学部・研究科等の特色等
保健学類は,医学類と薬学類・医薬科学類と連携・協力しながら,患者のケア,人々の健康の維持・増進に貢献できる人材の育成を目的としています。
保健学類には,看護学,診療放射線技術学,検査技術科学,理学療法学,作業療法学の5専攻があり,それぞれの国家資格受験資格(看護学は看護師と保健師)が取得できます。これだけの専攻学域を有する大学は少なく,より幅広い学識と研究心を兼ね備えた医療専門職者の育成,そしてチーム医療をリードできる人材育成を目指しています。
また,学類卒業後に,さらに専門的に学問を高めたい人のために大学院があります。学類の5つの専攻を基盤として,大学院保健学専攻・博士前期課程および博士後期課程があります。本学の修了生は大学の教育職をはじめとして各分野で活躍しています。大学院で育成する人物像は,高度な研究能力をもつ高度専門職業人,自立的研究結果を自らの仕事に生かすことにより社会貢献ができる人です。
近年の人々の健康に関する環境は大きく変化し,長高齢者社会,少子社会とそれに伴う社会構造の変化,生活習慣病の増加による医療費の圧迫など,人々が直面する課題が山積しています。これまでの多くの諸先輩たちに続き,専門的知識と高度技術を修得し,新たな課題の発掘や解決に果敢に挑戦する社会人として成長することを期待します。