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生命科学研究科(博士課程(一貫))生理科学専攻

 
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教育研究上の目的と3つの方針

生理科学専攻では、生体の基本ユニットである分子・細胞から、ユニットの統合したシステムである個体に至るまで、さまざまなレベルで生体機能とそれらのメカニズムを多角的に追求し得る人材を養成する教育・研究指導を行う。これらを通して、医学、神経科学及び生命科学全般にわたる広い視野と分野を切り拓く先見性を有する優れた研究者を養成する。

学部・研究科等ごとの目的

生理科学に係る専攻分野について、研究者として自立して研究活動を行うために必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的とする。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

【求める学生像】
生理科学専攻の基本方針を理解してそれに共感し、「深い知性と豊かな感性を備え、広い視野をもった高度な研究者」として育成するのに相応しい学生

【入学者選抜の基本的な考え方】
1) 入学者選抜は、生理科学専攻の基本方針に相応しい入学者を適切に見いだすという観点から行う。
2) 学力検査のみならず、入学志願者の個性や資質、意欲等、多様な潜在能力も勘案し、多面的な選抜方法を採用する。
3) 学力検査においては、理解力、表現力、思考力、英語力等をみる総合的な試験を実施する。

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

 ディプロマ・ポリシーに掲げる高度な知識・技能を修得させるための教育課程を体系的に編成している。詳細は以下に示す。

1. 生理科学専門科目、基礎生理解剖脳科学、基礎情報脳科学等の講義により、生理科学や神経科学分野の基礎知識を幅広く身に着ける。

2. 生理科学特別講義により、生理科学分野の先端的知識を得る。

3. 教員の指導を受けながら学位論文を作製する過程で、新たな研究計画を立案し、研究を実行し、得られた成果について発表・討論する能力を身に着ける。また、この過程で、知識を活用する能力、研究に必要な倫理観を身に着ける。

4. 生命科学論文演習により高度な専門的知識を取得するとともに、英語での読解力を向上させる。

5. 生理科学英語筆記表現演習、生理科学英語口頭表現演習により、国際的コミュニケーション能力を養う。

 これらが達成されているか、提出されたレポート等による講義科目の学修成果の評価と単位認定、プログレス担当教員との年2回の面談、D2学年終了時の審査委員会の教員によるレポート審査並びに面談、D2•D4で行われる中間発表により評価する。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

 生理科学専攻では、5年一貫制あるいは3年次編入の博士課程を通して、授業科目と演習を履修し、研究指導を受けることで所定の単位を習得し、専攻が行う審査に博士論文審査に合格したうえで研究科の承認を受けることにより学位が授与される。

 学位授与のための専攻における審査では、高度な研究者または専門家として活躍できる人材の指標となる次のような能力を身につけていることが評価される。

1. 生命科学全般にわたる幅広い知識と生理科学における基礎知識および高度な専門性を身につけ、これをもとに課題を解決できる能力

2. 深い知性、豊かな感性と医学、神経科学及び生命科学全般にわたる広い視野にもとづく、新しい分野を切り拓く意欲と先見性

3. 高い倫理性と強い責任感にもとづき、社会との関わりから自らの研究を厳しく評価できる能力

4. 世界に向けて研究成果を発信するとともに、必要に応じて海外の研究者と共同して課題を解決する国際性

5. 博士論文を作成するにあたり、生理科学の発展に貢献する新しい知見を得て、それをわかりやすい英語で論理的に書く能力

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