学部・研究科等の特色等
<物質システム科学専攻>
基礎科学から生れた知識・科学技術は現在ではナノ科学として開花し、生命現象を解き明かす計測原理や情報解析原理のイノベーションを創出しています。大学院博士前期課程では、生命システムの構造と機能をナノレベルで理解するために、“創製・計測・評価”を主体とした「計測科学」および“計算・情報・予測”を主体とした「知識科学」に基づいた高度専門教育及び実践教育を行います。そして先端的研究開発を担って行ける、実験科学と計算科学にバランスのとれた人材を育成します。また、従来と比べて幅広い専門教育を目指した科目構成を特徴とします。
<生命環境システム科学専攻>
生命の基本設計図であるゲノムを基盤として、多様な生命現象を生体物質の構造と機能から理解する教育を行います。基礎的理論を理解すると共に、先端的技術を習得できる教育を行います。また知識・手法を融合的な生命システム科学として統合した教育を進めます。ミクロからマクロにおよぶ地球規模の幅広い生命科学に対応できる人材の育成をめざします。また、基本原理を積極的に社会に応用できる人材を輩出するために、科学行政論・知的財産論などの教育を行い、技術応用や起業化への実際の展開を教育します。