学部・研究科等ごとの目的
音楽芸術研究科は、音楽芸術分野における深い学識と専門的な研究能力を培い、社会において高度に専門的な職業を担うことのできる人材を育成し、もって音楽芸術の発展に寄与することを目的とする。
入学者受入方針（アドミッション・ポリシー）
1.教育の理念
沖縄県立芸術大学大学院音楽芸術研究科の建学の基本的な精神は、沖縄文化が造りあげてきた個性の美と人類普遍の美を追究することにあります。これに基づき、伝統的な音楽芸術の継承と発展にとどまらず、芸術文化に対する深い理解と感性をもちながら新たな音楽芸術創造の可能性を広げる、音楽芸能分野の専門家として活躍できる人材を育成していきます。
2.本研究科の求める人材
本研究科の教育の理念をよく理解し、学習に必要な基礎能力、表現技術、知識および表現力を備えるとともに、現代社会に向けて新しい芸術創造の営みを発信していくために自ら課題を見出し、研究する意欲に満ちた人を求めます。
3.入学者選抜の実施
2に掲げる能力や意欲を持つ志願者を受け入れるため、本研究科の入学試験ではアドミッションポリシーに基づき、専門試験、基礎能力試験、語学試験を実施しています。
教育課程編成・実施方針（カリキュラム・ポリシー）
沖縄県立芸術大学大学院音楽芸術研究科のカリキュラムは、学士課程で培った基礎的能力と音楽芸術の各分野における専門科目で培った基礎能力と知識の上に立って、ディプロマ・ポリシーに掲げる学修成果を獲得できるよう、2年間を通して高度な専門分野の実技や理論を段階的に履修することを基本に、授業科目を編成します。そして、専門関連分野の技術や学問を深く主体的に学べるように配慮し、音楽家や研究者などの専門家として音楽芸術の発展に寄与するための能力を高める教育を行います。
学位授与方針（ディプロマ・ポリシー）
沖縄県立芸術大学大学院音楽芸術研究科では、教育の理念に沿った高度な専門教育において成果をあげ、修士演奏、修士作品又は修士論文の提出を経て、所定の修了単位を取得した学生に対し、修士（芸術）の学位を授与します。
その際、学生が獲得しておくべき学修成果は以下のとおりです。
1.音楽芸術の各分野における高度な専門的能力と知識を有し、東西の美意識や理論を深く理解し、豊かな表現力を備えている。
2.音楽芸術の実践活動や専門的指導者、研究者に求められるコミュニケーション能力、論理的思考力、文章表現力などの汎用的能力を身につけている。
3.修了後も社会的責任を認識し、音楽芸術の専門家として自立して活躍するとともに、自ら学び続ける能力を身につけている。
4.1から3までの高度な能力や知識等を総合的に活用し、創造的な思考力をもって自らの課題を探求し、解決する能力を身につけている。