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医学部(医学科)

 
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教育課程

学科・専攻等の名称

学科・専攻名修業年限取得可能な学位
医学科 6年 学士(医学)

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

<教育課程の編成と教育内容>
 本学の教育課程は医師として必要な教養と倫理観、将来どのような専門分野に進もうともその基盤となる知識と技能、コミュニケーション能力を身につけることを目標としています。
 入学当初から1年間のカリキュラムに、特に重点を置いています。グループ学習が中心となる「新入生セミナー」では、大学で学ぶとはどういうことか、自学自習するとはどういうことかを、医学・医療に関わる題材を用いて、グループメンバーや教員とともに考えます。高校での未修得科目が専門教育の支障を来さないよう、専門基礎科目として「物理化学」、「化学・生物学」を必修としています。医学の基本となる解剖学や生理学等の医科学の基礎を少しでも早く身に付けるために、1年次の4月から「基礎医学展望」を受講します。この科目は高等学校での学習から医学専門教育への橋渡しを行うものです。1年次(通年)には、城北キャンパスで他学部の学生とともに学ぶクラスもあり、専門分野にとらわれない幅広い教養を身につけることができます。また本学の特徴として、、1年次5月から1年間継続的に研究室配属を行い、先端医科学の研究を体験・実践し、更に卒業要件とはしない「準正課科目」として2年次から4年次まで研究室配属実習を選択的に受講でき、学生の研究マインドを育てます。
 1年次後学期から基礎医学系科目を広く学び、3年生では臨床医学の基礎を、4年次では応用的な臨床医学各科目を学びます。4年次の臨床実習開始前に患者と触れ合う機会のある講義・実習を複数取り入れることや、基礎科目と臨床科目の統合(垂直統合)、「症候学講義」や各科オムニバス形式の「医療と法律」等、水平統合を意識したカリキュラムとなっています。教養教育(全学共通教育科目)を1年次のみならず、3年次「社会と医療」、5年次「人間と医療」等として実施し、且つ医師養成の観点から全人的医療の基本概念を理解し、倫理観の育成を図る行動科学・人間関係教育を行います。全国医科共用試験(CBTとOSCE)を経て、4年次の1月から大学附属病院の全ての臨床科での導入型臨床実習が始まります。また県内各所の病院に設置された愛媛大学サテライトセンターでも臨床実習を行い、地域医療の最先端の現場を経験します。5年次の冬から6年次の夏までは、それぞれの学生が附属病院の臨床科や県内各地の医療機関で、さらに高度な選択型臨床実習を行います。臨床実習の内容は、連携病院の責任者などステークホルダーの意見を反映させています。
 医学科の必修科目を履修し医学部規則に定められた単位を取得することで、大学憲章に掲げた5つの能力を修得することができるようにカリキュラムが編成されています。

<教育方法>
 医学科では、国際水準(グローバル・スタンダード)に対応したカリキュラムを構築するために、平成28年度の新入生から新しいカリキュラムに移行しました。新カリキュラムでは、臨床実習を4年次の12月から行い、実習内容を量的にも質的にも向上させました。臨床実習は導入型(見学型)から選択型(診療参加型)実習へのシームレスな教育により、チームの一員としての医師の役割と技能を実践的に学びます。平成27年度から、専門教育の授業時間を1コマ90分から60分に短縮して学生の集中力を高めると同時に、日々刻々進歩している医学知識の増大に対応しています。カリキュラムには6年間を通して様々な実習授業が組み込まれ、PBL-チュートリアルではグループ単位での能動的な学習が求められています。さらに、チーム医療教育のため、1年次からグループ学習や看護学科等との合同授業を開講し、協働の重要性を学びます。

<成績評価と進級・卒業判定>
 すべての授業において、客観的な評価基準に基づいて、筆記試験・口頭試問・レポートなどにより厳格な成績判定を実施します。形成的評価の側面をもつ再試験を専門科目の殆どで実施しています。試験では知識の評価に重点が置かれがちですが、レポートや臨床実習の記録等により態度・技能の評価を行っています。また、臨床実習の一部科目ではポートフォリオによる自己達成度を評価しています。学年毎の進級には一定の条件があります。これに加えて、全ての学生は4年次には全国統一の学力・臨床技能試験である全国医科共用試験(CBTとOSCE)を受け、合格後は4年次12月から始まる臨床実習に参加します。
 6年次には、客観試験による全臨床科統合型卒業試験とpccOSCE(臨床実習後の臨床実技試験)により、知識・態度・技能を総合的に評価して卒業判定を行います。卒業判定では特に、臨床実習期間中の十分なpatient-contactによって身についた基本的な臨床手技の能力、ならびに患者の状態を的確に把握して治療方針を検討し、その結果を他者に伝えるための能力が、卒後臨床研修を開始できるレベルであることを重視します。

<カリキュラムの評価>
 統合型卒業試験を含む全ての授業の成績、全国医科共用試験や国家試験の成績、進級率、学生による授業評価、研修先の病院等からの評価などのデータを蓄積し、医学教育のグローバル・スタンダードに基づいてカリキュラムの改善を継続的に行います。

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教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)

授業科目

授業の方法・内容

年間の授業計画

シラバス等

学生が修得すべき知識及び能力に関する情報

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

<学部の教育理念と教育目的>
 『患者から学び、患者に還元する教育・研究・医療』という医学部開設の基本理念に基づき、教育目的を次のように定めています。医学部においては、愛媛大学学則及び愛媛大学憲章の趣旨を踏まえ、医学・看護学における専門的知識や優れた技術を授け、深く医学・看護学分野の学芸を教授研究するとともに、豊かな人間性、幅広い教養、高い倫理観を備えた医療人を育成することにより、最良の医療、保健、福祉を通して社会に貢献することを目的としています。
 さらに医学科においては、学部の基本理念に基づき、我が国における医学水準の向上を図り、その成果を国民の保健衛生及び医療に正しく反映させるとともに、地域社会に貢献することを目的としています。

<育成する人材像>
 愛媛大学の基本理念に基づいて、「学生中心の大学」として学生の多様な志向性を尊重した医学教育を提供することにより、地域から求められる役割に応え、地域発展を牽引し、患者のために全人的視点から最善を尽くす医師・医学研究者を育成します。また優れた研究医養成モデルを構築し、基礎・臨床研究や橋渡し研究を担う人材を輩出することを目指します。

<学習の到達目標>
(知識・理解)
1-1) 医師としての専門分野の学問内容の知識を修得している。
1-2) 卒後臨床研修に備えて、医療倫理や医療法制・医療経済、医療安全やEBM、医学における科学的手法などについての実践的な知識を有している。
1-3) 自然科学にとどまらない医療人としての幅広い教養、マナーや一般常識を身につけている。
(思考・判断)
2-1) 分子レベルから集団レベルまでの生命現象を解明する適切な方法を指摘し、明らかとなった現象を簡潔に表現して第三者に伝えることができる。
2-2) 患者と家族の身体的・心理的・社会的な健康状態および疾病の状態を把握し、情報を総合することによる適確な判断に基づいて、必要な行動を示すことができる。
(興味・関心・意欲)
3-1) 都市部から中山間地域や島嶼部までを包含する地域に関心を持ち、将来従事する医療の領域に関わらず医師として社会に貢献する意欲をもっている。
3-2) 少子高齢化、医療の国際化、健康障害の多様化など、様々な社会の医療ニーズの変化に対応して、適切な方法で最新の医学知識や医療情報を収集・整理し、生涯を通して自ら学び向上する意欲を持つことができる。
(態度)
4-1) 豊かな人間性を涵養し、医師としての自覚と責任、適切な倫理観をもって、患者から学ぶ姿勢で行動することができる。
4-2) 医学の進歩のために基礎・社会医学と臨床医学との両面での研究が不可欠であることを認識し、自らも研究マインドをもって医療を行うことができる。
(技能・表現)
5-1) 基礎的な医療行為を患者にも自らにも安全に実施することができる。
5-2) 患者・家族や保健・医療・福祉チームのメンバーと良好なコミュニケーション(簡単な英語によるものを含む)をとり、チームの一員としての役割を果たすことができる。

<卒業認定・学位授与>
 医学部規則に定められた単位数を修得した学生に対して、卒業を認定し学位(学士[医学])を授与します。卒業判定には、6年次までの全ての単位を修得していることに加え、客観試験による全科統合型卒業試験とPost-CC OSCE(臨床実習後の臨床実技試験)の結果を用います。
 医学科を卒業した学生には医師国家試験受験資格が与えられます。

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学修の成果に係る評価の基準

卒業・修了認定の基準

転学部・編入学等の可否、費用負担

可否費用負担
転学部0円
編入学312,000円

転学部・編入学情報補足

【転学部】
詳細については医学部学務課(TEL:089-960-5175)に問い合わせてください。
【編入学】
上記の内訳は、入学料282,000円、検定料30,000円となります。
その他詳細については募集要項を参照してください。

専攻分野

専攻分野
医学・医師養成課程

専攻分野に関する説明