学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
---|---|---|
教職開発専攻 | 2年 | 教職修士(専門職) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
本研究科では,学位授与の方針で示す 21 世紀の学校教育を支える教師の資質能力を培うために,以下
の方針に基づき教育課程を編成・実施する。
1. 教育課程の編成の方針
21 世紀の学校教育を支える教師の資質能力を培うために学校拠点の省察的実践の長期漸成サイ
クルとその交流共有をコアとし「理論と実践の融合」を実現する以下のような総合的長期的なプロ
ジェクト研究中心の有機的教育課程を編成する。
学び合うコミュニティに公教育改革の支援システムを融合させた「学校拠点方式」により実践と
その省察を深め,教育における「実践の中の知」の理論生成を推進する「学校における実習」と
「協働実践研究プロジェクト」・「カリキュラム開発基礎研究,実践研究」を中心に共通科目とコー
ス別選択科目を連動させる教育課程を編成する(コア・カリキュラム)。また,教職キャリア段階
(ラダー)の課題に応じながら教職専門性開発を生涯にわたって継続するための資質能力を育むた
めに,世代継承生成サイクルの視点にもとづく教職専門性の 4 つの資質能力を培う教育課程を編成
する。
① 学習と成長を支えるファシリテーター・コーディネーターとしての実践力
② 学習の協働組織とその改革のマネジメント力
③ 実践の質を不断に高め発展させていく省察・研究能力
④ 公教育としての学校を担う専門職としての理念と責任
2. 教育課程における教育・学習方法に関する方針
教育課程における「学校における実習」と「協働実践研究プロジェクト」・「カリキュラム
開発基礎研究,実践研究」は学校における実地での実践的体験学習とその記録化による省察学
習として組織する。そして,実践研究としての省察を共通科目における教職5領域,コース別
選択科目におけるそれぞれの学習重点内容に即して展開しながら,多様なステークホルダーと
の多重メンバーシップによって省察を協働化(協働省察)し,間主観性と公開性を十全に担保
した「実践の中の知」の理論生成に結びつける。
3. 学習成果の評価の方針
「実践の中の知」の理論生成の水準として,(1)学校等での学習拠点で推進した教育実践研
究プロジェクトについて,学習科学・学習研究に基づく発展段階評価スケール「長期的で組織
的なプロジェクト学習の展開とその省察・展望」により評価する。また,(2)教職キャリア
段階(ラダー)の課題に応じながら教職専門性開発を生涯にわたって継続するための資質能力
について,修了年度に作成する「長期実践研究報告」を省察的実践評価スケール「実践省察の
重層性・発展性」により評価する。(3)「長期実践研究報告」の評価にあたっては外部の実
践者・研究者,ステークホルダーの参加による外部評価を組織する。上記(1)(2)(3)
の評価を総合し,教職専門性開発を生涯にわたって継続するための資質能力の水準を判断す
る。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
1. 本研究科では,21 世紀の知識基盤社会に生きる子どもと教師の力を培い,協働による教師教育
改革を不断に実現する目的に沿い,教職専門性の総合的な資質能力を以下 4 つに定めている。
① 学習と成長を支えるファシリテーター・コーディネーターとしての実践力
② 学習の協働組織とその改革のマネジメント力
③ 実践の質を不断に高め発展させていく省察・研究能力
④ 公教育としての学校を担う専門職としての理念と責任
これら4つの総合的な資質能力形成のための学校拠点の省察的実践の長期漸成サイクルとその
交流共有をコアとする教育課程を通して実践力を培うとともに、その過程と成果を「長期実践
研究報告」を作成してラウンドテーブルにおいて公表し基準を満たす評価を受けることが,教
職修士(専門職)の学位授与の要件である。
2. 各コースでは、修了後の進路等社会のニーズを踏まえ、上記①~④の資質能力を具体的に以下
のように定める。
[授業研究・教職専門性開発コース]
① 子どもの学習と成長を支えるファシリテーション・コーディネーション・カリキュラムデザイ
ンの実践力
② 学び合う教師の協働組織のコーディネート力
③ 教育実践の質を不断に高め発展させていく省察・研究能力
④ 公教育としての学校を担う専門職としての理念と責任
[ミドルリーダー養成コース]
① 子どもと教師の学習と成長を支えるファシリテーション・コーディネーション・カリキュラム
デザインの実践力
② 学び合う教師の協働組織のコーディネート力とその改革のマネジメント力
③ 教育実践と組織学習の質を不断に高め発展させていく省察・研究能力
④ 公教育としての学校を担う専門職としての理念と責任
[学校改革マネジメントコース]
① 未来社会に求められる子どもの学習の質と教師の在り方への見通しを持って学校を不断に改革
するマネジメント力
② 学び続ける教師の学習コミュニティを培う専門職学習コミュニティコーディネート力
③ リスク社会における危機に柔軟に対応可能な学校組織を運営する危機管理能力
④ つねに学校を革新し続けるための専門職としての省察と実践研究の組織力
⑤ 公教育としての学校を担う専門職としての理念と責任
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
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転学部 | 不可 | |
編入学 | 不可 |
(2024年9月2日現在)
転学部・編入学情報補足
専攻分野
専攻分野 |
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教育学(教員養成課程) |
専攻分野に関する説明