グローバル化が急速に進展していく中、環境や食糧、人権、経済的格差など、地域や国を超えた地球規模の人類的な問題が生まれています。
これらの問題に対する明確な答えはなく、直ぐに解決することは困難です。このような問題を解決していくためにはどうすればよいのでしょうか。
答えのない課題に取り組むためには、まずは自ら能動的に考えて解決策を「構想」していかなければなりません。
また、一人だけでは十分な解決策を考え出すことはできないので、他者と「協働」することが必要です。
そして、課題解決のためにさまざまな人とコミュニケーションし、「経験」を積んでいくことが大事です。
共創学部が掲げる「共創」とは、「構想」「協働」「経験」というプロセスを繰り返すことで、「課題に応じ自ら必要なことを学ぶ態度や志向性」を養い、「必要となる知識を組み合わせた新たな知」を創造し、それを「実社会の中で」活用していくことを意味しています。
共創学部では、課題の発見から解決に導くために必要な態度・能力を「能動的学習能力」「課題構想力」「協働実践力」「国際コミュニケーション力」の4つに分類し、これらの態度・能力の涵養を通して「共創的課題解決力」の獲得を目指します。
学部・研究科等ごとの目的
共創学部は、現代社会が直面する問題について、自ら設定した課題に応じて課題解決を構想するにあたって必要なことを学び、他者との協働による学びや留学等による経験を通じて、新たな知や価値を生み出す共創の専門性を身につけたグローバル人材を組織的に養成する。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
国立大学法人九州大学では、本学教育憲章の理念と目的を達成するために、高等学校等における基礎的教科・科目の普遍的履修を基盤とし、大学における総合的な教養教育や専門基礎教育を受け、自ら学ぶ姿勢を身に付け、さらに進んで自ら問いを立て、創造的・批判的に吟味・検討し、他者と協働し、幅広い視野で問題解決にあたる力を持つアクティブ・ラーナーへと成長する学生を求めている
共創学部では次の資質や能力、態度をもった学生を国内外から積極的に受け入れる。
「主体的学習態度」:課題の検討や課題の将来的な解決に必要となる様々な学知や技能を主体的に探究し、身に付けようとする態度を持っている。
「協働への強い意欲」:背景や考え方が異なる人と進んで協力し、共に問題の解決に取り組むことへの強い意欲を持っている。
「批判的思考力」:既存の学知や自らの考えを常に批判的に検討し、その誤りを修正し、より良いものへと改善していこうとする思考態度を持っている。
「国際的視野」:世界の様々な人とともにより良い未来を築くことと、そのために必要となる語学力を磨くことに対する強い意欲を持っている。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)