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保健学研究科(博士課程(後期))

 
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学部・研究科等の特色等

学部・研究科等の特色等

《パブリックヘルス領域の設置》
当研究科には、看護学領域、病態解析学領域、リハビリテーション科学領域の3つの学問分野とともに、パブリックヘルス領域を設置している。本領域は、地域社会を基盤とした医療・保健システムを開発、実践しかつ健康課題の解明に取り組み、また、国際的観点から緊急に対応しなければならない医療や保健に関わる諸問題やその要因を研究する、多職種からなる融合領域である。グローバルな視点で総合保健医療が実践できる日本・アジア双方向型高度医療専門職、国際社会の多様な問題を克服できる医療・保健・公衆衛生・感染症を専門とするグローバルリーダーを養成し、国内外の健康課題を探求する保健学実践研究拠点となることを目指している。

《英語コース(ICHS)の設置》
博士前期・後期過程の大学院生を対象に、英語コース(International Course for Health Sciences: ICHS)を開講している。本コースでは、修士の学位を英語のみで習得でき、専任教員による英語講義に加え、ネイティブ教員による通年の講義、また、夏季には東南アジアを中心とした諸外国からの講師によるSummer Educational Programを開講している。本コースの受講を通して、保健活動を展開するためのコミュニケーション能力や異文化理解能力を身に付け、海外における社会・経済状態や生活様式に適合した保健実践専門職者の養成を目指している。

《看護学領域における家族支援専門看護師コースの設置》
看護学領域は、生活支援開発看護学分野、家族看護学分野、母性看護学・助産学分野、実践看護学分野、療養支援看護学分野に分類されるが、そのうち家族看護学分野にCertified Nurse Specialist(CNS)課程が平成20年度から設けられている。同課程は家族看護のスペシャリストの養成コースであり、わが国では6校{高知県立大学大学院、東海大学大学院、 愛知県立大学大学院、 神戸大学大学院、 大阪公立大学大学院、筑波大学大学院(74校中)}のみが認定されている。CNSは、看護職の中では最上位の新しい資格で、看護界の将来を背負う役割が期待されている。本コースでは、研究から得たエビデンスや理論に基づいた家族支援が実践でき、また、International Family Nursing Association、Transcultural Nursing Society、International Association for Human Caringへの参加などにより、国際的な視野で家族看護学研究に取り組むことを方針としている.国際化に対応できる英語でのコミュニケーション能力の育成と幅広い国際的な文化理解を深めることを目的として、一部の科目においてティーチング・ランゲージが英語の講義、海外の家族看護学研究者による講義などを実施し、国際的に活躍できる高度専門職業人の輩出を目指している。