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教育学研究科(修士課程)

 
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教育課程

学科・専攻等の名称

学科・専攻名修業年限取得可能な学位
教育科学専攻 2年 修士(教育学)

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
卒業認定・学位授与の方針(ディグリー・ポリシー)で掲げた力を修得した人材を養成するため、教育学研究科修士課程(教育科学専攻)として以下の方針及び考え方に基づき、教育課程を編成し、実践します。

教育の実施方針
持続可能社会の実践に向けて学生が主体的に学び続ける能力を育成する教育を実施します。

教育内容の考え方
主体的・対話的で深い学びの視点から、「何を教えたか」から学生が「何ができるようになったか」を重視して、以下の教育内容を提供します。
【共通教育】
学生同士や教職員および学校・地域との連携・協働による対話や議論を通じて、個々人がやわらかな発想力と創造力を備えた実践者としての醸成ができるよう学び合う、共に育ち共に創る実践的な活動を提供します。
個人や地域社会、国際社会が直面する様々な事象を実証的・体系的に統合して深く理解し、そこに見出される課題を解決するとともに、その成果を社会に広くアウトプットできる技能と新たな価値創造ができる柔軟な思考力を身につけるカリキュラムを提供します。
【専門教育】
人間が生活するあらゆる場における教育を対象とした諸科学を探究する機会を提供します。
自身が深めた専門分野の体系的な知識や技能・技術に加えて、個人それぞれの観点から個別課題を把握・設定でき、チームティーチング等により、様々な問題の根底にある本質的な課題を発見・分析、その課題解決をも身につけるカリキュラムを提供します。
【言語教育】
グローバル社会を生きるうえで学校リーダーおよび国際社会や地域社会への貢献に必要とされる英語力を伸ばす教育を提供します。
多言語での研究活動や実践現場での活動を想定して、研究および PBL(プロジェクト基盤学修)等で、日本語だけでなくさまざまな言語での発表や意見交換をする機会をもつことを推奨します。

教育方法の考え方
前述の教育内容を以下の方法で提供します。
①自身の可能性を主体的に広げる教育方法を展開します。
教育に関する人文・社会・自然科学的な事象を教育科学として開拓的に広く捉え、個人や社会に直面する様々な事象について実証的・体系的に研究し、そこに見出される課題を解決するとともに、その成果を教育現場や広く社会にアウトプットするこ
とができる資質・能力を高めます。
②多様な専門の特長を活かした教育体系を提供します。
学生同士や多様な専門分野の教職員および学校・地域との連携・協働による対話や議論を通じて、個々人がやわらかな発想力と創造力を備えた実践者として資質・能力を高めます。
③学生の成長に応じた実践的な教育プログラムを提供します。
1 年次に学生同士が協働して課題解決に取り組むプロジェクト基盤学修(ProjectBased Learning:PBL)と、2 年間の学修期間で各自の専門性を深く探究する修士論文研究の二本柱で構成されています。授業や演習では、ICT やアクティブラーニ
ングといった手法を用いて批判的思考力や創造性、課題解決能力の育成と伸長をめざす取り組みをカリキュラムに明確に位置付け、段階的に学修します。

学修評価の考え方
厳格な学修評価を実施します。
講義科目では主に総括的評価を、演習科目では主に形成的評価を重視します。評価は A+・A・B・C・F 評価で実施し、到達目標の概ね達成の基準 C を設定しています。各科目の評価方法はシラバス等により履修者に示します。
PBL は、学修過程での変容を形成的に評価するとともに、中間発表会・最終発表会でその到達度を総括的に評価します。
学位論文の審査は、まず教育科学構想発表会(中間発表会)を 2 年目に開催し、研究の進捗状況への指導・評価を行った上で、論文審査と発表会(最終試験)により、専門的知見の深化と課題解決能力、総合的実践力に対する最終的な総括評価を行います。

正課外教育の考え方
学生が授業での学びを越えて自らの成長を実感できる正課外の機会を提供します。
ボランティア、海外研修、学会発表など

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教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)

修士課程(教育科学専攻)の「教育学学位プログラム」では,学校教育以外でも教育が広く人と社会を支えていることを重視し,教育の新しい価値を提供し,世の中を支える教育科学の可能性を追究することを目指しています。そのため,「研究科共通科目」「大学院共通科目」「プログラム専門科目」「大学院共通科目(課題研究)」の4つの大きな科目を設定しています。以下,それぞれの科目ごとに説明をします。

研究科共通科目
この科目は,教育学学位プログラムの導入科目です。本学位プログラムで養成する人材像を明確にするとともに,自らの学修目的等への意識を新たにするものです。研究倫理や知的財産・権利,情報セキュリティ等についても学びます。「教育科学の理念と今日的課題 A」がこれに相当します。
大学院共通科目
この科目は「リーダーシップと SDGs」「プロジェクト・マネージメント演習」の2つの科目から構成されています。「リーダーシップと SDGs」では,リーダーシップの基礎的かつ学際的な理解を中心に,基盤となる理論,最新の課題,ケーススタディを含めて学修をおこないます。持続可能な地球・社会の実現をめざし,自分なりの哲学を構築します。教育学研究科以外の他研究科の学生たちとも議論を深めましょう。「プロジェクト・マネージメント演習」は,各自の専門分野における学びを社会実装等につなぐための総合型演習となります。「PBL III」がこれに相当します。
プログラム専門科目
この科目は「課題解決型在外実習(プラクティカム)」と「講義・演習科目」から構成されています。
「課題解決型在外実習(プラクティカム)」は,結果以上に過程を重要視する課題解決型学修(プロジェクト基盤学修:Project-Based Learning, PBL)の考え方に基づいています。どのような結果が得られるかという成果物の具体は,それなりに大事なことですが,その結果に至るまでの過程の方がより大事であるという位置づけです。PBL については後述するように,学生たちがチームを組んで,チームとして教育の可能性を拡げることを学びます。
「課題解決型在外実習(プラクティカム)」を構成する科目は,「教育科学の理念と今日的課題 B」「教育科学プロジェクト研究概論」「PBL I」「PBL II」「PBL 特論 I」「PBL 特論 II」「PBL 特論 III」「PBL 特論 IV」「教育科学研究の方法」「教育実地展開概論」です。特別支援教育,幼児教育,養護教育を中心に学修する大学院生は,「発達支援研究特論 A, B I〜IV」「発達支援特論 A, B V」を組み合わせて履修することも可能です。
「講義・演習科目」は,2年次に開講される「PBL 特論 V」「PBL 特論 VI」「PBL 特論 VII」「PBL 特論VIII」と,1 年次から開講される「教育科学内容特論」などの教育科学に関連する複数の科目が相当します。
大学院共通科目(課題研究)
この科目は,修士論文に関する研究が相当します。修士論文は「学位論文」とも称されるように,修士課程での研究生活で得た成果をもとに,学位にふさわしい論文を執筆することが期待されます。

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授業科目

授業の方法・内容

年間の授業計画

シラバス等

学生が修得すべき知識及び能力に関する情報

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

 教育学研究科修士課程(教育科学専攻)は、先に掲げた人材を養成するため、所定の期間在学し、以下に掲げる力を身につけ、所定の単位を修得した学生に学位を授与します。
 修得できる力:実践力・探究力・コミュニケーション力・専門力・教養力

【実践力】教育を通して世界と繋がり、多様な文化や価値を尊重し、課題解決に導く実践力
地域社会・国際社会に存在するさまざまな課題を理解し、多様な文化や価値を尊重するとともに、「Society 5.0」の実現に向け、教育に関する高度な専門知識を用いて、新たな価値創造のために積極的に行動することができる。
【探究力】課題を発見し、論理的・複眼的・創造的に課題に迫る高度な探究力
主体的に課題を発見・設定し、解決に向けた取組を行い、様々な学問領域の専門力を用いて協働しながら適切に対応できる力。対応可能な課題解決案を立案し、課題を解決することができる。
【コミュニケーション力】仲間と連携・協働するコミュニケーション力
PBL(プロジェクト基盤学修)を通して、専門の異なる学生同士のチームでプロジェクトを構成し、様々な職種と協働し教育の新たな可能性を拡げる関係を築くことができる。
【専門力】教育科学を深く探究し統合できる専門力
教育や関連諸領域に関する深い専門的知識を持ち、国内外の社会の諸課題を科学的観点から批判的に捉え直す高度な課題解決能力を身につけることができる。
【教養力】多様な学びから自らの知を創造的に深める力
教育科学の学びと実践を通して、自らの成長に繋げることができる。

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学修の成果に係る評価の基準

卒業・修了認定の基準

転学部・編入学等の可否、費用負担

可否費用負担
転学部不可0円
編入学不可

転学部・編入学情報補足

専攻分野

専攻分野
教育学(教員養成課程)

専攻分野に関する説明