工学部

　山形大学の教育課程の編成・実施方針（カリキュラム・ポリシー）に沿って、工学部学生が体系的かつ主体的に学習できるように教育課程を編成し、これに従って教育を行います。
１． 教育課程の編成・実施等
（１） 工学の基礎としての数学、物理学及び情報処理を習得するための基礎的科目を配置する。
（２） 工学の深い専門知識を身に付けるための応用的な講義、実験及び演習科目を配置する。
（３） 論理的な思考力や記述力、発表と討議の能力及び国際的コミュニケーション基礎能力を身に付けるため、卒業研究、実験、演習、外国語科目を配置する。
（４） 健全な価値観と倫理観を身に付けるため、社会と倫理の理解などに関する科目を配置する。
（５） 豊かなキャリアの実現に向けた職業観と生涯自己学習能力を養うため、キャリアデザイン、実践力の養成などに関する科目を配置する。
（６） 新産業と新技術を創成する能力を身に付けるため、最先端の科学技術が習得できる科目を配置する。

２．教育方法
（１） 生涯を通じて主体的に学び続ける能力として、多様で学際的な知識と技能が身につく教育を展開する。また、必要に応じて、基礎学力の定着を目的とした授業時間外学習を促す。
（２） 問題や課題に対して、グループで計画的に解決に導き、まとめる能力を身に付けるため、協働による実験、演習及び実践的授業を拡充する。
（３） 社会的・職業的に自立する意識と職業選択を自主的に行える能力を育むため、工学と社会のつながりを理解させる教育を展開する。
（４） 社会の状況と将来社会の要請を的確に捉え、これに応えて社会の幸福に貢献できる素養を身に付けるため、優れた知識・技能・倫理観・価値観・思考力を融合させる教育を展開する。
（５） 卒業時に到達すべき学習目標を学生が的確に設定し、達成できるように、各科目で習得される知識・能力を明示したシラバスと各科目の関係性を可視化したカリキュラムマップを策定する。

３．教育評価
（１） 教育課程を組織的に評価し、常に改善を続ける。
（２） 学生及び外部からの評価を真摯に受け止め、改善の原動力とする。
（３） 到達度を確認できる明確な成績評価基準を策定し、これに基づいて厳格に成績を評価する。

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山形大学の卒業認定・学位授与の方針（ディプロマ・ポリシー）のもと、工学部では基盤共通教育及び専門教育を通じて、以下のような知識、態度及び能力を獲得し、修得した単位数が基準を満たした学生に「学士（工学）」の学位を授与します。

１．豊かな人間性と社会性
（１） 健全な価値観と技術者倫理観を身に付けている。
（２） 社会的・職業的に自立する意識、社会と産業の発展に貢献する意識及び課題解決に果敢に取 り組む挑戦意欲を身に付けている。

２．幅広い教養と汎用的技能
（１） 論理的な思考力と記述力及び豊かな発想力を持って、課題を解決に導く能力を身に付けて いる。
（２） 社会の一員として協働的に仕事を進めるため、協調性、計画性、行動力及びコミュニケーシ ョン基礎能力を身に付けている。
（３） 国際的視点から多様な価値観と文化背景を理解し、課題解決を先導できる能力を身に付け ている。

３． 専門分野の知識と技能
（１） 工学の基礎知識を習得し、それらを応用する能力を身に付けている。
（２） 常に進歩する科学技術と実社会との関わりを理解し、これらの変化に対応して自発的かつ継続的に学習できる能力を身に付けている。

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〇費用内訳　　検定料：30,000円、入学料：282,000円、授業料：535,800円