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文化政策研究科

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

文化の力を形にし、社会に提供できる人材を

人間社会において、文化は人を動かし、束ねる大きなエネルギー源です。また、様々な示唆と知恵を人間に与えてくれる集合体でもあります。こうした文化の力を、人間の未来社会のために形にする営みが「文化政策」とも言えます。私たちは、文化・芸術創造や組織運営のあり方を探求し、「文化政策」をプロジェクトや政策として提案できるプロフェッショナルな人材を育成します。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

文化政策研究科では、以下に掲げるいずれかの意欲、知識、能力をもった人材を国内外から広く受け入れます。

国内の学士課程卒業者
学士課程での多様な研究成果をふまえ、社会の様々な課題解決に向け、文化や芸術の視点を持って研究を行い、将来、高度専門職業人としてそれを実践していく意欲と専門知識、及び、多様な学問分野の国際的研究成果を応用することができる学習・研究能力。

国内の社会人
社会人としての実務経験を通して得られた問題意識にもとづき、社会の様々な課題解決に向け、文化や芸術の視点を持って研究を行う意欲、及び、明確な研究計画とそれを推進する管理能力、その成果を活かして実践していく能力。

諸外国の学士課程卒業者
諸外国の学士課程での多様な研究成果をふまえ、社会の様々な課題の解決に向け、文化や芸術及び国際比較の視点を持って研究し、将来、高度専門職業人としてそれを実践していく意欲、専門知識、日本語能力、及び、多様な学問分野の国際的な研究成果を応用することができる学習・研究能力。

諸外国の社会人
諸外国における実務経験をふまえ、社会の様々な課題の解決を文化や芸術及び国際比較の視点を持って研究を行う意欲、専門知識、日本語能力、及び、多様な学問分野の国際的な研究成果を応用することができる学習・研究能力。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

文化政策研究科では、以下の3段階で構成されるカリキュラムにより、変容著しい現代社会において次々に顕在化する多様な社会的課題を、文化と芸術の視点から見つめなおし、研究を通じて芸術創造や官民の様々な組織運営のあり方、理想的な地域社会実現等を推進するプロフェッショナルを養成します。

基礎科目・基幹科目:社会の様々な課題に応える専門知識を「アートマネジメント」「芸術・文化産業政策」「まちづくりと自治体政策」「市民社会と多文化共生」の4つの研究専門領域のいずれかに重点をおきつつ身につける。
演習:複数教員の指導による演習を通じて、様々な社会的課題の発見・解決能力を身につける。
修士論文:指導教員の指導のもとに研究を行い、その成果を修士論文としてまとめ発表する。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

文化政策研究科は、未開拓の文化政策諸分野を拓く基礎的研究能力を鍛え、芸術文化の振興を担い、新たな地域政策を創造できる高度専門職業人としての能力を身につけた学生に修士(文化政策)の学位を授与します。
具体的には、文化と芸術の視点から研究を行い、所定の単位数を修得するとともに、修士論文審査基準に基づく修士論文の審査に合格することが求められます。