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応用情報科学研究科(博士前期課程)

 
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学部・研究科等の特色等

学部・研究科等の特色等

★情報科学技術の「知の教育研究拠点」として未来を担う高度専門家を育成します。

●教育理念
 私達を取り巻く社会インフラが、構造物を拡充する社会的ハードウェアから、日常生活の質的向上を目指す社会的ソフトウェアへと急速に方向転換しつつある今日、情報科学技術は、産業向けの工学的技術だけではなく、生活環境を変革する社会的技術でもあります。本研究科では、インターンシップをはじめ、医産官学連携による共同研究やフィールドワークを積極的に採り入れた実学重視の教育研究体制を整え、社会で役立つ実践的な人材を輩出しています。そして、情報科学技術の社会応用に関する「知」の教育研究拠点を形成し、地域社会の発展に貢献していきます。

■研究科長メッセージ
 本研究科は、情報科学技術の社会応用の広がりと社会的な影響の拡大への対応の必要性に鑑み、平成16年4月に3つの旧県立大学の統合を機に設置され、政策経営情報科学コースおよびヘルスケア情報科学コースの2つのコースからなる学部を持たない独立の情報系大学院としてスタートしました、最初にこの両コースに的を絞ったのは、社会的ニーズが高く、かつ情報科学技術の活用が社会的に要請されている重要な領域として、政策、行政、経済、経営、環境(政策経営情報科学コース)および医療、福祉、看護、介護、健康(ヘルスケア情報科学コース)が考えられたからです。
 そして、最近の情報科学の進展は著しいことから、その応用面の拡大などを考慮し、新しい時代におけるニーズへのさらなる対応力の強化をはかるべく、平成23年4月から上述の2つのコースに加え、新たに高信頼情報科学コースを設置しました。この新コースでは、情報セキュリティやリスクアセスメントなどの基盤技術に加え、企業や医療などの実際の社会情報システムにおける安全性・信頼性の実現のため、実地に即した教育研究を行っています。また、情報セキュリティに関しては、この分野で世界的に評価の高いアメリカのカーネギーメロン大学(CMU)との連携に基づくダブルディグリー・プログラムを設け、2年間で2つの大学の修士号の取得を可能としました。
 ところで、本研究科の目指している社会への情報科学技術の応用という学問分野は、まだ十分に成熟するには至っておらず、また学際的であることから、課題探求型の教育研究体制が望まれます。このため、学生個々の能力と適性にマッチしたインターンシップやフィールドワークを活用したマンツ-マン指導体制を整え、学生の実践能力を養成するカリキュラムを作成し、よりよい教育研究の場の提供に全力をあげています。こうした教育研究方針は、長期インターンシップの実施などを通じて、文部科学省や関連企業からも高い評価を受け、所期の教育研究目標の達成に向けて大いなる前進を遂げることができました。
 また、平成18年4月からの博士後期課程の設置に伴い、より高度の医産官学連携型の共同研究を行う場の形成が一段と進み、新しい研究シーズの発掘のみならず、生活環境の質的向上に資するソリューション創出のポテンシャルの増大がはかられています。こうした連携型の共同研究は、上述の3コース化とともに本研究科に開設された社会応用情報科学研究センターの支援のもとに、さらなる推進がなされようとしています。
 本研究科は平成23年春、神戸ポートアイランドキャンパスに移転しました。すぐ隣には、世界最速のスーパーコンピュータ「京」を擁する理化学研究所計算科学研究機構があるほか、近くに神戸大学統合研究拠点や甲南大学ポートアイランドキャンパスが位置し、新たな学術研究ゾーンが形成されつつあります。
現在、情報科学研究科において学生募集を実施しています。大学院への進学を検討、希望する方は情報科学研究科のHPを参照してください。

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■応用情報科学研究科(応用情報科学専攻)の概要

◆政策経営情報科学コース(政策情報学領域、経営情報学領域)
・ 電子政府や電子自治体を目指した、政策立案や政策評価のための情報システムの開発
・ 経営戦略としての電子商取引、顧客管理、ナレッジマネジメント、データマイニングの技術開発
・ 企業の業務効率向上を支援するための地理情報システムをベースとする情報システムの構築と運用
・ 森林資源や自然環境にかかわる情報分析やシミュレーションのための新しい手法の開発

◆ヘルスケア情報科学コース(医療福祉情報学領域、看護情報学領域)
・ 診療業務、病院管理、看護業務などの高機能化のための情報システムの構築と効果的運用
・ 保健・医療・福祉情報の高度データベース化とその効率的なネットワーク運用およびサービスの質的向上
・ 電子カルテ、医用画像処理、ヘルスケア・データマイニングにかかわる情報科学技術の研究開発
・ 少子高齢化社会に対応できる遠隔医療や在宅ケアを支援する情報システムの開発と効果的運用
・ 生体、脳、遺伝子などの機能にかかわる情報科学技術の研究開発

◆高信頼情報科学コース
・ 高信頼なICT社会の実現に向けた情報セキュリティとクオリティ・オブ・ライフの両面からのシステム開発
・ 社会の確かな情報セキュリティを支える効果的手法、社会的技術、リスクマネジメントなどの研究
・ Webサービス、ユビキタスシステム、クラウドコンピューティングなどの高度情報科学技術の実用化研究
・ 情報システムとその環境の質的向上を目指す知識処理、知能化技術、知能システムなどの研究開発

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