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医学系研究科看護学専攻(博士課程(後期))

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

 看護学専攻博士後期課程は、「超高齢看護学」を構築するための高水準で独創的な看護学研究を自立して実施し、看護の質向上に貢献することによって、人々が豊かな人生を享受できる超高齢社会の実現に寄与することのできる教育研究者の養成を目的としています。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

 3年間の博士後期課程での学修を積み上げ、「超高齢看護学」の理論体系化に資する水準の独創的な看護学研究を自立して実施し、「超高齢看護学」の発展に寄与できる教育研究者となるために、次の資質を備えた人材を求めます。

(1)看護学に関する幅広い見識と、専攻分野の深い知識を有する人
(2)国内外の文献を分析し、情報発信していくための相応の英語力を有する人
(3)明確な問題意識と論理的思考力を有する人
(4)専門職として主体的に研究に取り組める自立した人
(5)超高齢看護学の発展をとおして社会に貢献する明確な意思を持つ人
(6)博士後期課程修了後は、大学等の教育研究機関及び保健・医療の現場で、看護学の教育・研究をリードしていく明確なキャリア・ビジョンを持つ人

 この方針に基づき,英語の学力試験,研究計画の口頭試問,修士論文,修士課程の成績等を総合的に評価して,看護学専攻博士後期課程での教育を受けるのにふさわしい看護学に関する深い学識と英語力を備えた,優秀で意欲のある学生を求めます。

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

 1.教育課程の編成方針
(1)教育課程は,「超高齢看護学」の 1 分野とし,「超高齢看護学」を構成する専門科目として
『超高齢看護開発特講』と『安全ケアシステム開発特講』の 2 科目を設けています。超高齢
社会における多様な健康課題を創造的に探究し,看護ケア方法や看護実践モデルの開発,看
護理論の生成などを行う超高齢看護開発と,これらの成果を人々が享受するための実用化と
制度化を見据えた仕組みづくりに資する安全ケアシステム開発とが相互に関連し,バランス
よく発展することで,世界に類を見ないわが国の超高齢社会が直面している様々な健康課題
の解決に貢献することを目的としています。

(2)医学系研究科看護学専攻博士後期課程では,『超高齢看護開発特講(2 単位)』『安全ケア
システム開発特講(2 単位)』『研究方法特講(2 単位)』『超高齢看護学研究演習(2 単位)』
『超高齢看護学特別研究(6 単位)』の 4 科目をはじめ,基礎医学・臨床医学・地域医療の
多様な関連科目を通じた学修によって、SDGs の「3. 全ての人に健康と福祉を」「4. 質
の高い教育をみんなに」「12. つくる責任つかう責任」「17. パートナーシップで目標を
達成しよう」の全ての達成に資する人材を育成します。さらに全ての授業科目において,こ
れらの SDGs の目標との対応関係をシラバスに記載し,学生に SDGs の理解を促します。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

 ・人材育成目標(社会における顕在・潜在ニーズ,修了生が身につけるべき資質・能力)・学位授
与の方針
医学系研究科看護学専攻では、博士後期課程において以下に掲げる資質・能力を身につけた者
に博士(看護学)を授与します。
「超高齢看護学」を構築するための高水準で独創的な看護学研究を自立して実施し,看護の質
向上に貢献することによって,人々が豊かな人生を享受できる超高齢社会の実現に寄与すること
のできる教育研究者を養成します。

・目標としての学修成果(学修成果として身につく具体的な資質・能力の項目)
3 年以上在学し,所定の単位を取得し,かつ,研究指導を受けて博士論文を提出し,その審査
に合格することにより,博士(看護学)の学位を授与します。そのために,以下の学修成果を
求めます。

1.国内外の文献分析や保健・医療機関等でのフィールドワークをとおして,超高齢看護学の
構築に資する研究課題を展望できる。

2.フィールドのケア対象者や実践者,異分野の研究者等と連携・協働して超高齢看護学の理
論体系化に資する水準の研究を自立して企画・立案・遂行できる研究マネジメント能力が
培われている。

3.超高齢看護学としての学術的意義,新規性,創造性,応用的価値を有する博士論文を作成
できる。

4.博士論文の研究成果を国内外の看護系学会等で発表し,発信するために必要なプレゼンテ
ーション力,英語力が身についている。

5.博士後期課程修了後のキャリア・ビジョンとして,大学等の教育研究機関及び保健・医療
の現場で,看護学の教育・研究をリードしていくことを明確に描けている。

・DP と特に関わりが深い SDGs17 の目標(大学院課程を通じた資質・能力の修得が,社会におけ
る SDGs のゴール達成とどのように関わるか)

1.SDG「3. 全ての人に健康と福祉を」
看護学専攻博士後期課程修了者は,看護の対象者である全ての人が健康で豊かな人生を享
受できる超高齢社会の実現に寄与することのできる高度な知識を修得しており、医療・保健・福祉の分野でチームの要として活躍できる基盤を有しています。

2.SDG「4.質の高い教育をみんなに」
看護学専攻博士後期課程修了者は,看護実践・看護研究の経験に富んだ教員より指導を受
け、看護の実践者として、また自身が教導する立場に際して、適切かつ良質な指導・教育
ができる基盤を有しています。

3.SDG「12.つくる責任 つかう責任」
看護学専攻博士後期課程修了者は,研究内容を発展させた開発に際して、開発者またその
使用者として責任感を持ち、地球の環境と人間の健康を守れるよう行動する基盤を有して
います。

4.SDG「17.パートナーシップで目標を達成しよう」
看護学専攻博士後期課程修了者は,実践及び研究を通して保健・医療・福祉のあらゆる場
において必要な情報・連携を見極め、パートナーシップをすすめる基盤を有しています。

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