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教育学研究科(専門職学位課程)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

教育学研究科では、2021年度から専門職学位課程(教職大学院)と修士課程を改組し、6コース制の教職大学院に一本化しました。詳細については、HPをご確認ください。

http://www.ppedu.ibaraki.ac.jp/

学部・研究科等ごとの目的

〇理論と実践の往還
教職大学院では、理論と実践を往還させながら高度な実践力を獲得することを目標にしています。そのため、学修は授業だけでなく実習を含みます。学部の教育実習とは異なり、コース間の学生が協働して取り組む「コース間融合実習」、コース別で専門性を深める「コース別実習」を用意し、多様なニーズに応えます。
いずれの実習も大学院での様々な授業で理論を学び、その理論をもって実習校や実習施設で実践します。そして、実習校や実習施設で行った実践を理論的な見地から捉え直し、さらに新たな視点を獲得するプロセスを経ます。

大学の授業と実習を往還させながら、高度な実践力を養成するようなカリキュラムになっています。

〇誰も置き去りにしない、すべての子どもの力を伸ばす教員の育成を目指します
カリキュラム・マネジメント能力を備えた高度な教育実践力を有した教員を養成するために、以下の3つの能力を身に付けます。

1.「子どもを深く理解できる力」
子どもの諸能力・技能を多面的に評価するとともに、子どもの願いや苦悩に寄り添い、またその背景にある環境にも目を配りながら、子どもの真の学習ニーズを理解できる力。
2.「広い視野」
社会の変化やニーズと子どもの実態を踏まえながら、同僚や様々な人と協働し、学際的・多面的な広い視野で教育上の課題を探求できる力。
3.「深い専門性」
子ども理解や広い視野に基づく教育上の課題と自分の専門分野を結び付けて、その課題解決のための方法をさらに深く追究できる力。

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入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

[入学者に求める能力・資質]
教育学研究科教育実践高度化専攻は、学校教育に関わる高度な専門性と実践力を有する人材の育成を目指すために、学部新卒学生については、教職に対して明確な志望動機を有し、同僚性を育み、学校内の多様な教育活動において活躍する意欲と能力のある即戦力としての人材を、現職教員については、ミドルリーダーあるいはスクールリーダーとして、学校や地域の教育活動をリードする意欲と能力のある人材を求める。
そのため、受験資格は以下の通りとする。

① 学校運営コース
 学校の教育活動や研究活動の中心となって活動し、校内研修会を組織し、まとめていく力、さらには地域の教育資源を活用する力、ミドルリーダーとして若手の教員を育てていく力、将来的には学校経営を担っていく力を有する教員養成を目的とする。
 そのために原則として10年以上の現職経験を有している者の中で、将来学校運営において指導的役割を担う意欲のある者

② 教育方法開発コース
 幅広い視野から育成すべき学力・授業像をとらえ、児童生徒の実態に即した授業の構想・展開を行うとともに、授業を省察し、授業改善を図る能力を育成するため、小学校教諭一種免許状又は中学校教諭一種免許状を有している者もしくは取得見込みの者。

③ 児童生徒支援コース
 児童生徒の教育的ニーズを把握し、指導方法や指導体制の工夫改善を行うことによって、個に応じた指導を充実する能力を育成するため、小学校教諭一種免許状又は中学校教諭一種免許状を有している者もしくは取得見込みの者。

④教科領域コース
深い教科専門性と教科の枠を超えた幅広い視野から、子どもの現状に適切に対応する教育内容研究で学校をリードできる実践力を育成するため、小学校教諭一種免許状、中学校教諭一種免許状又は高等学校教諭一種免許状を有している者もしくは取得見込みの者。

⑤特別支援教育コース
障害のある子に対するアセスメント能力とその実態に応じた教材開発力で特別支援教育をリードできる実践力を育成するため、特別支援学校一種免許状を有している者もしくは取得見込みの者。

⑥養護科学コース
養護の高度な専門性の追求と多職種連携を核としたチーム・アプローチに基づく学校マネジメントに主体的に参画する力を育成するため、①養護教諭一種免許状を有している者もしくは取得見込みの者、②養護教諭二種免許状を有し、教員経験3年以上を有する者、③養護教諭二種免許状及び保健師免許状を有する者もしくは取得見込みの者。

[入学者選抜において評価する能力・成果]
教育実践高度化専攻入学者選抜において、評価する知識、技能及び意欲は以下のとおりである。

1) それぞれのコースでの学修に必要な、学校運営、教育方法、児童生徒支援に関わる教育に関する知識、技能
2) 子どもたちに確かな学力を保証する高度な授業力、豊かな人間性を育成できる生徒指導・学級経営力を身に付けようとする意欲
3) 同僚性を育み、学校内の即戦力として多様な教育活動において活躍できる人材となろうとする意欲
4) 将来、ミドルリーダーあるいはスクールリーダーとして、学校や地域の教育活動をリードできる人材となろうとする意欲

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

 教育実践高度化専攻(専門職学位課程)では、以下の方針に従ってカリキュラムを構成する。

①共通科目としての5領域(「教育課程の編成及び実施に関する領域」「教科等の実践的な指導方法に関する領域」「生徒指導及び教育相談に関する領域」「学級経営及び学校経営に関する領域」「学校教育と教員の在り方に関する領域」)に加えて、「校内組織作りに関する領域」によって学校全体に貢献できる力を育成するとともに、各コース(学校運営、教育方法開発、児童生徒支援)の専門科目及び実習科目によって、教育者としての使命感と豊かな人間性を有し、子ども理解に基づく高度な専門性を有する実践力を身に付けさせる。

②教育課程の編成・実施に関する領域には、カリキュラム・マネジメント能力に関わる6コース共通の科目を設けるほか、教科等の実践的な指導方法に関する領域、生徒指導、教育相談に関する領域、学級経営、学校経営に関する領域、学校教育と教員の在り方に関する領域及び学校改善と校内研修に関する領域では三つの能力の基礎となる内容を備えたコース共通の科目を設ける。

③専門科目については、三つの能力を身に付けさせるために、コース別で学ぶ科目に加え、コース間を融合した科目を設定する。

④共通科目、専門科目ともに、講義と演習を有機的に組み合わせ、能動的な学修を行えるようにする。学修の成果は、授業中の発表、レポート、テスト等により適切に評価するとともに、実習においてその成果が発揮できるかどうかを評価する。

⑤実習科目においては、高度専門職業人としての知識、技能及び自立的に課題を発見し、解決できる実践力を身に付けさせるために、学校等の教育関連現場における実習と省察を重視し、各コースの専門性に応じた理論と実践の架橋・往還する力を身に付けさせる。

⑥単位の実質化を図り、各授業科目の到達目標及び明確な成績評価基準に基づく厳格な成績評価を行うとともに、学修成果の可視化に努め、教職員と学生の相互協力と点検により不断の教育改善を推進する。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

 教育学研究科教育実践高度化専攻は、倫理観・使命感を持ち、高度な専門性と教育者としての資質能力に優れた人間性を有し、変化の激しい教育現場において、誰も置き去りにしない、すべての子どもの力を伸ばす教員の育成をめざして、カリキュラム・マネジメント能力を備えた高度な教育実践力を有した教員を養成する。そのために、「こどもを深く理解できる力」、「広い視野」、「深い専門性」、の三つの能力を身に付けた者に修了を認定し、教職修士(専門職)の学位を授与する。

①「子どもを深く理解できる力」
子どもの諸能力・技能を多面的に評価するとともに、子どもの願いや苦悩に寄り添い、またその背景にある環境にも目を配りながら、子どもの真の学習ニーズを理解できる力。

②「広い視野」
社会の変化やニーズと子どもの実態を踏まえながら、同僚や様々な人と協働し、学際的・多面的な広い視野で教育上の課題を探求できる力。

③「深い専門性」
子ども理解や広い視野に基づく教育上の課題と自分の専門分野を結び付けて、その課題解決のための方法をさらに深く追究できる力。