学部・研究科等ごとの目的
【教育目的】
大学院医学系研究科医学専攻(博士課程)は、国際的にリーダーシップを発揮できる基礎医学研究者と臨床研究医を養成することを目的としています。
即ち、光先端医学を中心に幅広い専門分野の授業科目を履修することを基礎に、基礎研究者を目指す学生には高度の専門的知識と技術を身につけ、独創的な先端研究を遂行できる能力を養成します。
また、臨床研究医を目指す学生には、臨床研究を更に推進することができるような研究マインドを持ち、臨床の現場で広く求められる応用力を養成します。
【教育目標】
1.研究者としての倫理と誠実な人間性を養う。
2.国際的な視野を持ち、豊かな知性と教養を身につける。
3.問題発見能力を身につける。
4.医学・医療に関する高度の専門的知識と技術に基づく問題解決能力を身につける。
5.学術論文の作成能力を身につける。
6.生涯にわたり自立して学問を探究する姿勢を養う。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
「優れた研究能力を持つ創造性豊かな医学研究者」と、「高度な研究能力を持ち、その成果を臨床現場で活かせる臨床医」を養成することを目的として、次のような人材を求めています。
●求める学生像
1.医学・医療に関する高度の専門知識・技術を身につけた優れた研究者及び研究成果を医療の現場で活かせる臨床医などを目指す人
2.自立して独創的な研究を行う能力を身につけ、生涯にわたり学問を探究しようとする人
3.高い倫理観と人間性を備え、医学の分野で指導的役割を果たす意欲を持つ人
4.国際的な視野、豊かな知性と教養を身につける意欲を持つ人
●入学者選抜の基本方針
「求める学生像」に沿った人材を選抜するために、4月入学の試験及び海外からの外国人留学生を受け入れる10月入学の試験を入学時期に合わせて実施しています。試験は、英語、専門英語の筆記試験、志望する専攻領域の口述試験、成績証明書及び志望理由書により学力や資質を総合的に評価し、合格者を決定します。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
大学院医学系研究科医学専攻(博士課程)が人材の育成を達成するために、国際的に高い水準を持ち、高度の専門的知識と技術を身につけた基礎医学研究者を養成するための「研究者コース」及び幅広い領域の学識を有し、臨床研究を更に推進することができるような高度専門医療者を養成するための「臨床研究者コース」を設け、以下のような教育課程を編成・実施し、学修成果を評価する。
【教育課程編成の考え方及び学習内容・学習方法】
1.生涯学習能力
多様な共通科目及び専門科目を開講し、最新の高度先進医療の医学知識・技能を修得するとともに、自己評価能力を身につけ、生涯に亘ってこれらを学習する習慣を育む。
2.態度
多様な共通科目及び専門科目を開講し、研究能力を育成するとともに、国内外の社会の様々な分野で中核的人材としてグローバルに活躍できる、豊かな人間性、コミュニケーション能力、情報収集能力及びプレゼンテーション能力をはじめとする情報発信能力を育成する。
3.研究心
専門のセミナー、実習を開講し、独創的な先端研究を推進する能力並びに臨床現場および医療行政職等でリーダーとなるための研究心を育成する。
4.国際性
英語で行われる講義及び国際的に高い水準の研究活動に接する場としてセミナーを開講し、国際性を育む。
5.地域貢献
「研究者コース」においては、専門分野に係る実験及び実習を通じ、地域貢献に資する研究者として医学・医療の発展に寄与できるような専門技能能力を、「臨床研究者コース」においては、専門分野の認定資格(専門医等)の取得に必要な診療活動を行う実習を開講し、専門分野の認定資格を取得できるような専門技能能力を育成する。
【学修成果の評価方法】
授業科目のシラバスにその科目の学修目標を記載し、科目ごとに設定した評価方法に基づき、公正で厳格な成績評価を行い、ディプロマ・ポリシーに示す知識と能力の達成度を評価する。