学部・研究科等の特色等
近年のサイエンスとしての医学・医療の飛躍的な進歩に対応するためには、医学・医療に携わる個人が自らの倫理体系を構築しなければなりません。その基盤となるのは、長時間を要して培われた、強靭な倫理的能力とバランス感覚に支えられた多面的な考察力及び問題解決能力です。
医学部では、このような能力、医学・医療に対する強い志望動機、ならびに適性を具備した人材を広い領域から発掘し、多様な社会的ニーズに応えうる高い倫理観、使命感、ならびに思考の柔軟性を有するとともに、高知県の地域医療に貢献する強い意欲をもつ医療人の育成を目指しています。
1年生から、学外施設や附属病院の外来・病棟で地域の方や患者さんに接する実習や看護の基礎技術を学ぶなど専門性 のある授業を取り入れています。グループで協力して課題に取り組む授業、社会で必要な教養を身につける授業など、人間 力を高める授業も充実しています。3年生からの臨地実習では附属病院や地域の施設などで、先端医療から地域で求められる複雑性や多様性に対応できる看護実践力を身につけることができます。卒業研究では、探求心や自分で学ぶ姿勢を養います。知識技術は日々進歩します。自ら未知の課題に取り組むことにより、卒業後も継続して学び続ける力がつきます。