学部・研究科等の特色等
本学では、教育の特色として2点のことが挙げられます。
1点目は、大学で看護を学ぶ上で必要な学習目標を明確にするために、看護キャリアゼミⅠ・Ⅱを一般教養科目に配置しています。看護キャリアゼミⅠでは大学で学ぶことの意味を理解します。また、学習している内容と看護専門職の果たす役割との関連性を明らかにします。少人数のゼミ方式を通して、学生が学ぶ目的をもって学習できる環境を提供します。看護キャリアゼミⅡでは、将来のキャリア開発の道程と自己を活かすためのキャリア・デザインを形成していくために必要な学習の機会を提供します。
2点目は、地域のニーズに応えた応用看護科目の設定です。本学では、わが国における現代の医療制度、人口構成、世界環境などを鑑み、地方都市の拠点として住民のニーズに応えることを目指しています。そこで、領域別の看護学科目のほかに、3つの応用看護分野から学生の関心の高い分野を選択し、学習を深め、将来のキャリア開発に役立てられるような学習機会を提供します。
応用看護分野とは、災害時の救急などに備えた救急・災害看護学、在宅での治療継続などを支える在宅看護学、住民の健康づくりを支援する地域看護学の3つです。地域看護学を選択した学生は、卒業時に保健師国家試験受験資格を得ることができます。