学部・研究科等ごとの目的
人間の思想、歴史、言語、社会に対する真の理解を目指して、文献読解、資料分析、実験・調査といった基本的な方法論を身につけ、広く深い素養を獲得することを通じて、人類文化の継承と発展に寄与しうる人材を育成することを教育研究の目的とする。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
東京大学文学部は、学士号授与の方針に示された目標を学生が達成できるよう、以下の方針に基づき教育課程を体系的に編成・実施します。学生の個性と多様性を尊重することを基本としつつ、広範かつ体系的な学修の機会と、ひとりひとりの特性に沿ったきめ細かい指導とが与えられます。具体的には、①基本的な知識を体系的に獲得するための講義、②基礎的な研究手法を獲得するための実習、③資料・データを読み解きつつ学生と教員との議論から新しい発見や理解に導く演習、④設定した課題を実証的に解決する能力を身につける実践的訓練の場としての卒業論文指導など、様々な形態の授業が提供されます。さらに、⑤自己を相対化し人間の多様性を理解するための専門分野横断的講義を通じて、深い専門的な知識と幅広い学際的な視野の双方を、均整のとれた形で獲得するための機会が与えられます。学修成果の評価に当っては公正を旨とし、学生自らの課題発見と教育課程の改善に繋げます。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
東京大学文学部は、学部の「教育研究上の目的」に定める人材を養成するため、次に掲げる目標を達成した学生に学士の学位を授与します。
・ 人間の思想、歴史、言語、社会について広く学修し、それらについての深い素養を獲得した上で、自己を相対化し多様性を理解する能力を修得するとともに、自他を問わず、個を尊重する視点を身につけていること。
・ 同時に、身につけた素養と視点を基盤として、文献読解、資料分析、実験・調査といった実証的研究手法に依りながら、特定の課題について自らの考察と見解を論理的に提示する論考をまとめる訓練を通じて、人類文化の継承と発展、さらにその創造に寄与しうる能力を身につけていること。