学部・研究科等ごとの目的
有機材料分野の基礎から応用に至る知識を修得することのみならず、他分野との融合や境界領域での研究開発・実用化技術開発を推進できる人材、グローバルな視点から自分の考えを提案、更にはリーダーシップを発揮できる人材を育成することを教育の目的とし、有機材料分野及び他分野との融合領域で世界をリードできるような成果の創出を研究の目的としています。
〇有機材料システム専攻の目的
有機材料及びその周辺との融合分野に対して幅広い知識を持ち、研究開発をグローバルな視点から推進し、成果の有用性を世界に向けて発信できるような資質を身につけることを教育研究上の目的としています。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
有機材料システム研究科は、有機材料システム分野における学生の探究心に応え、能力を啓発し、自立さらには新分野を開拓できる人材を育成する理念のもと、基礎知識を展開して高度な専門課題にも問題解決能力を有する技術者・研究者・教育者の養成、さらに、人として高い倫理観を持った技術者・研究者・教育者の養成を目標としています。有機材料システム研究科では、有機材料の基礎から応用に至る知識を単に修得するのみならず、それらを核として他分野との連携により拡張される、より広範な有機材料システム分野を教育・研究の対象とします。
有機材料システム研究科の求める学生像は以下のとおりです。
博士後期課程
◆求める学生像
博士後期課程では、以下を持つ人材を口述試験により選抜します。
有機材料分野に関する知識を生かし、論理的な思考のもと、自然科学の探究や研究開発に 積極的に取り組む人
有機材料システム分野に関する地域や技術を通して広く社会に貢献したい人
社会の中での協調性を保ちながら、自ら考えて決断、実行できる人、他人への思いやりの心と高い倫理観を持つ人
専門分野以外に対しても深い関心をもち、広い応用力を有する人
グローバルな視野に立ち、世界で活躍する技術者・研究者・教育者を目指す人
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
山形大学大学院の教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に沿って、有機材料システム研究科では、以下の方針に従って教育を行います。
1 教育課程の編成・実施等
(1)有機材料システムに関する深い知識が得られるよう、基礎から先端分野に及ぶ専門科目を配置する。
(2)博士後期課程ではさらに、有機材料及びその周辺との融合分野に対してさらに幅広い知識を教授する専門科目を配置する。
2 教育方法
(1)有機材料が関わる学際領域や異なる研究領域に関する専門科目も開講するとともに、他研究科や他大学院で履修した科目も単位として認定する。
(2)博士後期課程ではさらに、リーダーシップを持ってグローバルな視点から研究開発を推進し、成果の有用性を世界に向けて発信できるような資質を身に付けるためのグローバル・実践科目を必修とする。
(3)修了時に到達すべき学習目標を学生が的確に設定し、達成できるように、各科目で習得される知識・能力を明示したシラバスを策定する。
3 教育評価
(1)到達度を確認できる明確な成績評価基準を策定し、これに基づいて厳格に成績を評価する。
(2)教育課程を組織的に評価し、常に改善を続ける。
(3)学生及び外部からの評価を真摯に受け止め、改善の原動力とする。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
山形大学大学院の修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)のもと、有機材料システム研究科では、以下のような知識・態度・能力を獲得した学生に「博士」の学位を授与します。
1 高度な専門職従事者としての知識と技能
(1)有機材料システム分野における研究能力と高度な専門性に支えられた論理的な思考力及び記述力を備えている。
(2)博士後期課程ではさらに、有機材料システム分野における豊かな学識を有しており、研究者として自立できる能力を身に付けている。
(3)世界に通用する高度に専門的な研究・教育に従事するために必要な研究能力を有している。
2 課題解決能力・新領域の開拓能力
(1)高いコミュニケーション能力を有し、情報をグローバルに発信できる。
(2)博士後期課程ではさらに、国際的視野に立って自ら研究リーダーとして技術・学術の発展を牽引し、社会に貢献できる素養を有している。