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学校教育研究科(専門職学位課程)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

 今日、教員には、教育者としての使命感と人間愛に支えられた広い教養、教育の理念・方法及び人間の成長や発達についての深い理解、教科に関する専門的学力、優れた教育技術や指導能力などの専門職としての高度な資質能力が求められています。
 このような要請に応えて、本学学校教育研究科は、主として現職教員の学校教育に関する高度な研究・研鑽の機会を確保する大学院として設立されました。
 この設置の趣旨に基づき、大学院学校教育研究科は、主として初等中等教育の実践にかかわる諸科学の総合的・専門的研究を通して、学校教育に関する理論と実践についての研究能力及び実践の場における教育研究の推進者となる能力を養い、初等中等教育教員としての高度の資質や力量の涵養を図ることを目的としています。
 専門職学位課程(教職大学院)では、学校現場における実践力や応用力などの高度な専門性を身に付けた指導的教員、学校づくりの有力な一員となり得る新人教員を養成します。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

 兵庫教育大学大学院学校教育研究科は、教員をはじめとした学校教育に関わる教育専門職の資質能力の向上に対する社会的要請に応えるため、専攻・コースの求める人物像に基づいて、現職教員等に対する高度な専門性と実践的指導力の育成から、実践力に優れた新人教員の養成まで、キャリアステージに応じた高度な研究、研鑽の機会を確保し、学校現場に密接に関連した実践的な教育研究を行うことを基本的な目的としています。

◎教育実践高度化専攻
1.目的
 学校教育研究科(専門職学位課程)は、高度の専門性が求められる教職を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、学校現場における実践力や応用力などの資質能力を身に付けた指導的教員から、学校づくりの有力な一員となり得る新人教員の養成まで、キャリアステージに応じた学校教育に関わる教育専門職を養成することを目的としています。

2.求める人物像
 ○地域や学校における指導的役割を果たし得る教員等として不可欠な確かな指導理
  論、及び優れた実践力や応用力を備えたスクールリーダーになることを志向する教
  職経験者
 ○学部段階で修得した資質能力に加え、新しい学校づくりの有力な一員となり得るよ
  り実践的な指導力を備えた教員を志向する人
 ○日本以外の国・地域で修得した資質能力を基盤として、日本型教育を学び、広く教
  育の向上に貢献することを志向する人

3.入学者選抜の基本方針
 筆記試験、口述試験及び出願書類等の評価を総合して専門性及び適性に優れた人を選抜します。

4.入学前に学習しておくことが期待される内容
 【教職経験者】
  地域や学校における教育活動に関する専門的な知識、技能及び実践的指導力
 【教職経験者以外】
  学校教育に関して、基礎となる知識や技能

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

 本学大学院学校教育研究科専門職学位課程では、学校教育に関する研究・研鑽の機会
を確保し、現代のさまざまな教育ニーズに対応できる高度な専門性と実践力・応用力を
備えた教員等の養成・研修を行うため、ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)に示
された資質や能力を身に付けることができるよう、以下の方針に基づき、教育に資する
理論と実践の融合を図る教育課程を主に次のような科目区分により編成・実施する。

第1 教育課程の編成及び教育内容
    教育課程は、共通基礎科目、専門科目及び実習科目で構成する。
    
 1 共通基礎科目は、深い学識、社会人としての確かな見識を備え、新しい学校づく
  りに貢献できる力を身に付けさせるため、学校教育における中核的・指導的役割を
  果たし得る教員として必要な基礎的領域に基づいた科目で構成する。

 2 専門科目は、教員等として高度の専門性と優れた実践力・応用力・経営力を備え、
  組織的に学校現場の課題解決ができる力を身に付けさせるため、具体的な事例に関
  する知識を、基礎理論をもとに構造的かつ体系的に捉えることができ、学校現場の
  諸課題に取り組むことのできる実践的研究力を備えた教員等を育成する科目で構成
  する。

 3 実習科目は、自らの教育実践・活動を客観的に省察し、理論の構築と探究を不断
  に行うことができる力、新しい学校づくりに貢献できる力、組織的に学校現場の課
  題解決ができる力及び同僚・保護者や地域社会との協調的関係を構築することがで
  きる力の強化を図るため、学校や教育行政現場等の教育活動等全体について総合的
  に体験し、考察することのできる科目で構成する。

第2 学修方法
   入学した学生は、上記の科目等における講義・演習・実験・実技・実習を通して、
  各自の専門性についての知見を獲得するとともに、理論と実践を往還する研究方法
  を取得し、アクティブ・ラーニング等による能動的な研究態度を形成して、各学生
  がもつ自己の探求課題を追究する。また、その過程で学生自らが教員養成スタンダ
  ード(大学院)に示された資質・能力や学びを振り返り、自己確認できるようにす
  る。

第3 学修成果の評価
   学修成果の評価は、本研究科で定める成績評価に関する基準に基づき、あらかじ
  め授業計画(シラバス)に示された「授業のテーマ、到達目標」に則した「成績評
  価の観点」に基づいて実施する。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

 本学の専門職学位課程では、2年以上(小学校教員養成特別コース(3年制コース)に所属する学生、長期履修学生は3年以上)在学し、所定の単位を修得(小学校教員養成特別コースに所属する学生は、小学校教員専修免許状の所要資格を得るための単位を修得)し、以下のような資質や能力を獲得した者に教職修士(専門職)の学位を授与します。

  ◎優れた実践活動を創造するため、自らの教育実践・活動を客観的に省察し、理論の
   構築と探究を不断に行うことができる力
  ◎深い学識、社会人としての確かな見識を備え、新しい学校づくりに貢献できる力
  ◎高度の専門性と優れた実践力・応用力・経営力を備え、組織的に学校現場の課題
   解決ができる力
  ◎同僚・保護者や地域社会との協調的関係を構築することができる力