学部・研究科等の特色等
本研究科は、「21世紀に通用する高度職業人の養成」を目的とし、「社会に開かれた大学院」として、特色ある斬新な教育研究システムを導入しています。
1 総合的・学際的な教育の展開
各専門領域のカリキュラムの充実を図るとともに、複数の教員が担当する「総合講義」を開講し、専攻及び研究指導分野をこえた総合的・学際的な教育を展開しています。
大学を卒業して直接進学する学生にとっては、学部での教育よりも一段高いレベルの思考力、応用力、総合力を身につけるのにふさわしいカリキュラムが体系的に用意されています。また、有職者・社会人にとっては、実践的応用的能力をいっそう高めるのにふさわしい多様で総合的なカリキュラムが用意されています。
2 社会人に配慮した選抜方法と教育システム
(1) 社会人特別選抜の実施
(2) 働きながら学べる夜間・土曜日開講(臨床心理学コースを除く)
(3) 長期履修学生制度
3 留学生に配慮した教育システム(臨床人間科学専攻を除く)
外国人留学生を積極的に受け入れる立場から、入試については特別選抜方式を導入しています。そのほか、留学生の個別事情を配慮しつつ、勉学・生活上のサポートを行うためのチューターも用意されています。
4 臨床心理士および公認心理師の受験基礎資格の取得
近年、社会の急激な変化や複雑化に伴い、学校や職場や地域社会のなかで心理的援助サービスの必要性が高まっています。臨床人間科学専攻の臨床心理学コースでは、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が実施する「臨床心理士」資格試験の受験資格の取得に必要な講義・演習・実習が開設されています。また、公認心理師試験(国家試験)の受験資格の取得に必要な講義・演習・実習が開設されています。
5 中学校・高等学校教員の専修免許の取得
地域の教育界からの要望に応えて、人文・社会系の教員を積極的かつ計画的に受け入れ、教員の再教育及び専修免許取得の機会を提供しています。(同教科の一種免許状を、すでに取得している場合です。)
6 専門社会調査士資格の取得
臨床人間科学専攻「共生社会学コース」及び「ヒューマン・ケア学コース」では、一定の科目を履修し、社会調査に基づく修士論文を提出した場合、「専門社会調査士」資格が取得できる研究指導プログラムが開設されています。なお、「専門社会調査士」資格については、社会調査協会のホームページ(http://jasr.or.jp)
を参照してください。
7 「飛び入学制度」について
人文社会科学研究科経済専攻では、企業経営のグローバル化・情報化や地域の行政需要の高度化や個性化の要請に対応して、経済学・経営学分野における高度で専門的な分析能力・応用能力と学際的・総合的な実践的学識・素養をあわせもつ人材の養成を目指しています。このような社会の要請に速やかに応え、また学生の勉学意欲の増進を図るため、学部の授業科目で特に優れた成績を修め、修士課程への進学に強い意欲をもつ学生に対し、早期進学を促すことを目的として、「飛び入学制度」による入試を実施します。