学部・研究科等ごとの目的
理学は、自然界に存在する真理を明らかにして、体系的に説明する普遍的法則を構築する学問である。本学部は、教育研究を通じて基礎から思考する能力を涵養し、専門的知識・技術および方法論を身に付けた、社会の広い分野において貢献できる有為な人材を育成することを目的とする。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
○ 理学部・物理学科
物理学とは、「物質はどのようにして生まれたか、どのような性質を持つか、どのような法則にしたがっているか」を探究する学
問である。極微小な素粒子の世界から、我々身の回りの物質、そして広大な宇宙にいたる様々な階層の自然の中にひそんでいる、基本的な法則を明らかにしようとする営みともいえる。また、情報理学は、情報を扱うための原理と技術を探究する学問である。情報理学は物理学と密接な関係をもつ。例えば、情報の表現や伝送に関わる情報理論は、統計物理学や熱力学と関係が深い。また近年では、量子力学に基づく新しい計算モデルである「量子コンピュータ」の研究も盛んに行われている。
本物理学科では、大学での物理学・情報理学の学習に必要な基礎学力を備え、大学での講義を理解し、情報収集やレポート作成・発表ができる国語力、基本的な英語力、さらに、物事の背景にある普遍的な法則を積極的に調べようとする探究心を持つ人を求めている。
【国際理学コース】加えて、国際理学コースが目指す専門性・学際性・国際性を兼ね備えた人材に成長することを希望する人を求めている。
○ 理学部・化学科
化学科では、将来、化学研究者、高度な化学の専門知識をもつ技術者に成長することを志す、意欲的な学生を求めている。ま
た、高度な化学知識や思考を生かせる職業に携わり、日本の中核的、かつ指導的役割を担うことを目指す学生を求める。それゆえ、十分な基礎学力を持つとともに、化学の勉学に熱意をもち、創造性豊かな学生を求める。現代の化学は、物理学、生物学、地学、数学など他の多くの学問に支えられ、かつ互いに影響を与えている。化学を学び、深く理解するためには、これら関連する学問領域を広く理解することも重要となる。大学の授業の堅固な基礎となる高等学校での幅広い学習を望む。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)