学部・研究科等の特色等
職場で働きながら大学で学びたい。生涯勉強していけるものを探したい。法学部夜間主コースは、そのような希望を持つ社会人の方々が学ぶ場所です。
法学部では、大学で学ぶ意欲を持ちながら、経済的理由で働くことを余儀なくされた人に高等教育の機会を提供するために、これまで第二部法学科を設置してきました。しかし、勤労学生(フルタイム)の比率の低下や、勤務時間帯・形態の多様化といった現象がみられるようになり、これに対応し、より柔軟に学習時間・履修内容・方法を学生が選択できるよう、夜間主コースへの改組が行われたのです。
夜間主コースは、大学における履修形態の一つの方式として「主として夜間において授業を行うコース」のことです。夜間の授業のみならず、一定の単位を限度として昼間のクラスにも参加することが可能です。修業年限は従来の第二部制度(5年)と異なり4年ですが、職業上の理由などをもつ学生を対象に、5年間の長期履修制度も設けられています。夜間主コースでは多くの授業が少人数で行われるため、個々の学生の関心や問題意識によりきめ細やかに対応した授業が提供されます。さらに、時間的制約のある学生の履修の便宜を考え、放送大学との単位互換制度が設けられています。これにより、履修できる科目が豊富になっただけではなく、従来であれば転勤等のためにわずかな単位を残して卒業を断念していたような場合にも、卒業への道が開かれるようになっています。