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国際食資源学院(博士課程(後期))

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

本学院は,国内外の食資源学に関する学際的かつ先端的な文理融合型の教育研究を通じて,幅広い知識と思考力,リーダーシップと諸課題を俯瞰的にとらえながら解決する能力を有し,もって人類社会の発展に寄与する中核的人材の育成を目的とします。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

本学の4 つの基本理念「フロンティア精神,国際性の涵養,全人教育,実学の重視」の下で,本学院では以下のような動機と資質,目標を有する入学志望者を求める。

○入学動機
 修士で培った洞察力と俯瞰力を持って先端研究に取り組みたい
 国内外の現場で自ら問題発見しこれと主体的に取り組みたい
 国内外の教員の指導を受けながら,自らが問題解決に当たりたい
 研究成果を論文化するだけでなく現場に応用したい
 研究成果を実践する際には自らリーダーシップを発揮したい

○入学志望者に求める資質
 地球規模の広い視野と地域社会への深い関心がある
 食水土資源の問題群に取り組む十分な知識背景と,基礎的なコミュニケーション力・英語力がある
 国内外の食資源現場に滞在し,自ら問題発見する力がある
 研究成果を地域の問題解決へ還元する力がある
 地域社会や国際社会でチームワークをリードできる力がある

○入学時の目標
論文を書くだけの研究者ではなく,研究成果に基づいて新たな企画提案を自ら構築し,それをもとに現地での実践活動においても食資源の専門家として遺憾なく能力を発揮できる人材を目指す。すなわち,修士課程より更に進んだ問題発見力を文理融合教育で培い,これに加えて世界を俯瞰できる国際性を備え,何が最も必要かを見抜ける卓越した力を求める。次いで,修士課程で取得した様々な問題解決力を研ぎ澄まし,自ら発見した問題に最適の答えを得ることのできる道筋を見通す能力を一層高める。そして,これらを広い世界の知性と議論できるコミュニケーション能力と問題提案力を備え,しかしそれだけではなく,究極的には自らの研究成果を地域や現場で実際に組み込んで,チームを率いて問題解決する実践力を具備することを目指す。
本学院の入学志願者には,したがって,世界の食資源問題に対する広範な関心を有しつつ,幅広くかつ専門的に研究に取り組んでいることが期待される。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

本学院では,現代の世界情勢・経済,歴史,民族や思想を踏まえた食資源問題の解決ができるよう,国内外の科学技術者と民間企業や国内外の行政機関など様々な専門分野の実務家により,単なる教養としてではなく問題発見のための洞察力と俯瞰力を養う教育を実施する。
「ワンダーフォーゲル実習Ⅵ」により,最先端研究の現場や食資源問題の現場に滞在させ,自らの力で問題を発見し,食・水・土の研究を生産領域・環境領域・社会領域の観点から包括的に統合する力を養成しつつ,問題解決方法を教員とともに現場で考える“Problem-Based Learning”を実施する。
外国人教員を加えたマンツーマン教育によって作成した世界レベルの研究成果を単なる博士論文とするだけでなく,流通・政策・貿易・食文化などの実際問題の解決のため企画提案を行い,その実践にあたっては主体的にチームリーダーとして取り組めるような実務家としても通用するよう教育する。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

本学院では,カリキュラム・ポリシーに掲げた教育目標に対応する人材を養成し,次の能力を持つと認められる者に対し,博士の学位を授与する。
・行動力:自ら発見した課題に取り組むため,研究現場の様々な困難を克服できる
・問題発見力:文理融合を基礎にして,俯瞰的に問題の核心を発見できる
・課題解決力:これまで学んだ食・水・土資源の知識を生産領域・環境領域・社会領域の観点から包括的に統合して,独自の課題解決方法を提案できる
・企画提案力:課題を研究成果により解決するため,具体的な技術及び政策を提案できる
・牽引力:提案した企画を現場で実践するためのリーダーシップを発揮する人間力を身に付けている