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文化科学研究科(博士課程(後期))日本文学研究専攻

 
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教育研究上の目的と3つの方針

日本文学研究専攻は、日本文学及びその周辺分野において深い専門知識を持ち、文化資源に基づいて国際的な基盤に立脚した高度な研究を行う研究者と、研究実績によって社会に貢献できる人材の育成を目的としています。

学部・研究科等ごとの目的

日本文学及びその周辺分野において深い専門知識を持ち、文化資源に基づいて国際的な基盤に立脚した高度な研究を行い、社会に貢献できる人材の育成を目的とします。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

【求める学生像】
1) 日本文学及びその周辺分野の研究に高い関心と強い意欲を有する人
2) 文化資源を活用しながら研究を進めることと、専門的な調査技術と総合的な分析力・知識・技能等を修得することに意欲のある人
3) 論理的な思考能力や文章表現力、独創的視点を有する人

【入学者選抜の基本的な考え方】
1) 第一次選抜(書類選考)においては、志望研究内容等、研究科が提出を求めた資料に基づいて選考を行います。
2) 第二次選抜(論文審査、面接)においては、修士論文等の実証性・論理性・独創性等、基礎的な研究能力を重視し、かつ、論文内容・専門知識・研究計画等に関する口頭試問を通じて、研究者としての適性を判断します。

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

日本文学研究専攻では、国文学研究資料館の文化資源を活用しながら、日本文学及びその周辺分野における深い専門知識と関連資料の調査技術・総合的な分析能力の修得を柱とする教育を行います。日本文学を中心に、分野に広く目配りした体系的なカリキュラムを編成し、高度な専門知識を有した研究者及び研究業績によって社会に貢献しうる人材を育成します。
カリキュラムは以下の4分野に分け、それぞれに授業科目を配置します。このうち共通科目では、専攻の全教員が担当するオムニバス形式の日本文学研究に関する基礎科目を必修とします。各授業の成績評価は、授業内での発表、レポートなどに基づいて行います。
・文学資源研究…文学の資源的基盤である書物及び周辺資料について、書写・出版・集積・交流などの文化史的観点から考察し、資料に表れた文化的特質を多様な観点から総合的に研究する。
・文学形成研究…文学を構成する個々の書物及び周辺資料が、いかに書かれ読まれたか、具体的な資料に即して考察し、文学作品形成及び享受の動態を研究する。
・文学環境研究…文化情報としての文学を成り立たせてきた制度・環境・コミュニティはどのようなものかという観点から、文学環境の実態を考察し、その特質を多角的・総合的に研究する。
・共通科目…文学を含む多様な文化資源を情報化して活用するために、書物及び周辺資料に即して分析し、新しい文化科学の基本構造を研究する。学生の研究課題の取り組みに応じた指導体制を築くため、学生1人につき主任指導教員1名、副指導教員2名を定め、多角的な観点からきめ細かい研究指導を行います。学位請求論文の執筆に向けて、毎年度定められた時期に学生から提出された研究計画書に基づき、指導教員は研究指導計画を定めます。毎年度に研究発表会を開催し、その時点での学生の研究成果に対し、指導教員以外からも意見を求めます。年度末に研究成果をまとめて提出された中間報告論文を審査して段階的に研究指導を進めます。国内外の研究動向の把握のために学会・研究集会への積極的な参加を学生に推奨するとともに、研究の進展に応じて、学会等での研究発表や学術雑誌への投稿を促します。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

日本文学研究専攻では、課程修了時に学生が身につけるべき能力として以下のものを定め、所定の在学年限において研究指導を受け、所定の単位を取得したうえで、博士論文審査及び試験に合格した学生についてはこの能力を身につけた者と認め、博士の学位を与えます。
1)日本文学及びその周辺分野における深い専門知識と高い分析能力並びに論理的な思考力と優れた表現能力。
2)文化資源を活用しつつ、国内外の研究動向を適切に把握して高度な研究を行う能力。
3)独創的な研究を展開してその成果を国内外に発信し、それを通して社会に貢献できる能力。