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地域共創科学研究科(修士課程)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

研究科は,社会的背景や地域の諸課題を踏まえ,学士課程における修学をさらに高度化し,専門性と専門分野の垣根を超えた俯瞰性を兼ね備え,異分野の専門家や地域の専門家と協働し新たな価値を創造(共創)できる高い能力を有する地域社会の未来を切り拓くフロントランナーを育成するため,次に掲げる人材の養成を目的とする。
(1) 地域社会の未来について,専門的・俯瞰的知識を用いて,より良い在り方を構想できる力を有する人材
(2) 地域の課題解決のために,さまざまな分野の構成員からなるチームを自ら組織し,フロントランナーとして先頭に立って運営できる力を有する人材
(3) 地域社会の機能を持続的に維持したり,地域社会の礎となる産業を発展させたりする計画を立案し,粘り強く実施することで新たな価値を創造(共創)できる力を有する人材

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

1 概要
 社会科学・工学・農学等の学士課程における修学をさらに高度化し,専門性と専門分野の垣根を越えた俯瞰性を兼ね備えた高い能力を有する“地域社会の未来を切り拓くフロントランナー”を育成するため,学士課程等で修得してきた分野の基礎的な知識のほか,地域の特性や課題を理解しながら,異分野にも興味関心を持ち,課題解決等に向け実践的に取り組む意欲と行動力のある者を受け入れます。

2 各専攻のアドミッション・ポリシー
◎地域リノベーション専攻
 過疎高齢化が進行する地域において,社会学や工学に関する高度な専門性及び俯瞰性を活用しつつ,リーダーシップを発揮し,コミュニティ機能の維持と再生を実現できる人材を養成することを目的としています。このような観点から,次のような能力・資質を備えた入学者を求めます。
・ 地域の特性や潜在的な資源等を深く理解し,地域を支える機能の維持や再生に必要な(社会学または工学などの)基礎的な知識を身に付けている人
・ 自らの専門に留まらず,異分野にも興味関心を持ち,異分野の専門家と一緒に地域の未来を構想し,その実現にむけて実践的に取り組む意欲と行動力のある人
・ 地域社会の機能を維持し再生するために,地域の専門家や多様なステークホルダーと協働しながら,組織的に課題を解決する意欲のある人

◎産業創成科学専攻
 農水産学や経営学に関する高度な専門性及び俯瞰性と,グローバルな志向性を持ち地域における産業の創成においてリーダーシップを発揮できる人材を養成することを目的としています。このような観点から,次のような能力・資質を備えた入学者を求めます。
・ 地域の課題を深く理解し,課題を解決するために必要な(農水産学または経営学などの)基礎的な知識を身に付けている人
・ 自らの専門に留まらず,異分野にも興味関心を持ち,異分野の専門家と一緒に課題解決に向けて科学的に研究し,実践的に取り組む意欲と行動力のある人
・ 地域産業の発展のために,域内だけで完結することなく,域外との連携も視野に入れた外向き志向で地域課題を解決する意欲のある人

3 入学者選抜の基本方針
 入学者の選抜は,透明性・公平性を担保しつつ,上記に基づいた人材を確保するため,一般学生,社会人,外国人留学生の区分を限定せず多様な志願者を対象に,専攻毎の一般選抜により実施します。
・ 一般選抜
 選抜方法は,書類審査(学士論文の写し又はこれに準ずるもの及び研究計画書)の内容を中心に行う口述試験により,志願者の専門知識や異分野を含む勉学への意欲・行動力を審査します。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

1 概要
①域学共創に必要な基礎スキルの修得
 スキル科目
 共創の基盤となる,エビデンスに基づいた地域社会の把握や,知的財産を活用した価値創出を学修する。
②専門性と俯瞰性を修得
 専攻科目
 共創の基盤となる専門性と俯瞰性を身に付けるため,異分野にまたがる専攻科目を設定。
③域学共創・文理共創に資する能力の修得
 地域共創科目
 異分野の専門家からなるチームが協働することの重要性を理解し,協働による地域社会の機能維持や産業発展に資する計画を立案し,実行することで新たな価値を創造(共創)する力を身に付ける。

【地域リノベーション専攻】
○地域の特性や潜在する資源を活用し,地域社会の機能を維持し再生する方策を構想できる力を育成するために,専攻科目として社会学や工学などの異分野にまたがる授業科目群を置きます。
○異なる分野の研究者や地域の専門家と共創することの重要性を理解し,自らの専門性を位置づけることができるように,専攻共通科目として「地域リノベーション特論」を置きます。
○地域を支える機能を維持し再生するために立案した政策や計画を多面的に評価できるように「政策・事業評価演習」を置きます。
○持続可能な地域の未来を構想し,その実現に必要な政策や計画を論理的・体系的に考える能力を育成するために,修士論文の作成を目指した特別研究を置きます。

【産業創成科学専攻】
○地域産業の課題を十分に理解し,その解決のために必要となる専門的な知識を修得させるために専攻科目として農水産学や経営学などの異分野にまたがる授業科目群を置きます。
○地域の産業特性と課題に対して,自らの専門性を位置づけることができるように,専攻科目として「地域産業創成特論」を置きます。
○農水産学や経営学など各々の専門性による付加価値,さらにはそれらの共創による付加価値を生み出すための構想力やマネジメント力を修得させるために「共創価値創出演習」を置きます。
○また,地域産業の課題を探究し,課題解決にむけたプランを科学的・論理的・体系的に考え,実践し得る能力を育成するために,修士論文の作成を目指した特別研究を置きます。

2.教育・学習方法
(1)異なる分野の研究者や地域の専門家と共創することの重要性を理解できるよう,それぞれ有機的に構成するオムニバス形式の講義と集団討論を行います。また,専門が異なるメンバーが協働し1つの事業計画を作成できるよう,グループワーク(演習)を行います。
(2)修士課程としての高度な専門知識と俯瞰性を修得させるとともに,異分野の専門家や地域の専門家と協働し新たな価値を創造する(共創)ことで地域社会の課題を解決できる能力を修得させるため,複数の研究領域の教員による研究指導を行います。

3.学習成果の評価
 客観性及び厳格性を確保するため,学生に対して成績評価基準をあらかじめ明示し,各授業科目の単位認定は試験又は研究報告書等により授業担当教員が行い,成績評価基準に基づき厳格な評価を行う。学位論文の審査は,審査会による学位論文審査並びに最終試験によって適切に行う。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

1 概要
①地域社会の未来について,専門的・俯瞰的知識を用いて,より良い在り方を構想できる力の修得
②地域の課題解決のために,さまざまな分野の構成員からなるチームを自ら組織し,フロントランナーとして先頭に立って運営できる力の修得
③地域社会の機能を持続的に維持したり,地域社会の礎となる産業を発展させたりする計画を立案し,粘り強く実施することで新たな価値を創造(共創)できる力の修得

【地域リノベーション専攻】
○社会学や工学などの専門的・俯瞰的知識を用いて地域の特性や潜在する資源を的確に把握し,持続可能な社会へと機能転換する方策を意欲的に構想できる力を身に付けていること。
○持続可能な地域社会を共創によって実現するために,自らの専門と異なる分野の研究者や地域の専門家を含めた体制を構築し,フロントランナーとして先導的に運営できる力を身に付けていること。
○多様なステークホルダーの意見などを総合しながら,地域に密着した政策や計画を立案することで新たな価値を創造(共創)できる力と,その効果を多面的に評価できる力を身に付けていること。

【産業創成科学専攻】
○農水産学や経営学などの専門的・俯瞰的知識を用いて,地域産業の特性や課題を的確に把握し,地域社会を維持・発展させるようなローカルにおける生業(なりわい)を構想する力を身に付けていること。
○その生業をローカルからグローバルに展開し,地域の価値を高め,地域経済を牽引する産業を構想できる力を身に付けていること。
○各々の専門性を活かしつつ,異分野の専門家との共創によって地域の価値を高める新しい知を生み出すための共創価値を創出する力を身に付けていること。
○科学的思考に基づいた研究力を基盤とし,地域資源を活用した商品を開発する力,マーケット志向による企画を提案する力,さまざまな分野の専門家による共創状態をフロントランナーとしてマネジメントする力を身に付けていること。

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