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農学部

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

農学部は、先端的かつ総合的な生物科学を基礎に、自然と調和した安全で快適な社会を実現するための教育と研究を行い、豊かな人間性と幅広い視野、課題探求能力を備え、生物資源の生産と活用に関する科学と技術を総合的に理解し、生物科学を基盤とする産業界で幅広く活躍できる有為な人材を養成します。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

◇求める学生像(入学者に求める学力・能力・資質等)
 大学入学までに,以下のような学力・能力・資質等を備えている学生を求めています。

①知識・技能
*農学部専門科目を学ぶために必要な基礎的な知識と技能

②思考力・判断力・表現力
*課題解決に必要な柔軟で論理的な思考力・判断力と自分の考えを的確に伝える表現力

③主体性・多様性・協働性
*地域社会や国際社会における生物資源の生産・利用に関する広範な諸課題を積極的かつ主体的に探求し,多様な観点で考え,他者と協働して課題を解決するコミュニケーション能力

④関心・意欲・態度
*生物と生物資源の生産及びその有効利用並びにそれらの基盤となる生命現象に強い関心を持ち,関連する様々な課題に積極的・主体的に取り組もうとする高い意欲
*生物関連産業での活躍を希望し,応用生物科学の様々な分野の専門知識や技術を意欲的に修得しようとする態度

⑤倫理観・社会的責任
*生物資源の生産と利用に関わる者として,自然と調和した安全で快適な人間社会を構築するための高い倫理観と社会的責任を理解する能力 


◇大学入学までに修得が期待される内容
 高等学校において,理科,数学,国語,英語を中心とした基礎学力を身につけておいてください。農学部では,生物科学の様々な分野の学問を理解し,生物資源の生産と利用に関する専門科目を学ぶために理科と数学の基礎学力が必要となります。また,生物資源の生産と利用に関する情報を理解し,自らの論理的思考及び判断をもってこれを説明できるプレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を養うことを目標としています。これらを日本語だけでなく英語でも可能にするために国語と英語の基礎学力が必要です。


◇入学者選抜の基本方針
○一般選抜
*前期日程
 高等学校における教科面での学習の達成度,知識・技能,思考力・判断力・表現力をみるために大学入学共通テストの国語,数学,地歴・公民,理科,外国語(5教科7科目)の得点を評価します。個別学力検査では,農学部における勉学の素地として自然科学を重視し,修学に必要な知識・技能をみるために数学又は理科(1教科1科目)の得点を評価します。

*後期日程
 高等学校における教科面で,農学部で特に必要な教科の学習の達成度,知識・技能,思考力・表現力をみるために大学入学共通テストの数学,理科,外国語(3教科4科目)の得点を評価します。

○特別選抜
*学校推薦型選抜Ⅱ(大学入学共通テストを課する学校推薦型選抜)
 高等学校における教科面で,農学部で特に必要な教科の学習の達成度,知識・技能,思考力・表現力をみるために大学入学共通テストの理科,外国語(2教科2科目)の得点を評価します。また,提出書類から志望動機や勉学状況に加え,主体性・多様性・協働性,関心・意欲を総合的に評価します。具体的には,学内外での活動(文化活動,スポーツ活動,生徒会活動, クラブ活動,海外留学経験,ボランティア活動など),科学的な研究活動,資格・検定等(英語検定など)において実績を収めているものを評価します。

*総合型選抜Ⅰ(大学入学共通テストを免除する総合型選抜)
 第1次選抜では,出願書類から志望動機や勉学状況に加え,主体性・多様性・協働性,関心・意欲・態度,倫理観・社会的責任を総合的に評価します。
 第2次選抜では,第1次選抜の合格者に対して授業理解力テスト(講義を受けての記述式テスト)及び面接を行います。授業理解力テストでは知識・技能,思考力・判断力・表現力を評価します。面接では知識・技能,思考力・判断力・表現力,主体性・多様性・協働性,関心・意欲・態度,倫理観・社会的責任を総合的に評価します。

*私費外国人留学生選抜
 外国で所定の教育を修め本学で教育をうけることを希望し,農学部の講義の内容を理解できる日本語能力を身につけている外国人を対象に,日本留学試験又は日本大学連合学力試験,及び,英語(TOEFL,TOEIC,又はIELTS)の成績により知識・技能,思考力・判断力・表現力を評価します。面接では,農学部において生物資源の生産と利用に関する専門科目を学ぶために必要な日本語コミュニケーション能力,動機,関心・意欲・態度を総合的に評価します。

*国際バカロレア選抜
 国際バカロレア認定校で学び,国際バカロレア資格(IB フルディプロマ)を取得した者を対象としています。農学部の講義内容を理解できる日本語能力,及び,生物と化学の基礎学力が必要なことから,これらの科目を出願資格の履修科目として指定します。書類審査により知識・技能,思考力・判断力・表現力,主体性・多様性・協働性,関心・意欲等を総合的に評価します。

○編入学
*第3年次編入学試験
 主に高等専門学校および農,理工,生活科学系短期大学を卒業する者を対象とし,合格者は第3年次に編入します。筆記試験では,修学に必要な科学的基礎知識(英語を含む。)と論理的思考力を評価します。面接では編入学後の専門科目への学習意欲などについて,専門的素養を含め評価します。特に,(1)思考力・判断力・表現力,(2)主体性・多様性・協働性,(3)自然科学に対する関心・意欲・態度および(4)倫理性・社会性を問います。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

 香川大学農学部は、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に示した人材を育成するために、全学共通科目(32単位以上)と学部開設科目(92単位以上、内訳は、導入科目(8単位)、共通基礎科目(19単位以上)、5コースに分かれた専門科目とコース実験科目(50単位以上)、高年次配当の展開科目(3単位以上)及び課題研究(12単位))から構成される教育課程を編成・実施します。卒業要件単位数は124単位以上とします。本学部の教育体制の主な特徴は、1)学年進行にともない、基礎からより専門的な知識や技術を学修できるように構成されており、1学部1学科で入学後に専門的な知識を段階的に身につけながら、2年次後期に5つの専門分野(コース)の中から自らの専門を選択できること、2)学修で身につけた知識を実践に展開するための実験・実習やフィールドワークが充実していること、3)地域社会における諸課題の理解と解決の力を養う独自の授業科目の受講が可能であること、4)研究室分属後は、課題研究について教員1人あたり3名の学生を徹底して指導することにあります。

 農学部では、4年一貫教育の中で、1年次から2年次前期までは、全学共通科目および専門の基礎となる導入科目・共通基礎科目を中心に学びます。この期間は、幅広い教養やコミュニケーション能力、農学に関する基礎的知識の修得だけでなく、地域社会への関心や社会的責任・倫理観を学びながら、自分の興味や関心を探求し視野を広げます。2年次後期からは5つのコースのいずれかに分属し、各コースにおけるより専門的な授業および実験・実習を通して知識および技術を修得していく中で、それぞれの課題を発見し、解決する能力を培います。3年次前期からは研究室に分属し、課題研究を行います。課題研究では、それぞれの具体的な課題に取り組み、専門分野の総合的学力を高めます。なお、カリキュラム・ポリシーに関係する教育課程については、カリキュラム・マップを用いて詳細に明示しています。

 学修成果の評価は、基本的に講義科目では修得した知識の理解度で、実験・実習科目では知識を応用できる能力と専門的技術・技能の習熟度で、課題研究では課題の設定、分析、解決の実践的能力の総合評価で実施し、厳格な成績評価(5段階評価、GPAの活用)で行います。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

香川大学農学部では、生物資源の生産と活用に関する幅広い知識と技能を身につけ、科学的な思考に基づく課題設定力、国際感覚を備えた判断力及びコミュニケーション力を備え、多様で広範な社会の諸課題の解決に向けて柔軟な思考によって取り組むことのできる「農学の実践力」を持って国際的協働社会の一員として自覚的に行動出来る人材を育成します。本学科を修了し、本学が送り出す学士(農学)・21世紀型市民として身につけるべき能力・態度の到達基準は、次のとおりです。

①言語運用能力
*生物資源の生産と利用に関する内外の情報を理解し、自らの論理的思考及び判断をもってこれを説明できるプレ
 ゼンテーション能力とコミュニケーション能力を修得 している。またその基礎として、一つ以上の外国語にお
 いて、読み、書き、聞き、話すための基礎的な能力を身につけている。

②知識・理解(21世紀型市民及び学士(農学)として)
*先端的かつ総合的な応用生物科学の知識と理解を基礎に、生物資源の生産と利用に関する専門の知識と基本的な
 技術を修得している。

③問題解決・課題探求能力
*自然と調和した安全で快適な社会を実現するため、地域社会や国際社会における生物資源の生産と利用に関連す
 る諸課題を見い出し、その解決に向けて行動することができる。

④倫理観・社会的責任
*人類の生存基盤である生物資源の生産と利用を進めながら、自然と調和した安全で快適な社会の実現をめざす高
 い倫理性と社会的責任を自覚し、国際的恊働社会の一員として自律的に行動することができる。

⑤地域理解
*生物資源の生産と利用及び自然との調和の観点から、地域の現状を理解し、諸課題を解決するための基礎的な素
 養を身につけている。 

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