獲得できるよう,講義,演習,実験・実習を体系的に実施する。対話や討論,研究成果の発表を通したプレゼンテーション能力を涵養する機会等を実施することによって,本専攻が掲げる教育目標の達成を図る。

(学習成果の評価)
成績は,S,A,B,C,及びFの5段階をもって表し,S,A,B,及びCを合格,Fを不合格とする。各授業科目では,シラバスにレポートや最終試験,実技・実演,作品等といった当該科目の「成績評価の方法」を明記し,可能な限り複数の評価手段によって成績を判定する。
修士論文の審査においては,修士論文審査基準に基づき厳格な審査を行う。

■環境放射能学専攻
(教育課程の編成)
環境放射能学専攻の博士前期課程は、生態学、生物学、地球科学、現象数理学、化学、物理学、機械工学、電気工学などさまざまな学問分野を背景とする人材に対して、環境放射能学という学際的な学問分野に対応できる力を有する人材を育成するため、環境放射能学に関する俯瞰的知識ならびに実習を含む専門的教育を提供する。
また、専攻としての専門的学習目標を明確化するため、生態学、モデリング、計測の3分野を設ける。各分野では、専門科目群を「共通科目-応用科目」の2段階に区分し教育課程を明確化した上で、大学院課程での専門職業人育成の核となる多くの科目群を用意する。
さらに、環境放射能学に関する実践的な力を有する専門職業人を育成するために、福島というフィールドならびに海外機関との協力関係を生かし、福島、チョルノービリ等において実際に行われている環境放射能研究に参加してその手法を習得するために、野外演習を核とする「特別演習」を開講する。
共通科目・特別演習においては環境放射能に関する全般的・俯瞰的な事項を学び、応用科目・特別研究で環境放射能に係る専門分野を学ぶ。また全科目を通して、表現力や対話力、英語力の育成を目的とした討論形式の授業時間も十分に設定する。
環境放射能学専攻は環境放射能学コースの1コースであるが、全学的な取り組みとしての学際性重視型と専門性重視型の2つの履修パターンを用意している。
学際性重視型と専門性重視型について別々に記載する。

学際性重視型
学際性重視型のカリキュラムは大学院基盤科目、専攻基盤科目、専門科目、自由選択科目から構成され、専門科目はイノベーション・コア、プロジェクト研究、自専攻科目、特別演習、特別研究から成る。

1セメ(博士前期1年次前期)
大学院基盤科目であるイノベーション・リテラシー、専攻基盤科目「共生システム特論」を受講する。専門科目では、プロジェクト研究Ⅰ、自専攻科目の必修科目(環境放射能学Ⅰ)および特別演習の必修科目(環境放射能学演習)を開講する。

2セメ(博士前期1年次後期)
プロジェクト研究Ⅱを開講し、プロジェクト研究を進展させる。自専攻科目の必修科目(環境放射能学Ⅱ)および特別演習の必修科目(環境放射能学特別演習)を開講する。

3セメ(博士前期2年次前期)
プロジェクト研究Ⅲを開講し、プロジェクト研究を完成させる。専門科目としてイノベーション・コアを開講する。指導教員による環境放射能学研究Ⅲを開講し、修士論文執筆に向けた研究活動の方針を定める。また自主的に他専攻科目・自由選択科目を受講させる。

4セメ(博士前期2年次後期)
指導教員による環境放射能学研究Ⅳを開講し、研究活動を本格化させる。また自主的に他専攻科目・自由選択科目を受講させる。

専門性重視型
専門性重視型のカリキュラムは大学院基盤科目と専門科目から構成され、専門科目は自専攻科目、特別演習、特別研究から成る。

1セメ(博士前期1年次前期)
大学院基盤科目であるイノベーション・リテラシーを受講する。専門科目においては環境放射能を理解する上で不可欠な基礎知識を習得するため、座学を中心とする自専攻科目の必修科目(核種分析学、放射生態学、原子力災害学、環境放射能学Ⅰ)および特別演習の必修科目(環境放射能学演習)を開講する。また、所属する専門分野に応じて、共生システム理工学専攻において兼任教員が開講する科目 (分子生態学特論Ⅰ、環境微生物学特論Ⅰ、流域水管理特論Ⅰ、流域水循環特論Ⅰ、地下水盆管理計画特論Ⅰ、物性物理学特論Ⅰ、分析化学特論Ⅰ、メカトロニクス特論Ⅰ)の受講を推奨する場合がある。また、背景となる学問分野の幅を広げるとともにより高い学際的能力を涵養するため、指導教員が必要と判断する場合には、導入教育科目(共生システム理工学類で開講している科目)を受講させる。指導教員による環境放射能学研究Ⅰを開講し、修士論文執筆に向けた研究活動の方針を定める。

2セメ(博士前期1年次後期)
研究活動を深化させるため、 各分野とも研究に直結する理論・技術を教授するための自専攻科目のうち選択必修科目 (【生態学分野】 水圏放射生態学、陸域放射生態学、森林放射能学、動物生態学、【モデリング分野】 陸域放射能動態学、移動現象論、放射能モデリング学特論、海洋放射能動態学特論、【計測分野】 陸域生物圏放射能動態学、放射能等の分離技術、放射線計測工学特論)を開講する。1セメと同様に所属する専門分野に応じて、共生システム理工学専攻において兼任教員が開講する科目 (分子生態学特論Ⅱ、環境微生物学特論Ⅱ、流域水管理特論 Ⅱ、流域水循環特論Ⅱ、地下水盆管理計画特論Ⅱ、物性物理学特論Ⅱ、分析化学特論Ⅱ、メカトロニクス特論Ⅱ)の受講を推奨する場合がある。さらに、背景となる学問分野の幅を広げるとともにより高い学際的能力を涵養するため、指導教員が必要と判断する場合には、導入教育科目(共生システム理工学類で開講している科目)を受講させる。特別演習の必修科目(環境放射能学特別演習)を開講する。指導教員による環境放射能学研究Ⅱを開講し、研究活動を本格化させる。

3セメ(博士前期2年次前期)
各分野ともに特別演習の選択必修科目 (【生態学分野】放射能生態実習、【モデリング分野】放射能モデリング実習、【計測分野】放射能計測実習)を開講し、実践的スキルを深化させる。指導教員による環境放射能学研究Ⅲを開講し、研究活動を進展させる。

4セメ(博士前期2年次後期)
環境放射能学研究Ⅳを開講する。論文の執筆、学位論文審査のため、このセメスターでは他の科目を開講しない。

(教育・学習方法)
学生が、ディプロマ・ポリシーに掲げた諸能力を獲得できるよう、講義、演習、実験・実習を体系的に実施する。対話や討論、研究成果の発表を通したプレゼンテーション能力を涵養する機会等を実施することによって、本専攻が掲げる教育目標の達成を図る。

(学習成果の評価)
成績は、S、A、B、C、及び F の5段階をもって表し、S、A、B、及び C を合格、F を不合格とする。各授業科目では、シラバスにレポートや最終試験、実技・実演、作品等といった当該科目の「成績評価の方法」を明記し、可能な限り複数の評価手段によって成績を判定する。
修士論文の審査においては、修士論文審査基準に基づき厳格な審査を行う。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

■共生システム理工学専攻
 共生システム理工学専攻では,21世紀的諸課題の解決に向けて,理学と工学の高度な専門性に加え,地球規模の視野と多元的な視点を持つ「共生のシステム科学」という枠組みの中で教育と研究を行い,人-産業-環境における共生のための新たなシステム科学の構築を志し,地域に貢献できる実践的な力を有する高度専門職業人・研究者を養成する。博士前期課程では,学士課程で築いた基礎の上に,以下の7つの姿勢・知識・技能・能力の修得を求める。

1.21世紀的課題に取り組むうえで必要とされるグローバルな視野とローカルな視点【グローバルな視野とローカルな視点】
2.理工学的素養の上に築く,自身の専門分野に関する高度な知識・技能【専門的知識・技能】
3.実験・観察・分析に基づくデータを正当に読み解き,論理的に組み立て,科学的な主張が展開できる能力【論理的思考力・分析力・表現力】
4.共生のシステム科学という枠組みの中で,個々の専門分野を超えた多元的な視点から事象を捉えようとする姿勢【学際性,俯瞰性,課題発見力】
5.専門的な知識・技能を具体的な課題解決に主体的・実践的に活かす能力【応用力,実践力,還元力】
6.専門的な知識・技能や研究成果を異分野の専門家や非専門家に伝える能力【プレゼンテーション力,コミュニケーション力】
7.異分野の専門家と協力して課題解決に取り組む能力【コーディネート力,マネジメント力,課題解決力】


■環境放射能学専攻
 環境放射能学専攻では、21世紀的諸課題の解決に向けて、環境放射能学の高度な専門性に加え、地球規模の視野と多元的な視点を持つ「共生のシステム科学」という枠組みの中で教育と研究を行い、環境放射能学を基盤に据えた新たなシステム科学の構築を志し、地域に貢献できる実践的な力を有する高度専門職業人・研究者を養成する。博士前期課程では、学士課程で築いた基礎の上に、以下の7つの姿勢・知識・技能・能力の修得を求める。

1.21 世紀的課題に取り組むうえで必要とされるグローバルな視野とローカルな視点【グローバルな視野とローカルな視点】
2.環境放射能学的素養の上に築く、自身の専門分野に関する高度な知識・技能【専門的知識・技能】
3.実験・観察・分析に基づくデータを正当に読み解き、論理的に組み立て、科学的な主張が展開できる能力【論理的思考力・分析力・表現力】
4.エネルギーや環境課題の分野で環境放射能学から得られる成果を社会実装するにあったって関係する、政策、文化、心理等多元的な視点から、課題を捉え直そうとする姿勢【学際性、俯瞰性、課題発見力】
5.専門的な知識・技能を具体的な課題解決に主体的・実践的に活かす能力【応用力、実践力、還元力】
6.専門的な知識・技能や研究成果を異分野の専門家や非専門家に伝える能力【プレゼンテーション力、コミュニケーション力】
7.異分野の専門家と協力して課題解決に取り組む能力【コーディネート力、マネジメント力、課題解決力】

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