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経済学部

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

経済学部では、グローバル化が進んだ内外における多様な情報を広範に収集して、現代における経済や社会の諸問題に積極的に取り組んでいける人材の育成、すなわち、諸問題に対して、論理的・数理的・統計的に深く分析して解決策を発信し組織的に実行できる能力を養成することをめざしています。
そのために、まず、数学・情報処理・統計・外国語・コミュニケーション能力を涵養し、現代経済学の基礎を幅広く教育しています。その上で、グローバル経済・現代日本経済・金融貿易分析・経済数量分析・法と経済社会の5つの専門分野を設定して、経済学の高度な専門知識と応用能力を教育しています。経済の専門知識と共に、世界各国の多様な社会・経済・制度・歴史、および自然科学・先端技術について、バランスのとれた知識と見識を習得することをめざしており、長い目でみた学生のキャリアの形成を支援するための教育を、総合的、体系的に推進しています。
さらに経済学部では、一般プログラムに加えて次の3つのプログラムがあります。
①経済学をベースとしたデータサイエンス能力を身につける「DSEP(Data Science Education Program)」、
②法学・政治学をベースに現代社会で直面する課題を解決する能力を身につける「LBEEP(Lawcal Business Economics Education Program)(※)」、
③グローバル・ビジネスにおいて活躍できる高い英語運用能力を身に着ける「GBEEP(Global Business and Economics Education Program)」。
以上の内、①DSEPと②LBEEPでは、学部4年と大学院1年で学士号と修士号を取得できる5年一貫教育を選択することができ、③GBEEPでは、経営学を副専攻とすることができます。
※ Lawcal とは、地域(local)と法(law)を組み合わせた造語です。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

経済学部は、経済社会の重要な問題を把握し、明晰な分析能力を備えて、問題解決の方向を探究する力をもち、必要な情報にアクセスしてそれらを情報発信できる力をもった人材の育成を目指します。よって、次に示す人の入学を求めます。
1.経済・社会・歴史・制度・法律に深い関心をもち、世界経済を長期的に展望する能力を育み、国際社会が抱える問題の解決に取り組みたい人
2.市場システム・経済社会制度を学び、経済学的手法で経済社会の諸問題の解決に挑戦したい人
3.必要な情報に自分からアクセスして自己の思考で整理し、さらに自ら情報を発信する力を身に付けたい人

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

教育課程の編成方針
YNUの教育課程は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)の人材養成目標その他の教育理念・目標の実現とともに、卒業認定・学位授与の方針(Policy1ディプロマ・ポリシー)による4つの実践的「知」を身に付けさせるために必要な授業科目を開設して体系的に編成するものとする。
教育課程の編成に当たっては、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)に係る専門分野の知識を教授するとともに、幅広い知識・教養、実践的な思考力とコミュニケーション力を培い、高い倫理観と責任感を兼ね備えた創造性豊かな人間力を涵養するよう配慮するものとする。

教育課程の編成方法
YNUの教育課程は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)が開設する学部教育科目および全学教育科目とし、各授業科目を必修科目、選択科目および自由科目に分け、これを各年次に配当して編成するものとする。
学生が所属する学部、学科・課程を横断する体系的な教育課程プログラム(学士の学位を授与する学部横断教育課程プログラム)を置くことができる。また、学生が所属する学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)に係る分野以外の特定分野又は特定課題若しくは文理融合分野等に関する体系的な学修プログラム(副専攻プログラム)を置くことができる。
これらのほか、学生が卒業後自らの資質を向上させ、社会的・職業的自立を図るために必要な能力を、教育課程の内外を通じて培うことができるよう、組織間の有機的な連携により実施するものとする。この場合において、多くの留学生が集い協働し活躍するグローバルキャンパスの実現を目指すとともに、社会ニーズと地域社会を志向した教育活動の展開に配慮するものとする。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

YNUが卒業を認定し、学位を授与するために修得しておくべき学修成果(身に付けるべき資質・能力)として4つの実践的「知」を定める。

・学芸・諸科学に関する豊かな知的資産を学び、グローバル新時代に求められる幅広い専門性と多様な応用力を修得し、世界を舞台に挑戦できる知識・教養
・グローバルとローカルの視座から文理融合と分野横断を追求し、新たな「知」を創造して諸課題の解決に導く思考力
・外国の社会制度、文化、宗教、習慣などの多様性に対応できる国際的視点から共生社会の実現に貢献できる高いコミュニケーション力
・社会が直面する諸課題を解決する強い意志と責任感、普遍的な倫理観に基づく予測困難で変化の激しい時代を主体的に生き抜く人間力