学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
---|---|---|
総合農業科学科 | 4年 | 学士(農学) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
卒業認定・学位授与の方針(ディグリー・ポリシー)で掲げた力を修得した人材を養成するため、農学部として以下の方針及び考え方に基づき、教育課程を編成し、実践します。
教育の実施方針
地球共生系の実現に向けて学生が主体的に学び続ける能力を育成する教育を実施します。
教育内容の考え方
主体的・対話的で深い学びの視点から、「何を教えたか」から学生が「何ができるようになったか」を重視して、以下の教育内容を提供します。
【共通教育】
全ての学生に共通して求められる汎用的技能の育成のための教育に加え、農学学士にふさわしい「教養力」を養うために、地球共生系を目指す上で不可欠な概論講義を提供します。具体的には、全学共通科目と並行して、「総合農業科学入門」「農学概論」「日本農業論」などにより、農学の全容を理解し、持続的社会実現のための多様な問題に対して関心を持つ農学
的姿勢を育成します。
講義だけにとどまらず、実際の農業生産等の体験と協働を実習科目として提供します。
また、本学だけでは実施困難な体験実習を他大学生との交流を交えて中四国単位互換制度によって提供します。
近年特に重要性の高まった数理・データサイエンスに関しても 1 年次に基礎科目として必修科目で提供します。
【専門教育】
1 年次に農学部専門基礎科目、2 年次にコース専門領域基礎科目、3 年次に卒業論文研究ユニット専門科目、4 年次に卒業論文研究と基礎から最新の専門科目まで体系的に学習機会を提供します。各コースおよび研究ユニットで、学習目標を明示した履修モデルを作成して、コアとなる授業科目を明確にしています。基礎的な概論講義を経て、実験・実習を加え徐々に専門性を高めて提供することで体系的に知識・技能・技術を身につけ、高度専門家としても通用する「専門力」を磨くだけでなく、協働やコミュニケーションの機会も増加するカリキュラムを提供します。数理・データサイエンスは専門教育の中では必須であり、演習・実習・実験および卒業論文研究の中で専門性に応じた内容で提供します。
1年次から3年次までの各種の実践型講義、実験、実習、演習および4年次の卒業論文研究では、農学部で修得した知識と経験をもとに「探究力」を磨き、生涯に亘って学習意欲を持ち続け、実社会で農業の進歩に寄与できる「実践力」を習得します。
【言語教育】
グローバル社会での活躍のため、また、農学部に在学する多様な国や地域からの留学生との交流のために、共通言語としての英語力とコミュニケーション力を伸ばす機会を積極的に提供します。
留学生および日本人を含む GDP 生を対象とした英語講義を提供します。また、3 年次以降の卒業論文研究ユニットでは、研究上のコミュニケーションにおける共通言語である英語の「聞く力」、「読む力」、「話す力」、「書く力」を伸ばすための機会をより積極的に提供します。
教育方法の考え方
前述の教育内容を以下の方法で提供します。
①自身の可能性を主体的に広げる教育方法を展開します。
人が交わる共通教育、知が交わる専門教育、言葉が交わる言語教育を通して他者を理解し、切磋琢磨しながら、自身の可能性を広げる教育方法を実施します。
②1学科制とそれに続く4コース制の特長を活かした教育体系を提供します。1年次で農学の幅広い基礎知識を修得し、自らの興味・適性を見極めた上で、2年次から各コースへ分属して各コースの専門科目を履修し、「専門力」を習得します。4年次では、農学学修の集大成である「卒業論文」のより高度な実践的研究経験を通して、主体的に学び、専門情
報を論理的にまとめ表現・行動できる能力を涵養します。このように、自らの専門を尊重しながらも、様々な専門との出会いにより、共に考え、共に動き、共に創り、共に育む教育体系を全ての課程で展開します。
③学生の成長に応じた実践的な教育プログラムを提供します。海外研修やインターンシップ、プラクティカム等、地域や世界とつながった実社会における学びを提供します。
④医学部保健学科及び農学部を横断して形成された教育組織による生殖補助医療キャリア養成コースにおいて、生殖補助医療を支える質の高い技術者を育てる体系的な教育を提供します。
⑤農学部独自の国際特別コースにおいて、国際貢献を目指す日本人学生とアジア諸国を中心とした留学生が、互いに競争・協力しながら成長するプログラムを提供します。
学修評価の考え方
授業科目の成績評価については、その基準・方法を予め明示し、それらに基づいて学修成果を評価します。
正課外教育の考え方
学生が、授業での学びを越えて、自らの成長を実感できる正課外の機会を提供します。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
卒業認定・学位授与の方針(ディグリー・ポリシー)
農学部は、先に掲げた人材を養成するため、所定の期間在学し、以下に掲げる力を身につけ、所定の単位を修得した学生に学位を授与します。
修得できる力:実践力・探究力・コミュニケーション力・専門力・教養力
【実践力】自ら課題を見いだし、解決に取り組む実践力
農学部の教育がカバーする身近な課題からグローバルな課題まで、現状を必ずしも良しとせず、持続可能な地球共生系の実現へ向けて自らの実践力を発揮できる。
【探究力】教養力・専門力を基盤とした課題を見いだす探究力
現状から一歩先へ進むために必要不可欠と考えられる課題を自発的かつ多面的に調査・検討に行い、見い出すことができる。
【コミュニケーション力】課題探究過程において幅広い領域の他者とディスカッションするコミュニケーション力
多様な人々との交流に関心をもち、自分の考えや意見を的確に伝えるとともに、他者の考えや意見を聞いて理解することにより、より良い方策を見出すことができる。
【専門力】4 つのコースそれぞれにおける基礎的かつ体系的な専門力
4 つのコースそれぞれにおいて体系的に修得した基礎的な知識・技能を得用することができる。
【教養力】農学が関わる地球・人類を含む全ての分野への関心とそれらを学ぶ姿勢をもつ教養力
身近な「食」や「環境」に関するテーマからグローバルな地球共生系のテーマも含めて幅広い分野に関心を持ち、学び続けることができる。
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
---|---|---|
転学部 | 可 | 0円 |
編入学 | 不可 |
転学部・編入学情報補足
専攻分野
専攻分野 |
---|
農学 農芸化学 農業工学・農業土木 農業経済学 森林科学 生物生産学・生物資源学 生態学 畜産学・動物学 |
専攻分野に関する説明