学部・研究科等の特色等
●教育発達学科
子どもの現代的な問題に対応できる小学校教諭、幼稚園教諭、保育士を目指して
教育発達学科は、"子どもの発達の危機に対処する科学"としての専門教育・研究を特色とし、小学校教育コースと保育幼児教育コースを設けています。他の教育・保育系大学・学部にはない特徴としては、中規模総合大学である愛知県立大学の強みを活かしたカリキュラムを用意しています。そこでは小学校、幼稚園や保育所の先生として求められる基本的な技術の獲得に加え、他学部・他学科の授業も取りながら福祉の視点や国際的な感覚を備えた教員・保育士の養成を目指しています。
●社会福祉学科
社会と人間を理解する分析力・コミュニケーション力・課題を解決に導く実践力
社会福祉学は、人文科学や社会科学などを基盤とした総合科学です。そこで、本学の社会福祉学科では、社会や人間を理解するための基礎的な理論や実践として社会学、心理学などを学び、それらを基盤として体系的に社会福祉学を学べるようにしています。
社会福祉の課題は、虐待されている子ども、低所得の高齢者、常時介助を必要とする障害者のみならず、不安定雇用の外国籍住民、ひきこもりの若者、介護のために離職を余儀なくされた中高年などへの支援と、近年、多様化しています。このように多様化する課題を解決に導くスペシャリストとなるために、対人援助から政策立案や活動実践までに必要な、ソーシャルワークの理論と方法を学んでいきます。
私たちは、福祉サービスの利用者が、その有する個性や能力に応じて尊厳を持った自立生活を営めるように、綜合的かつ包括的に援助できる人材や、地域の福祉課題の把握や社会資源の調整・開発など、地域福祉の増進に働きかけられる人材の育成を目指しています。