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看護学研究科(一貫制博士課程)

 
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学部・研究科等の特色等

学部・研究科等の特色等

◆特徴
設置主体の異なる5つの大学(兵庫県立大学、高知県立大学、東京医科歯科大学、千葉大学、日本赤十字看護大学)が共同で設置しており、それぞれの強みを生かしつつ、5大学に所属する教員が共同で災害看護学に関する教育を行うことで知識等の範囲を拡大することができます。

◆共同災害看護学専攻とは
 高知県立大学・兵庫県立大学・東京医科歯科大学・千葉大学・日本赤十字看護大学の5つの大学が共同で設置した大学院共同教育課程であり、文部科学省の博士課程リーディングプログラムの1つである災害看護グローバルリーダー養成プログラム(Disaster Nursing Global Leader Degree Program:DNGL)による5年一貫の博士課程です。本課程では、東日本大震災などの経験から、日本ならびに世界で求められている災害看護に関する課題に的確に対応・解決し、高度な実践能力かつ研究能力を兼ね備えた学際的・国際的指導力を発揮して人々の健康社会構築と安全・安心・自立に寄与するグローバルリーダーの養成を目指しています。これまで災害看護学を牽引してきた5つの大学が一丸となって1つのプログラムを共同で運営していくという新しい形の教育課程です。

◆阪神淡路大震災の経験からつながる実践と研究
 1995年に発生した阪神淡路大震災では、本学が全国からの支援に駆けつけたボランティア看護師の派遣拠点となり、被災した医療機関や避難所とボランティア看護師とをつなぎました。震災後は、看護学部の教員らが、仮設住宅・復興住宅と被災された方々が暮らす生活の場の状況に応じて、家庭訪問や健康相談等多くの実践活動を行ってきました。これらの経験を基盤とし、災害看護学の構築に向けた研究活動を牽引し、特に、災害に対する備えや教育、災害発生後の中長期的な看護ケアについて発信しています。

◆国際的・学際的な環境
 看護学部で取り組んできた災害看護の実践と研究活動は世界的にも評価され、キャンパス内に設立された看護学の実践研究センターである地域ケア開発研究所は、2007年に災害と健康危機管理に関するWHO看護協力センターに認証されました。研究所では、看護学部・看護学研究科の教員、学生らと協働し、災害看護に関連した教育/研修プログラムの構築・提供、災害後の人々の健康状態や看護ケア方法を追求しています。兵庫県立大学には看護学部以外にも災害に関連する教育・研究に取り組む教員が多くおり、その中の何名かは非常勤講師として本学が提供するDNGLの科目を担当しています。県内の防災・災害医療関係機関とのつながりもあり、学際的に災害を学ぶ環境があります。

◆トップクラスの教授陣
 兵庫県立大学看護学部の前進である兵庫県立看護大学は、国内最初の公立単科の看護大学として開学した歴史があります。当初より国内外で活躍する教員が集まり、質の高い豊かな看護学教育・研究を展開しています。2003年から5年間に渡って文部科学省の研究助成:21世紀COEプログラム「ユビキタス社会における災害看護拠点の形成」に取り組みました。このほかにも多くの研究プロジェクトが展開され、教員の科学研究費助成事業(科研費)の採択件数も多く基礎看護学と臨床看護学では全国2位となっています。