入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
【人文学専攻】
1.求める人材像
人文学専攻は,人間科学,歴史学,言語・文学,文化資源学に関する特定領域又は横断的新領域について,基礎知識と基礎技能を有し,新しい問題の発見と解決に必要な思考力・判断力・表現力等を持ち,主体的に周囲と協働して学ぶ学生を求めます。研究者をめざす学生だけでなく,様々な分野での専門的職業人を目指す学生,留学生や社会人を積極的に受け入れます。
※本専攻では,学生の履修の道すじを“プログラム”と呼びます。プログラムには,領域横断的研究領域である「学際総合型」と従来型研究領域である「専門深化型」及び公認心理師国家資格の受験資格を得るのに必要な学習を行う「公認心理師養成プログラム」の3タイプがあります。「学際総合型」は5プログラム,「専門深化型」は16プログラムによって構成されます。学生は入試時にこれら21のプログラムの中から1つを選択し,入試後はプログラムメニューを中心に履修します。
2.入学に際し必要な基礎学力
入学を志す学生は,志望する専攻プログラム(専門分野)において学ぶ専門的知識の理解に必要な当該分野の基礎知識,および専門的研究を進めるために必要な基礎的技術を身につけていることが求められます。一般にそれは,志望する研究分野に関する学士課程レベルの専門知識,関連知識,研究技術です。
なお,公認心理師養成プログラムに入学する学生は,公認心理師法第1条の2に定める大学における公認心理師となるために必要な科目を履修し,その単位を修得済(見込み含む)であることを前提とします。
【経済学専攻】
1.求める人材像
経済学専攻は,地域社会や国際社会が抱える諸問題に対し,強い問題意識をもつ人々の中でも特に経済学あるいは経営学を中心とする領域に関心をもつ者,またはこれらの学問領域に関連して社会や文化,歴史等のあり様に関心をもつ者を求めます。理論的・実証的研究能力の向上を目指す日本人学生・留学生,社会人としての経験に即した課題に対し経済学あるいは経営学の知見を応用することによって解決策を探ろうとする専門的職業人,実務家も大いに歓迎します。
2.入学に際し必要な基礎学力
博士前期課程においては,自らの研究テーマを設定し最終的に論文を執筆し審査に合格することが最終目標となります。そのため経済学専攻では,経済や経営に関する事象を理解分析できる基礎知識と論文作成のための論理展開,文章構築能力および語学力を身につけていることが望まれます。
【地域創造学専攻】
1.求める人材像
地域創造学専攻は,地域の特性に応じて個別的な解決を導く専門的・学際的な「地域創造力」を備えた高度専門職業人及び研究者の養成を目標としています。地域創造学コースでは地域の諸課題の解決に取り組む人材の養成を,教育支援開発学コースでは学校現場でチームを組んで教育を支援する人材を養成します。
学士課程教育で培った基礎的な地域創造力を伸ばし,地域社会の多様な諸問題に対応できる力を修得する意欲を持った学生の方を受け入れます。また,職場や地域社会で感じている各種の地域的課題を客観的・学術的に捉え直し,専門的・学際的な知見から問題解決に役立つ知識と方法の修得を目指す社会人,日本における地域課題とその解決について学び,母国の地域創造のリーダーとして働く意欲を持った外国人留学生の方を受け入れます。
2.入学に際し必要な基礎学力
・研究対象とする検討課題について,地域社会への高い関心と深い探究心を持って,明確に把握している。
・研究対象とする検討課題について,専門的に学修する研究分野・領域の基礎的知識を身につけている。
・地域の現状を正確に把握するために必要とされる調査分析に関する基礎的な能力を身に付けている。
・多角的かつ批判的に物事を捉える能力を養うため,関連する多分野の文献・図書を購読し,幅広い教養を身に付けている。
・地域に暮らす人々を理解し,繋がり,合意形成を築くための,基礎的なコミュニケーション能力を身に付けている。
【国際学専攻】
1.求める人材像
外国語コミュニケーション能力をいっそう高めながら,国際社会の諸問題や異文化への強い関心と,実践的な外国語の運用能力を有する人を求めています。
国際関係・地域研究コースでは,国際政治経済,各地域の文化や歴史等の専門知識の習得を志す人を求めています。
日本語教育・日本文化研究コースでは,日本語による豊かなコミュニケーション能力を有し
,日本語,日本文化およびその教授法に関する基本的知識を備えている人を求めています。日本語教師経験を有する社会人や外国人留学生も積極的に受け入れます。
2.入学に際し必要な基礎学力
論文執筆のための文献検索や資料収集のための基礎的能力を必要とするとともに,学部での卒業論文執筆経験を基礎とした論文執筆のための基礎学力を必要とします。
国際関係・地域研究コースでは,さらに以下のような基礎学力を必要とします。
・学部レベルの勉学・研究により他民族・異文化の理解のための探求,実地体験をし,国際社会の諸問題について批判に耐えうる見解を有している。
・国際関係業務について貢献しうる知識・能力を有している。
・外国人と十分な意思疎通ができる実践的な外国語の運用能力を有している。
日本語教育・日本文化研究コースでは,さらに以下のような基礎学力を必要とします。
・日本語学,日本語教育学,あるいは日本文化学の基礎的な知識を有している。
・日本語教育分野では,日本語教授法の知識と基本的な運用力を有している。
・当コースの勉学に必要なレベルの英語力を有するとともに,外国人留学生については,日本語能力試験N1(旧1級)合格レベルの日本語力を有している。
【短期(1年)在学型選抜】
【経済学専攻】
1.求める人材像
経済学専攻の経済理論・政策コース,経営情報コースには,2年以上の在学期間を必要とする標準在学型プログラムの他に,仕事を続けながら,1年間で修士の学位を取得することのできる短期在学型プログラムを設けています。本プログラムは,地域諸問題や地域政策,あるいは組織運営等にかかわりながら,実践的な調査や統計・計量手法にもとづく分析等によって課題の解明を志す社会人の方を受け入れています。
2.入学に際し必要な基礎学力
博士前期課程においては,自らの研究テーマを設定し最終的に論文を執筆し論文審査に合格することが最終目標となります。そのため経済学専攻では,経済や経営に関する事象を理解分析できる基礎知識と論文作成のための論理展開,文章構築能力を身につけていることが望まれます。
【地域創造学専攻】
1.求める人材像
地域創造学専攻は,地域の特性に応じて個別的な解決を導く専門的・学際的な「地域創造力」を備えた高度専門職業人及び研究者の養成を目標としています。地域創造学コースでは地域の諸課題の解決に取り組む人材の養成を,教育支援開発学コースでは学校現場でチームを組んで教育を支援する人材を養成します。
自治体や企業,非営利組織の職場等において感じている各種の地域課題を客観的・学術的に捉え直し,地域課題解決を学ぶ様々な分野の仲間たちや教員との論理的思考トレーニングやディベート手法等を活用して,業務遂行上必要な技術の修得とキャリアアップを目指す意欲ある社会人の方を受け入れます。
2.入学に際し必要な基礎学力
・研究対象とする検討課題について,地域社会への高い関心と深い探究心をもって,明確に把握している。
・研究対象とする検討課題について,専門的に学修する研究分野・領域の基礎的知識を修得している。
・地域の現状を正確に把握するために必要とされる調査分析に関する基礎的な能力を身に付けている。
・多角的かつ批判的に物事を捉える能力を養うため,関連する多分野の文献・図書を講読し,幅広い教養を身に付けている。
・地域に暮らす人々を理解し,繋がり,合意形成を築くための,基礎的なコミュニケーション能力を身に付けている。
入学者数
2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|
56人 | 62人 | 44人 |
(2024年5月1日現在)
数値の説明(増減理由等)
2023年10月入学者13名(49→62名に変更)
実施している入試方法
○ | 一般 |
---|---|
総合型(旧区分名:AO) | |
学校推薦型(旧区分名:推薦) | |
帰国生徒 | |
○ | 社会人 |
附属校 | |
編入学 | |
○ | その他 ※ |
○ | 留学生 |
※その他は一芸一能入試、専門高校・総合学科卒業生入試、飛び級、中国引揚者等子女入試など
障害のある入学志願者に対する合理的配慮
○ | 1.5 倍または1.3 倍の時間延長 |
---|---|
○ | 点字での受験、文字サイズ1.4 倍、紙面2 倍に拡大した問題用紙、拡大鏡等の使用 |
回答方式(チェック解答、文字解答、代筆) | |
意思伝達装置やパソコンを使用した意思表出 | |
手話通訳者、介助者の配置 | |
リスニングの免除、またはリスニング音声聴取を制御する許可 | |
○ | 試験室の場所(トイレやエレベータとの距離関係) |
○ | 杖や補聴器、車いす、特製机の使用など |
障害のある入学志願者に対するその他の合理的配慮
心身に障がいがあるため受験及び修学に特別な配慮を必要とする者に対して事前相談を受け付けている。
入学者の構成(男女別)
2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |||
---|---|---|---|---|---|
男 | 女 | 男 | 女 | 男 | 女 |
16人 | 40人 | 32人 | 30人 | 20人 | 24人 |
(2024年5月1日現在)
数値の説明(増減理由等)
2023年10月入学者13名(男4名、女9名)49→62名に変更
入学者の構成(出身高校所在地別)
2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |||
---|---|---|---|---|---|
都道府県 | 学生数 | 都道府県 | 学生数 | 都道府県 | 学生数 |
北海道 | 北海道 | 北海道 | |||
青森県 | 青森県 | 青森県 | |||
岩手県 | 岩手県 | 岩手県 | |||
宮城県 | 宮城県 | 宮城県 | |||
秋田県 | 秋田県 | 秋田県 | |||
山形県 | 山形県 | 山形県 | |||
福島県 | 福島県 | 福島県 | |||
茨城県 | 茨城県 | 茨城県 | |||
栃木県 | 栃木県 | 栃木県 | |||
群馬県 | 群馬県 | 群馬県 | |||
埼玉県 | 埼玉県 | 埼玉県 | |||
千葉県 | 千葉県 | 千葉県 | |||
東京都 | 東京都 | 東京都 | |||
神奈川県 | 神奈川県 | 神奈川県 | |||
新潟県 | 新潟県 | 新潟県 | |||
富山県 | 富山県 | 富山県 | |||
石川県 | 石川県 | 石川県 | |||
福井県 | 福井県 | 福井県 | |||
山梨県 | 山梨県 | 山梨県 | |||
長野県 | 長野県 | 長野県 | |||
岐阜県 | 岐阜県 | 岐阜県 | |||
静岡県 | 静岡県 | 静岡県 | |||
愛知県 | 愛知県 | 愛知県 | |||
三重県 | 三重県 | 三重県 | |||
滋賀県 | 滋賀県 | 滋賀県 | |||
京都府 | 京都府 | 京都府 | |||
大阪府 | 大阪府 | 大阪府 | |||
兵庫県 | 兵庫県 | 兵庫県 | |||
奈良県 | 奈良県 | 奈良県 | |||
和歌山県 | 和歌山県 | 和歌山県 | |||
鳥取県 | 鳥取県 | 鳥取県 | |||
島根県 | 島根県 | 島根県 | |||
岡山県 | 岡山県 | 岡山県 | |||
広島県 | 広島県 | 広島県 | |||
山口県 | 山口県 | 山口県 | |||
徳島県 | 徳島県 | 徳島県 | |||
香川県 | 香川県 | 香川県 | |||
愛媛県 | 愛媛県 | 愛媛県 | |||
高知県 | 高知県 | 高知県 | |||
福岡県 | 福岡県 | 福岡県 | |||
佐賀県 | 佐賀県 | 佐賀県 | |||
長崎県 | 長崎県 | 長崎県 | |||
熊本県 | 熊本県 | 熊本県 | |||
大分県 | 大分県 | 大分県 | |||
宮崎県 | 宮崎県 | 宮崎県 | |||
鹿児島県 | 鹿児島県 | 鹿児島県 | |||
沖縄県 | 沖縄県 | 沖縄県 | |||
その他 | その他 | その他 |
※その他は外国の学校卒、高卒認定等
(2024年5月1日現在)
数値の説明(増減理由等)
入学者の構成(入試方法別)
2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
---|---|---|---|
入学者数 | 入学者数 | 入学者数 | |
一般 | 19人 | 26人 | 23人 |
総合型 (旧区分名:AO) | |||
学校推薦型 (旧区分名:推薦) | |||
帰国生徒 | |||
社会人 | 1人 | 5人 | 3人 |
附属校 | |||
編入学 | |||
その他 ※ | 3人 | 4人 | 2人 |
留学生 | 33人 | 27人 | 16人 |
※その他は一芸一能入試、専門高校・総合学科卒業生入試、飛び級、中国引揚者等子女入試など
(2024年5月1日現在)
数値の説明(増減理由等)
数値の説明(増減理由等) | |
---|---|
一般 |
2023年度 25→26名に修正 2023年度 25→26名に修正 |
総合型 (旧区分名:AO) | |
学校推薦型 (旧区分名:推薦) | |
帰国生徒 | |
社会人 |
2023年度 4→5名に修正 2023年度 4→5名に修正 |
附属校 | |
編入学 | |
その他 ※ | |
留学生 |
2023年度 16→27名に修正 2023年度 16→27名に修正 |