学部・研究科等の特色等
日本農業や食の安全安心、生態系を含めた環境が、大きな問題に直面しており、近未来には食料危機とエネルギー危機の到来が予測されている。重大な岐路に立つ今、こうした複雑系の問題解決に向けた科学技術の中で農学の重要性が増している。
神戸大学農学部・農学研究科では、「農場から食卓まで(From Farm To Table)」の「食料・環境・健康生命」と”Think Globally、 Act Locally”をモットーに、食料・環境・健康生命に代表される農学の諸課題を探究することによって、持続共生社会を構築するための知識と技術を備えた人材を育成し、地域社会・国際社会に貢献できる知的基盤を創成するための教育研究を行っている。グリーンイノベーション、ライフイノベーションを通じて、食料の安定供給、環境の保全、新規バイオ産業の創成、および食の安全安心に向けた科学技術の開発などの研究を行い、地域社会・国際社会に貢献している。
今後は、附属食資源教育研究センターの拠点化及び食の安全・安心科学センターの組織強化を行い、「農場から食卓まで(From Farm To Table)」の「食料・環境・健康生命」に関わる諸問題解決に向けた教育研究を強力に推進して、神戸大学ビジョン2015を実現すべく努力したいと考えている。