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人間科学部

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

島根大学人間科学部は、地域社会で生活する人々の心と体についてその仕組みを共感的かつ客観的に深く理解し、人々がその人らしく生きていけるよう支えることができる地域実践力を身に付けた人材を育成することを目的としています。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

【求める学生像】
 人間科学部人間科学科は,身体活動・健康科学コース,心理学コース,福祉社会コースの3コースからなり,多様な視点に基づく人間理解を通じて,地域社会の発展に貢献できるような人材育成をめざしています。このような観点から,本学部では次のような学生を求めています。
1.大学で学ぶ上で必要となる,高等学校段階までの基礎的な学力を十分に身につけている人
2.人間に対して積極的な関心をもち,多角的な人間理解の必要性を感じている人
3.人間が抱える問題の多様な現実を知り,その解決策を模索していこうとする意欲をもつ人
4.地域社会に対して積極的な関心をもち,他者と協働しながら,地域社会が抱える問題の解決に主体的に取り組もうとする姿勢をもつ人

詳しくは大学のウェブサイトを参照して下さい。

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

1.教育課程の編成方針
(1)1年次~2年次では,主として全学基礎教育を履修します。全学基礎教育は,現代社会が求める基礎的な資質・能力の成長を促すために,すべての学士課程に所属する学生が共通して学修する教育課程であり,「島大 STEAM 科目群」「ユニバーサル科目群」「地域創生科目群」「教養育成科目群」の4つの科目群に分かれます。このうち「島大 STEAM 科目群」「ユニバーサル科目群」には必修科目が設定されています。「島大 STEAM 科目群」では「数理・データサイエンスへの誘い(2単位)」と「情報科学(2単位)」,「ユニバーサル科目群」では「英語(6単位)」と「初修外国語(4単位)」,「SDGs 入門(2単位)」が必修科目です。このほかに,選択科目として4つの科目群から幅広い分野の授業科目を選択履修し,全学 CP が定
める各科目群の目標への到達を促します。
(2)人間科学部人間科学科では,専門分野での学修に加えて,自己のもう一つの成長の可能性を発現させるため,「島根大学クロス教育」の履修を推奨します。「島根大学クロス教育」は,下に掲げるⓐ~ⓔの 5 つのプログラム・カテゴリーがあり,テーマや学問分野の異なる複数の教育プログラムによって構成されています。プログラムごとに修了に必要な単位数が定められています。卒業までに「島根大学クロス教育」から1プログラム以上含んで学修することを推奨しています。
ⓐテーマ別プログラム(10 単位)
ⓑ他学部学問基礎プログラム(10 単位)
ⓒ同学部異領域専門プログラム(10 単位)
ⓓアドバンストプログラム(20 単位)
ⓔトランスボーダープログラム(30 単位)
(3)初年次教育では,学生の主体的なコース選択とキャリア形成を支援するため,「人間科学入門セミナー(2単位)」「人間科学概論(2単位)」において各コースにおける4年間の学びと卒後のキャリアについて学びます。また「人間科学入門セミナー」で,全てのディプロマ・ポリシーにかかわる研究,プレゼンテーション,コミュニケーションの基礎教育を行います。
(4)地域において人々が抱える問題に対して,持続的な関心を持って,主体的に関与するとともに,その解決法を構想する地域実践力を育成するため,初年次から卒業年次まで,学部共通の地域実践基盤科目,及び各コースの特性に応じた地域実践展開科目を設けています。
(5)様々な人々と共同で問題解決にあたる実践力を育成するため,コースを越えて知見を交換し合う「インタラクティブ・プレゼンテーション・ミーティング」を「学習実践活動」として必修とし,専門を異にする人々ともコミュニケーションがとれるようにします。
(6)人間を身体的-心理的-社会的側面をあわせ持つ存在として多角的にとらえることを可能にするため,本学部における学びの基礎となる「人間科学概論」や「地域包括ケア概論」を必修とするとともに,学部共通科目として,本学部の柱となる健康科学,心理学,社会福祉学の基礎を学ぶ共通基盤科目群を設定しています。さらに,地域社会の問題を見る目を養う地域社会科目群,人間をより幅広くとらえる視点を養う人間理解科目群を他学部と連携して設定しています。
(7)人間を共感的・客観的に理解し,人々と共感的・論理的にコミュニケーションをとることができるようにするため,コース専門科目において,対人関係スキルを育成する授業科目を配置しています。
(8)地域実践基盤・地域実践展開科目において得た知見を確かなものとするために,コース専門科目を地域実践基盤・地域実践展開科目と有機的に関連させ,地域実践における気づきを一般化し,理論による体系化ができるようにするとともに,問題を発見し分析する力が身につくようにしています。
(9)科学的思考に基づくリサーチ力(自己や他者の知見を批判的に検討する力,仮説検証的に考察する力,エビデンスに基づいて考える力)を身につけるため,各コースにリサーチ力育成の授業を配置しています。
(10)4年次に卒業研究(4単位)を課し,4年間の学びの集大成を行うようにしています。
(11)所定の科目を履修すれば,社会福祉士受験資格,精神保健福祉士受験資格が得られるようにしています。また,大学院に進学し臨床心理士受験資格,公認心理師受験資格を得られるに足る学部教育が受けられるようにしています。
(12)人間科学部人間科学科では,SDGs の目標とその達成への理解を促すため,全学基礎教育の「SDGs 入門(2単位)」を必修科目として学修します。また「人間科学概論(2単位)」をはじめとする学部共通科目,また各コースの専門科目の学修を通じて,心身の健康と福祉に関する知識の基盤を修得することで,SDGs の目標「3.すべての人に健康と福祉を」の達成に資する人材を育成します。また必修科目である「人間科学地域実践入門(2単位)」,「地域包括ケア概論(2単位)」,さらには各コースの地域実践展開科目の学修を通じて地域に暮らす人々が抱える問題とその解決法を着想することで,SDGs の目標「11.住み続けられるまちづくりを」の達成に資する人材を育成します。さらに,全ての授業科目において,SDGs の 17の目標との対応関係をシラバスに記載し,学生の関心に沿った授業選択を促します。
2.教育課程における教育・学修方法に関する方針
(1)授業科目のナンバリングを定めて年次配置を行うとともに CAP 制を実施して,卒業までの履修期間における無理なく効果的な学修を促します。
(2)学生が主体的に学ぶ動機づけとなるように,初年次教育の段階から地域に出向いて学ぶ科目を設けます。
(3)地域実践基盤科目や地域実践展開科目のみならず,コース専門科目においても,アクティブラーニングを十分に取り入れた授業を配置します。
3.学修成果の評価の方針
(1)成績評価基準を公表すると共に,各授業科目のシラバスに成績評価の方法と基準を明確に記載し,これに従って成績評価を実施します。
(2)ディプロマ・ポリシー達成状況を定期的に各学生にフィードバックし,学生に自身の学修状況の把握と自己評価を促します。
(3)授業ごとの成績分布や学生の授業評価アンケートの結果等を踏まえて,カリキュラムの点検・改善を検討し,実施します。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

・人材育成目標(社会における顕在・潜在ニーズ,卒業生が身につけるべき資質・能力)
人間科学部人間科学科では,学士課程において以下に掲げる資質・能力を身につけた者に学士(人間科学)を授与します。
1.人間について多様な視点から幅広い知識を身につけている。
2.人間を身体的側面,心理的側面,社会的側面から深く理解している。
3.人々がかかえる問題を発見・探求し,人々がその人らしく生きることができるようささえることができる地域実践力を身につけている。
・目標としての学修成果(学修成果として身につく具体的な資質・能力の項目)
1.人間の身体的側面,心理的側面,社会的側面について幅広い専門的知識を身につけ,人間を多角的にとらえることができる。
2.他者の知見を客観的に検討し,自己の知見を他者に対して論理的に表現することができる。
3.持続的な関心を持って,人間のかかえる様々な問題に主体的に関与していこうとする態度を身につけている。
4.人間がかかえる諸問題を的確に分析する力を身につけている。
5.人間がかかえる諸問題の解決法を構想し,それを実践する力を身につけている。
6.地域社会がかかえる問題を発見・探求し,他者と協働して地域に暮らす人々を支援する力を身につけている。

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