本学は、2019年度(平成31年度)に、教職大学院組織を大幅に拡大し、総合型の教職大学院(教育実践専門職高度化専攻)に転換しました。
また、2024年度(令和6年度)からは、先端型・総合型の教職大学院としての新たな取組(先端型科目の新設、「外国人留学生等選抜枠」の新設、実習科目「共同実践研究」の新設等)を開始しました。
東京学芸大学教職大学院の特色
●大学間連携コース【連携協議会参加校】、次世代学校リーダー養成コース【東京学芸大学】に参加している学生は、特別選抜で入学できます。
●特別なプログラム及び科目開設を開いています。
(1)国際バカロレア教員養成特別プログラム
教職大学院に国際バカロレア教員養成プログラムを開設します。国際バカロレア機構の認定を受けて,国際バカロレア認定校における中等教育プログラム(MYP)とディプロマ資格プログラム(DP)についてIB教員認定の登録資格を取得するための授業科目を高度選択科目として開設します。
(2)高度研究プログラム
実践研究をリードする教員として期待される高度な研究能力を育成するともに,博士課程への進学を希望する者が学術論文を作成できるようにするために、高度研究プログラムを設けました。希望者は学術論文の指導と審査を受けられます。
(3)道徳教育に関する科目開設
道徳の教科化を踏まえ、学校における新しい道徳ニーズに対応するために、道徳教育の理論を学ぶとともに、実践的指導力を育成するために、道徳教育のための科目群(3科目)を高度選択科目として開設しています。
(4)小学校教員免許特別プログラム
教職に関する広い知識と、特定の教科・領域に関する専門性を有した小学校教員を養成するために、学士の学位を有し、中学校又は高等学校の教諭の普通免許状を有している方を対象とした、小学校教諭一種免許状を取得することができるコースです。
このコースでは、1年次に本学教育学部の教員養成カリキュラムを履修し、小学校教諭一種免許状に必要な単位(教育実習を含む)をすべて修得し、2年次から専門職学位課程(教職大学院)のカリキュラムを履修することになります。そのため、修業年限は3年となることに注意してください。
(5)特別支援学校教員免許特別プログラム
特別支援教育に関するニーズの高まりに対応するために、学士の学位を有し、小学校、中学校、高等学校又は幼稚園の教諭の普通免許状を有している方を対象とした、特別支援学校教諭免許状を取得することができるコースです。
このコースでは,1年次に本学特別専攻科のカリキュラムを履修し、特別支援学校教諭免許状に必要な単位(教育実習を含む)をすべて修得し、2年次から専門職学位課程(教職大学院)のカリキュラムを履修することになります。そのため、修業年限は3年となることに注意してください。
学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
---|---|---|
教育実践専門職高度化専攻 | 2年 | 教職修士(専門職) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
教育実践専門職高度化専攻(教職大学院)では、高度専門職業人としてのスクールリーダーを養成するため、学校教育についての高い実践力・専門的知見を獲得し、教科等の専門的な指導力、また、特別支援教育並びに学校教育の課題への高い対応力を身につけることができるよう、「学校組織マネジメント」「総合教育実践」「教科領域指導」「特別支援教育高度化」「教育プロジェクト」の5つのプログラムを設定し、専攻科目、プログラム科目、高度選択科目、課題研究科目、実習科目により、以下のような方針に基づいてカリキュラム(教育課程)を編成しています。
なお、学修の成果の評価にあたっては、客観性、厳格性を確保するため、学生に対し評価基準をあらかじめ明示し、その基準に従って適切に行います。
1. スクールリーダー養成の共通基盤として専攻科目を置く。
2. 専攻科目の内容を発展させ、専門的な強みを実践に結びつけて展開するためにプログラム科目を置く。
3. 専攻科目とプログラム科目の内容を発展させ、学生一人ひとりの専門的な強みを課題意識に応じて展開し、また、高度な研究能力を育むために高度選択科目を置く。
4. 学生自らが学校現場等から問題を見出し課題を立ち上げ、その改善や解決に取り組み、さらに教育実践研究を独力で進める能力を身につけるために、課題研究科目を必修とする。
5. 学校における教育活動や実務全般について総合的に体験し、省察するために実習科目を必修とする。
6. 以上の科目において、学校現場等での実際的な問題解決に資するため、発表、討論、フィールドワーク、ワークショップ、事例研究、ロールプレイングなどの手法を用いた教育を実施する。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
教育実践専門職高度化専攻(教職大学院)では、以下のような力を身につけ、かつ、所定の単位を修得した人に学位を授与します。
1. 教科等の専門性を基にして、高度な教育指導を行うことのできる「実践的な指導力」
2. 課題解決に向けて、学校づくり、授業づくりに創造的に参画することのできる「創造的な改革力」
3. 協働による実践を通して、省察的に実践を改善することのできる「柔軟な実践力」
4. 実践と理論の往還を行うことのできる「実践と理論の融合力」
5. 学校教育の課題に率先して取り組み、チームとして解決できる「先導的な組織力」
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
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転学部 | 不可 | |
編入学 | 不可 |
(2024年9月1日現在)
転学部・編入学情報補足
専攻分野
専攻分野 |
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教育学(教員養成課程) |
専攻分野に関する説明