学部・研究科等の特色等
国際感染症学院では、これまで獣医学研究科と人獣共通感染症リサーチセンターが中心となって取り組んできた博士課程教育リーディングプログラムをさらに発展・強化させ、感染症学領域および獣医学領域における大学院教育のさらなる国際化・学際化を図ることを目指しています。そのため国際感染症学院では、人獣共通感染症リサーチセンター、獣医学研究院、および医学研究院等の教員が参画することにより、それぞれの専門を活かした分野横断的な教育体制を構築し、世界30カ国以上の共同研究ネットワークを活用して、「感染症プロフェッショナル」の養成を目指して、社会的に問題となっている感染症の制御を主導できる人材を養成します。
北海道大学は平成30年度文部科学省卓越大学院プログラム( WISE Program(Doctoral Program for World-leading Innovative & Smart Education))「One Health フロンティア卓越大学院」に採択されました。本プログラムでは,感染症・化学物質・動物科学に関する教育研究リソースを活用し,先端的な研究を推進します。信頼できるカウンターパートを有するグローバルネットワークを活用した国際共同・調査研究,WHO,JICAなどの国際行政・協力機関との連携,企業との連携による開発研究など,One Health に関連する多くの経験を大学院生に積ませることを通じて,疾病制御・予防の理念を明確にもち,バランス感覚に優れた国際性と俯瞰力を備え,One Health に係る諸問題を解決できる専門家を育成します。
詳細は,下記HPをご覧ください。
https://onehealth.vetmed.hokudai.ac.jp/
私たちは,大学院獣医学研究科を平成29年度から獣医学院と国際感染症学院とに改組し,より進化・深化した教育を提供しています。国際感染症学院では,学際的・国際的な教育・研究環境のもと,世界30カ国以上の共同研究ネットワークを活用して感染症克服の専門家を育成する大学院教育を実施します。教育と研究指導には,獣医学,医学,薬学,理学,情報科学などを基盤とする人獣共通感染症リサーチセンターの研究者,獣医学研究院の感染症系教室教員,ならびに医学研究院の教員があたっています。