人文科学研究科、教育学研究科(学校教育専攻)及び経済・社会政策科学研究科を統合再編して、令和2年4月1日に「総合人文社会科学研究科(人間文化学分野、心理学分野、経済学分野、法学分野)」を設置しました。
学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
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総合人文社会科学専攻 | 2年 | 修士(文学)、修士(心理学)、修士(経済学)、修士(法学) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
総合人文社会科学研究科(総合人文社会科学専攻)は、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、以下のようにカリキュラムを編成・実施する。
本研究科の教育上の目的を達成するために必要な授業科目を開設するとともに、研究指導の計画を策定し、体系的に教育課程を編成する。学生は、下記の科目群から担当教員との相談のもと、専門分野の科目(専門基盤科目、専門発展科目)を中心に、分野横断的科目(共通基幹科目)について、将来像を明らかにしつつ個々に授業科目を選択する。なお、自身の所属する分野以外の分野の科目を 1科目以上履修することとする。
【共通基幹科目群】
○共通基礎科目
・「解析手法論Ⅰ・Ⅱ」(養成する能力:分析力、俯瞰力、応用力)
各専門分野の情報の量的・質的な分析方法を修得する。各分野固有の分析手法を学習し分析力を身につけるとともに、分野間における手法の差異を認識することにより、多面的に展開できる応用力を身につける。
・「人文社会科学研究者倫理 A・B」(養成する能力:倫理観)
学生がその後の修士学生としての学修・研究生活を送る上での基本的な倫理観を修得する。
○分野横断科目
・「社会課題別 PBL A・B」「人文社会科学修論課題合同発表 A・B」(養成する能力:俯瞰力、応用力、提案力)
研究成果の発表を、様々な研究領域を有する教員及び大学院生を交えた社会課題別 PBL・人文社会科学修論課題合同発表で行い、他分野における独自の方法論や思考過程を理解し、吸収することで、自身の研究課題の理解がより深まると同時に新規の課題に対する俯瞰力・応用力・提案力を身につける。また、実践的な対話能力・議論能力や、分野外からの研究ヒントによってイノベーティブな研究を志向する力を身につける。
【専門基盤科目群(専門分野における高度な知識と技能[専門基礎力])】
・「分野コア科目」
人文・社会科学の各専門分野のコアとなる科目である。この科目によって学士課程で身につけた内容から、より高度な専門分野の知識・技能を身につける。
【専門発展科目群(養成する能力:専門分野の基礎知識・技能を発展させた内容、応用力、提案力)】
・「分野発展科目」
専門基盤科目の発展的内容を修得する。多領域の科目を横断的に修得できる履修体系とすることで、人・社会を探究する学問分野間の総合的な知見を身につけ、俯瞰的・客観的な視野を有しながら、従来の学問領域における未踏分野を開拓する力、複合的な新領域を創造する力を身につける。
・「アクションリサーチ系科目」
アクションリサーチとは、直接、本人がその対象課題を持つ地域の現場に赴き、地域住民等の生身の人間と関わって研究を行うスタイル全般を示す。アクションリサーチ系科目は、このような研究スタイルを取り入れた授業で「実習」、「演習」、「実験」形式の授業が主体となる科目である。対象課題は、人間文化学、心理学、経済学及び法学のすべての教育分野とそれらの融合した分野に及ぶことから、人文社会科学分野共通の新しい研究スタイルを授業に取込むことに着目し、「アクションリサーチ系科目」として開講する。この授業では、地域現場でもある産業界等との協働によるインターンシップ(ISP)及びアクティブ・ラーニング(AL)を取り入れた体系的・組織的な教育を一層積極的に進める。多領域のステークホルダーを動員し、地域・社会の課題に対して主力的に取り組むことで、総合的なシナリオを提示できる問題解決能力を身につけ、他者と協働する力を向上させることが狙いである。
成績評価の公正さと透明性を確保するため、成績の評定は、学位授与の方針に基づき各科目に掲げられた授業の狙い・目標に向けた到達度をめやすとして採点する。
【評価方法】
・講義科目においては、理解度を見る筆記試験やレポート、参加度により、授業達成目標への到達度を判定します。
・演習、実験、実習、実技科目においては、試験やレポートに加え、参加度や発表内容、実技等を通して、授業達成目標への到達度を判定します。
・授業達成目標への到達度は、可能な限り複数の評価手段によって判定します。
学位論文に係る評価並びに修了の認定は、客観性及び厳格性を確保するため、その基準をあらかじめ明示するとともに、当該基準に従って適切に行う。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
詳細はホームページをご確認ください。
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
総合人文社会科学研究科(総合人文社会科学専攻)では、信州大学大学院学位授与の方針のもと、研究科の目標と教育上の目的に則り、社会の課題を分析解明してその解決策を提案するとともに、人文・社会科学分野の地域中核人材・研究者として不可欠な以下の知識と能力等を十分培い、かつ、分野ごとに定められた学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に適う知識と能力等を有する学生に「修士」の学位を授与する。
成績評価の公正さと透明性を確保するため、成績の評定は、各科目に掲げられた授業の狙い・目標に向けた到達度をめやすとして採点する。
学位論文に係る評価並びに修了の認定は、客観性及び厳格性を確保するため、その基準をあらかじめ明示するとともに、当該基準に従って適切に行う。
1.専門基礎力
自身の専門分野における高度な知識と技能を有する。
2.分析力・応用力
量的・質的分析方法を身につけると同時に、各領域独特の解析手法を学習し、分析力を培うとともに、領域間における手法の差異を認識することにより、各領域の特徴を学び多面的に展開できる応用力を有する。
3.提案力
多領域のステークホルダーを動員し、地域・社会の課題に対して主力的に取り組み、問題解決に不可欠な統合的なシナリオを提示する提案力を有する。
4.俯瞰力
人間と社会を探究する学問分野間の総合的な知見を活かし、俯瞰的な視野で課題を捉える力を有する。
5.倫理観
人文・社会科学分野の地域中核人材・研究者として備わっているべき倫理観を有する。
※各分野のディプロマ・ポリシーは、ホームページをご覧ください。
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
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転学部 | 可 | 0円 |
編入学 | 不可 |
(2021年10月1日現在)
転学部・編入学情報補足
専攻分野
専攻分野に関する説明